祖母が存命のうちに完結してほしいです
お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。
11〜20巻
ますます面白くなってきた。特にマヤの一人芝居と速水真澄さんのかっこよさに夢中です。泥まんじゅうを食べるシーンなんか気迫がすごかったです。
姫川亜弓さんとダブルキャストでヘレン・ケラーを演じた対決で見事に勝利したマヤはアカデミー助演女優賞を受賞します。それにより大河ドラマに出演する程の人気者になるのですが、新人女優とその事務所に騙されてスキャンダルに巻き込まれ芸能界から追放されてしまいます。しかし、マヤを窮地に追い込んだ犯人に亜弓さんが同じ舞台に出ての圧倒的な演技力を見せつけて仕返しする展開もあり、亜弓さんはただのライバルじゃなくてもう一人の主役なんだと胸が熱くなりました。速水さんのせいでマヤのお母さんが亡くなったりもするんですが、速水さんもマヤのことが好きだと(ようやく)自覚してからキュンキュンするシーンが増えてきてたまらんです。芸能界から去らなければならなくなったマヤですが演劇に対する情熱はさらに燃え上がり、高校の文化祭での一人芝居から再スタートします。しかし更に演技に磨きがかかった亜弓さんがアカデミー芸術大賞を受賞し、その受賞式で月影先生が「紅天女の後継者は姫川亜弓さんに決めたいと思います」と宣言します。しかし、もう一人の候補者マヤも2年以内に同じ賞もしくはそれに匹敵する賞を受賞した場合は再チャンスが与えられることになりました…。
第1話ではまだ中学生だったマヤも高校を卒業し、ますます演技に磨きがかかって面白くなっていく分、この物語がまだ完結していないなんて…という気持ちが少しづつ分かり始めてきました。