あらすじヘレン役のマヤの演技は、相手役の大女優・姫川歌子を本気にさせ、二人の演技は本物の呼吸が通じ合い、不思議な連帯感が生まれつつあった。三重苦のヘレンに言葉を教えようとするサリバンとの闘いは、マヤと姫川との闘いでもあった。典型的なヘレンを演じた亜弓と、型破りなマヤは大評判となり、マヤと亜弓はアカデミー芸術祭演劇部門・助演女優賞候補に…。
お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。