なきのりゅう
あらすじ
鳴くと必ず和了る男がいる。男の名は竜。鳴くことで運を引き寄せ、勝負に勝つ。そんな竜の強運を手に入れようとする男たちがいた。桜道会―― 関東一円に勢力を持つ東日本最大の広域暴力団。その一翼を担う甲斐組組長・甲斐正三もその一人だった。抗争が激しさを増すなか、甲斐は竜の強運を自分のものにしようとするが…!? 竜を手に入れようとする男たちの熾烈な戦いの幕が、ここに切って落とされる…!! ※こちらの作品は、以前配信しておりました『哭きの竜』の新装版です。重複購入にご注意ください。
すもーきんぐ
あらすじ
『D・B・S ダーティー・ビジネス・シークレット』の岩城宏士、壮絶アウトロー劇場、激序幕ッ!!! 煙屋と呼ばれし奇癖の殺し屋、見参。この世に蔓延る悪党様を討伐いたしますー!!!!!
どんけつがいでん
あらすじ
月輪会弧月組の若頭を務める沈着冷静な男・金田の過去とは…? そして猛者チャカシンに芽生えた淡い恋!? あらくれ者ロケマサとその周りの任侠男達のオムニバス的サブストーリー!
どんけつだいにしょう
あらすじ
月輪、月暈、はぐれ者…三つ巴の戦いから3年。「いろんなヤツ」に姿を変えた悪が街をさまよう中、月輪組の活動にも少しずつ変化が訪れる! 次代の「漢」の在り方を求め、ロケマサ達が動き出す…! 大ヒット任侠コミック第2部開始!
るーざーず
あらすじ
元ボクサーの志水哲太は、不本意な引退後、抜け殻のような生活を送っていた。だがある日、関西最大の暴力団・閻魔会会長の遺子である轟魔理雄・塁時兄弟との出会いにより、その運命は大きく動き出す…! 「GOLD」「サムライソルジャー」「元ヤン」に続く、山本隆一郎入魂の壮絶アウトロー伝、ここに開幕!!
はすりんぼーい
あらすじ
新感覚アウトロー! 裏社会をサバイブせよ。欲望あふれる副都心・池袋―― ここには、犯罪をナリワイとする魑魅魍魎がうごめく裏社会が存在する。彼ら裏の住人に必要不可欠の<非合法(ハスリン)ツール>を扱うのが、「道具屋」だ。奨学金という借金を背負ったタモツは、社会人になる前の完済を目指して、学生でありながら、このアブない仕事で金を稼ぐ…! 次々と降りかかる窮地を切り抜けるのは、ただ一つ“己の才覚”のみ。ギリギリとヒリヒリの狭間を、頭と機転と言葉で乗り越えろ!! 『東京闇虫』シリーズ本田優貴×『闇のハローワーク』草下シンヤ 最強タッグによる<リアル裏社会>の“新感覚アウトロー成長譚”誕生!!
あらすじ
ウラガエリと呼ばれる変死体。それは巷でまことしやかに囁かれる都市伝説……あるものは伝染病と訴え、あるものはアジアンマフィアによる臓器売買のなれの果ての姿と語る……しかし、その真相は、あるひとりの少女だけが知っていた。謎のメールにより集められた複数の麻薬売(バイニン)たちが闇のクラブで血に染まる!ナカタニD.初のバイオパニックホラー!!
なにわにんきょうどう
あらすじ
異色の極道ショートついに刊行! 組を率い渡世に生きる一人の男…姓は天変地異、名は武男。その義侠心溢れたり溢れなかったりする日々を描く唯一無二の劇画ギャグ! 舎弟・ヤスや敵対組織の刺客達など斜め上の個性を持つ面々による波乱のドラマが、笑いのツボをゆるく直撃ッ!
でかにあらず
あらすじ
史上最も性格の悪い刑事登場! “この男、刑事にして刑事に非ず”―― 東京・新宿。ヤクザは形骸化し、警察には隠蔽体質が蔓延っていた。新宿中央警察署の花田は一見お調子者の刑事。先輩・三木元とともにある強姦事件の捜査に乗り出すが、容疑者・一乗寺に否認される。一方、暴力団・万青会の若頭・鉄路は薬物絡みで揉め、一乗寺の事務所に乗り込んでいた。一見バラバラな事件、しかし背後では花田と鉄路には繋がりが……!? 警察とヤクザ。決して志を共にすることのない筈の彼らが貫こうとするルール無用の“正義”とは―― 「いやー、バカが減るとメシが美味い!」「あいつは、刑事じゃない“何か”だ――」 史上最も性格の悪い刑事・花田による、痛快ピカレスク・ロマン開幕!!
じーめん
あらすじ
彼女出来る率120%。奇跡のモテモテ男子高に転校してきた門松勝太! だが、勝太のクラスは最下層G組で…!? ヤンキー&キモオタ共と初カノGETに向け突っ走る!!
ぴんさろすないぱー
あらすじ
昼はOL、夜はピンサロ嬢、そして第三の顔は…… 美しき夜の狩人<凄腕ピンサロスナイパー>が都会の悪を狙撃する!!! コードネーム<階堂ユキ>……その女は最高にミステリアス!! 最強にデンジャラスッ!! 街を泣かせる極悪非道な輩を今宵も華麗に撃ち抜く!!! エロスあり! スリルあり!! 大興奮のアクションあり!!! 圧倒的筆致で描破する本格派ハードボイルド女豹活劇!!!
ぎゃんぐすたこーすけ
あらすじ
マフィアにチンピラに売春婦に汚職警官が巣食う悪党だらけの街・エルガストルム。そんな最悪の犯罪都市で、誰も関わり合いたくない汚れ仕事を引き受ける便利屋を営むニックとウォリック。ある日、馴染みの警官から有力マフィアの縄張りを荒らす新興売春グループの殲滅を依頼されるが……。ワイルドでセクシャルでジャンクな男たちがキレまくって撃ちまくる!!新ジャンル、マフィアンファンタジーがスタート!!!
かせんじょうのはてるま
あらすじ
君の風穴を開けろ!「バンビ~ノ!」の豪腕作家が閉塞した日本に撃ち込む、破格のネオ・アクション・エンターテインメント…開幕!失態を犯し、警察官を辞職した孤独な青年・梶恭司。人を守れなかった悔恨に苛まれ、逃れるようにやってきたLA……偶然出逢った謎の日本人青年・波照間猛に「ここはお前のような羊の来る場所じゃない」と一蹴される。やがて、事件が起きる。その事件が、梶と波照間を結びつける大きな転機となっていく。その事件とは?そして謎多き波照間の正体は?世界を駆け巡る大いなる冒険譚が始まろうとしていた……!
しふくのぼうたいれしぴ
あらすじ
渋谷のスナック「雨音」ウェイター兼料理人の蘇我スギオ。ほおに傷を持つ24歳は壊滅した暴力団、溝仁会の会構成員だったのだが人を動かすのは暴力ではなく料理だという事に気づき、料理で人を笑顔にする道を選択したのだ。しかし彼の元にはトラブルが舞いこみがちで、そのトラブルを特異な料理知識で撃退するのだが、そのトラブルの裏側には「ある人」の影がちらついて──。西条真二が作り出した「料理バイオレンス」!!
あほうどりのうた
あらすじ
父親の借金“2億円”返済のため極道の世界へと身を投じた竹虎一吹。ある日、一吹が属する“紫童会”のもとに日本の影の首領・大統寺天命から1通のファックスが送られてきた!! その中身は“極道娯流歩選手権”への招待状!! 巨大カジノ建設の莫大な利権を賭けたゴルフ大会に運とゴルフの腕前を買われ、一吹が出場することに!!
しんじゅくせぶん
あらすじ
新宿歌舞伎町――。東洋一の歓楽街と呼ばれるこの街に、誰もが一目置く男がいた。ヤクザでも、愚連隊でも、刑事でも、社長でもない一般人。だが街の誰もが認め恐れる、歌舞伎町の“顔”。その男の職業とは何と…!? 「カブキの不動」のコンビが放つ、新たな歌舞伎町伝説が開幕!!
あおねこについて
あらすじ
大東亜戦争終戦直後… すべての秩序が崩壊し、無法地帯と化した闇市に、誰とも知れぬ仇を求めてやくざ者を斬り続ける少女の姿があった… 刺客・青猫… その姿が現れるところ、血と臓物の雨が降り、出会う者は皆、地獄への坂道を転がり落ちてゆく… 彼女の行き着く先は、救済か!? 破滅か!? 『二十面相の娘』の小原愼司が新境地に挑戦する超ハードボイルドバイオレンス!!
どるふぃん
あらすじ
時は1980年代、横浜に「日本最強」と謳われた暴走族があった。この物語は、「悪魔のドルフィン」と畏れられチームを束ねた一人の男とその仲間によって築かれた「伝説」の記録である。横浜リアル暴走族浪漫、爆誕!!
すもーきんぐさべーじ
あらすじ
社会のはみ出し者ホームレスたちが噂する裏社会の殺し屋スモーキング…元ヤクザの九条はホームレスになり、スモーキングの存在を追うが!? 社会の吹き溜まりで這い上がろうとする男たちは皆スモーキングに命を預ける…同害報復ストーリー!
くらいんぐふりーまん
あらすじ
新進気鋭の陶芸作家、火野村窯は、ふとしたことからチャイニーズマフィアに目をつけられ、殺し屋として教育を受けさせられる。窯は戸惑いながらも、殺し屋の才能を開花させてゆく・・・
じょしゅうれいへいのなかのさつりくげーむ
あらすじ
「悪くない奴以外は………… みんな死ぬ。」某女子刑務所。女囚霊が棲むと囁かれる独房に入れられた受刑者の多くが、なぜか謎の急死を遂げる。しかし問題は… 「生き残ってしまった」場合なのだ。彼女たちは、片腕が異常に伸び、そして同房の受刑者達に対して…? 衝撃のホラー作、ついに単行本化。
麻雀を打つ人はきっと「哭きの竜」という名前ぐらいは聞いたことあるでしょう。 麻雀打ちにとって神のような無敵の麻雀打ちの代名詞のようなものです。 でも意外と読んだことある人は多くないのかも? 著者の能條純一先生は今現在は「昭和天皇物語」を描いておられますが、「月下の棋士」も超有名な作品です。絵柄や間の使い方が独特で、読者を魅了する作品を残しています。 本作の主人公は「哭きの竜」と呼ばれる雀ゴロ。 竜自身はめちゃくちゃ口数が少なく、たまに喋ったと思うとヤクザの親分達相手にも怯まずズバッとコケにしちゃうという恐れ知らずにも程がある性分。 ただ、ヤクザの親分になる器が私にはないのだと思うのですが、親分さん達には「神のヒキ」と言わんばかりの竜の持つ「強運」が魅力的に映るようで、テッペンを目指す親分がたは、こぞって竜の強運を欲しがります。 しかし彼らに対して竜は 「あンた、背中が煤けてるぜ」と言います。 背中が煤けてるってどういう意味?という議論が割とあったようなのだけど私の解釈だと「死相が出てる」ってことかと思ってます。 死相が出ている、今やろうとしてるソレはやめときなよ、と言ってあげているのではないかと。 事実、それを言われた人たちはその後大体死んじゃうんですよね。 死神ってわけじゃないんだけど。 触るもの皆傷つける的な、ギザギザハートの子守唄のような存在。 竜は最初こそヤクザの代打ちで稼いでいたものの、気づけば各方面の組長達からのラブコールで引っ張りだこ。 で、仕方ないからついてって麻雀打てというから打ってあげて、勝ったら相手が激おこで死ぬ。 そりゃー竜も嫌になりますわ。 「ふっ」って嘲笑に近い感じでよく笑うんですが、親分からすりゃ「いい度胸だ」と思われて逆に気に入られちゃうっていう悪循環。 竜本人は根無し草をヨシとしているとこもあるんですが、最初の"甲斐の正三"親分から充てがわれた女をしっかり家で待たせてたりと、人情っぽいものも無くはない。ミステリアスというと安っぽいですが、不思議な魅力の持ち主。 漫画としてはどうなのかというと、抽象的な表現が多く、ヤクザ屋さん達の意地や任侠の在り方がわからない私には少し難しかったですが、逆に麻雀を打つシーンはあるものの麻雀のルールを知らなくても全く問題ない感じです。 詰まるところ、竜を囲う周囲の成り上がりたいヤクザ達の物語、と言っても過言ではない。 というかほとんど甲斐組の話ですが、京都の大親分なんかですら竜に魅了されちゃってるわけで… 竜は「ファブル」の"山岡"のような恐怖を知らないタイプの男かもしれません。 読後感はとても良く、新装版では全5巻っぽいので(1冊380Pとかあるけど)一気に読むのには最適ではないかと思われます。 麻雀打ちなら嗜みとしてマスト、そうでない人でも話のネタにはもってこいの作品でしょう。