1980年に週刊少年マガジンで連載していた川三番地のデビュー作。 シンプルな表紙からは想像しにくいけど、読んでみたら色々と意外性あって良かった。 ジャンルとしては当時流行っていたハレンチ漫画にあたるだろうか。 硬派な空手家の主人公が、女子高生から悩殺ポーズ(ロンスカでパンチラ)でからかわれて鼻血を出しまくるという設定。いまどきの漫画と違って変な生々しさがないから、ドキドキはしないが、ある意味ホッとする。 あと、キャラクターの顔の描き分けも出来ていてとても読みやすいし…背景も上手さが際立ってるw 独特の笑顔でギャグをかますスタイルもこの時からすでにあるなと感じる。 展開としてはモブ気味のヒロインが深く関わるようになってから段々面白くなってきて、 なんやかんやで近所の番長や空手家と戦い挑まれて、最終的には男として軟派に生きるか、硬派に生きるかの決断をするというお話でした。
※ネタバレを含むクチコミです。
ジャンプGIGA新連載の将棋マンガ。天才プロ棋士として有名な兄を持つが主人公の紅葉は中学でもちょっと強いくらいの実力。ある日、女性初のプロ棋士の銀杏に強制的に弟子入りさせられて奨励会(プロ棋士養成所)を目指すことになる話。 奨励会をじっくりと描いている珍しい将棋マンガかなぁと思うのもあるけど、将棋っていうちょっとかたい雰囲気になりそうなテーマながら軽いテンポ感と少年誌らしい盛り上がりを持ってて面白い。
「バド部の恥さらし」と言われるほどバドミントンの弱い主人公。 それでも毎試合、応援に駆けつける幼馴染の女の子たち(二人も!) うだつの上がらない主人公が、応援のおかげで徐々に前向きな少年に成長していく。 短い話の中でありながら、主人公の大きな変化が見どころかな。見開きページにも力強さがあった。
チャンピオンの短期集中連載。一人暮らしをしている男子の家に、妹だと名乗る女の子がやってくるというお話。 ほんとうに自分の妹なのか?と疑いつつも、思春期なのでどうしても自称妹の誘惑にやられて強く出れないもどかしさが良かった。
スペリオールの新連載として番外編 伊橋・ボンさんの漫画家食紀行が始まった。 大御所漫画家を巡って伊橋・ボンさんが話を聞く漫画。 1話目はモンキー・パンチ。 「おお、さすが金持ちだな」ってところから始まって、どうやって漫画家デビュー頃の話と今も3徹くらいしているっていう話があって面白かった。 デジタルマンガ協会の会長らしいが、だからってフォトショくらいならプログラム組めるのはすごいな
読み終わって最終的に「戻りたいけど戻れないあの時」を思い出すような作品。 だらだらとした大学生の夏休み、山のひらけたところでBBQの準備をしていたらTHE科学者ルックのおじいさんが現れて「宇宙人的な何かにさらわれた親友を助けるのに協力してくれ」と言われる。 超自然的な何かが出てくるSFっぽく話が進んでいくけど、全体的に懐かしい風景というか空気感があってあの頃に戻りたい欲がふつふつと湧いてくる短編
タケミチが中学時代奴隷にされていた不良軍団が12年後に大規模な暴力団的なものに成長していて、当時付き合っていた彼女が殺されてしまう。ひょんなことからタイムリープできることを知って、12年前の過去に戻って彼女が死なない今を手に入れる!的なタイムリープものとしては鉄板ストーリー だが、和久井健は「新宿スワン」描いていたっていうのもあってか裏社会的な怖さとか喧嘩的な激しさがいい感じに混ざっているし、主人公のタケミチは結構ダメな男なんだがそこから成長していく感じもありそうでいいヤンキー少年漫画
淡島歌劇学校合宿所、通称寄宿舎で生活する少女たち+αの青春群像劇 メインは少女たちなんだけど、歌劇学校で今は教鞭をとっている先生の若い頃の話とか、昔やめてしまった人の話とかもある。 レッスンの話そんなにない。どちらかというと熾烈なトップ争いのある歌劇学校で屈折してしまった姿とかそれでも真っ直ぐ生きようとしている生き様的なところがメイン。これからはレッスンの話も増えるかもしれないけど。 今のところ1巻が出ていて、この夏に2巻がでる予定らしい 試し読みは1話だけできる模様! http://webcomic.ohtabooks.com/awazima/
戦闘破壊学園ダンゲロスのボードゲームがこの前発売されたのですが、能力が原作そのまんまで酷いです。 脱糞したら蟻地獄を作れるとか キンタマを爆発させるとか 処女ならイチモツで貫けるとか(知りの穴の処女でも可)とにかく酷い だけどやってみるとすごく楽しい 後公式がユーザーがカードを自作出来るようにPhotoshopとillustratorで加工出来るレイヤーを配布してて自前のカードを混ぜて遊ぶのもとても楽しい
山本英夫が「ヒカリマン」始まる前に描いた読み切り作品。読み切り作品単位で電子書籍で売っている珍しい作品。 病気に犯され、自由に動くことができなくなった男が、動物たちに乗り移って?自由に走り回ったり彼女にキスをしたり海風を感じたりして最期の時間を楽しむという話。動物に乗り移ってもすぐにガタがきて次々と違う動物に乗り移らないといけないんだけど、より体が小さい動物にしかのり移れなくなって最後はトンボになる。 暗さはほとんどなく、最期にやり残したことを全て(思いっきり走り回るとか)やってそして自分の死を自分と彼女が受け入れていくっていう爽やかではないが変なやり切れなさとかは全くなく前向きな感じだった。 短い話だが面白いので山本英夫ファンなら読む価値有りかと
『マル!』武川展子、四季賞受賞作。 捨てられていた介護女性ロボットを拾った青年の話。 ロボットへの向けていた感情が、少しずつ変化していっているのがよく伝わってくる。そして… 審査員である鶴田謙二先生が「ここで終わるのが良い!!」とコメントしていて、「ああ、確かに笑」と思った。
主に、京都の街に溢れるオニをクジョするオニクジョの女の子と彼女に恋をしてしまった岩倉宗太の話。京都の町並みと可愛いオニ、ちょっと不思議な女の子のスプラッタな戦いが、可愛らしい恋愛模様とコミカルな描写で描かれていて面白い。ただ、オニクジョの吹く吹き矢を受けたオニは頭が破裂して絶命するちょっとスプラッタな死に方をするから苦手な人は注意。結構血が吹き出る。 オニクジョの女の子を好きになった男が、ある時を境に会えなくなってしまったオニクジョの女の子と出会うために画策をするんだけど、本編は悲しい恋の終わりという感じで幕を閉じて、エピローグでゾッとする。最後まで面白い漫画。
男女の愛について描かれた5つの短編があり、最後の「冬の花火」だけ武論尊先生が原作についてます。 古めかしいわけではないが雰囲気としてどこか既視感のある思い出の中の風景という感じがしてとてもいい。そしてさすが能條先生は絵が上手いですね。 奇抜なストーリーではないが、登場する男女の心理が丁寧に描かれていてじんわりした味わいがあります。ラブストーリー・人生讃歌・冬の花火が特に好きでした。
モーニングの2017年26号は「What's Michael?」が生まれた瞬間でしたー お詫びのページも懐かしい そして「What's Michael?」ってタイトルの由来が雑w連載を何本も抱えているからしょうがないけどw
付き合っている彼女と結婚するために横綱を目指すというのがこのマンガの大筋。彼女のお父さんにアスリートなんて潰し効かなければ収入も不安定な職業の男に娘はやれん!って突っぱねられてしまったのです。 そのために、横綱になって安定した将来と高収入を手に入れることをモチベーションに頑張る!っていうお金と密接に絡んだ相撲の漫画。 相撲の立会いも迫力があって面白いんだけど、そもそも角界の給料の仕組みとかが特殊すぎてそれを知るのが面白い。平幕力士が横綱を倒すことを金星っていうんだが、その金星をあげると年収が24万加算されるとか初めて知って驚いた。 あと、高給取り=強い力士の表現の仕方が独特なのも面白くて好き
1番古くてビーム2015年の5月号、最近ので2017年6月号だから2年の間に描かれたものをまとめた短編集。 どれも出会いと別れをテーマにしているように思います。世界観は現実感がありながらどこかファンタジック。 宇宙人が出てきたり、違う惑星に不時着した青年の話だったりするSF的なものから、バレエダンサーの青年が指人形みたいな妖精と出会う話まで、ちょっと不思議な話。 心理描写が繊細でまた描き方がとても独特なので読んでいてすごく引き込まれます。
タイトルのインパクトが全てでした。 子供のエネルギーって凄いもんだとあらためて思わされました。
一巻しか読んでませんが昔も今も若者は力を持て余しているんだなとあらためて思わされました。
普通の人には見えないものが見えてしまう子。人の愚かさや欲が溢れるなか、師匠と弟子が、どう生き、どう育っていくのか…もう少し読みたかったです。絵が美しいです。
裏表がなさすぎる星野くんに翻弄されながら鋭いツッコミを返す根岸さんのラブコメ お昼休みに教室でご飯を食べている根岸さんのところに突然やってきて、クラスメートに目もくれず告白してしまうくらい裏表がないというかスーパーマイペースな星野くん。 結構あっさりと付き合うんだけど、星野くんのマイペースさと根岸さんのガサツ?さが時々すれ違いのようなものを発生させては、ちょっとづつお互いを理解して「これが付き合うってことなんだね」って確認し合うような清らかな交際をする二人を見守る漫画。 男女ともに楽しめるラブコメ漫画かな。
『ブラック・ジャック』を連載していた(同時期に『ユニコ』『三つ目がとおる』『シュマリ』『火の鳥』『どろんこ先生』『ブッダ』『メタモルフォーゼ』も連載していたとか笑)ときの手塚治虫先生の様子を当時の編集やアシスタントに取材して漫画にしている。 面白さとしては主に、手塚治虫先生がどれだけ漫画にこだわりを持っていたかっていうことが知れるのが一つ、アシスタントや編集者がどれだけ振り回された(主に締め切りで)かの壮絶な話の面白さがもう一つ。 そして、何よりチャンピオンの壁村編集長のムチャクチャぶりがとても面白い。壁村編集長が一度スランプに陥った手塚先生を拾い上げた人でもあるんですが、居留守を使う赤塚不二夫の原稿を回収するために、電信柱をよじ登って部屋に入った話とかはほとんどヤクザみたいでめっちゃ笑えます。
アマゾンのkindleランキングとかでランクインしてるし、話題にはなってるのかな? 何を言ってもネタバレになるから、宣伝しにくそうだけど・・・。 口コミでもっと話題になってほしい!!
処女短編集だが最初の作品ばかりを集めたというわけではない。 巻末に収録されている大友克洋作品集によると76年〜78年の作品が多い。デビューは74年で童夢が始まるのが80年、AKIRAが82年だからそれよりちょっと前って感じ。 『宇宙パトロール・シゲマ』『大麻峡』なんかは冴えない大学生?が集まっておバカなことをするっていうコメディタッチ。『School-boy on good time』とか『任侠シネマ』は高校生の切なさを少し感じる青春系。『NOTHIN WILL BE AS IT WAS』はサイコホラー感のある感じとかなり幅が広いし、どれもそれぞれいい味わいがあって面白い。 個人的に一番好きだった『夢の蒼穹』は前線で今にも敵兵に殺されそうになっている兵士とサラリーマンを夢で行き来する話だった。 現在も双葉社から発売されているようなので手に入りやすい
機動戦士ガンダムの監督、富野由悠季こと富野ヨシユキが主人公で、相棒に安彦良和こと安彦ヨシカズが中心になってガンダムの製作現場が描かれている。 アニメーションの地位がかなり低くて、ロボットアニメはおもちゃを売るために作るというのが業界の中で一般的な風潮だったのを、熱意と作品の面白さでひっくり返していく痛快なストーリー(これが実話に基づいているんだからすごい) 基本的に少年漫画風に描かれていて、富野ヨシユキの普段はダメなんだけど大見得切って無茶を実現していくところがかっこよく描かれていて、ガンダム見たことなくても楽しいし、ガンダム見たくなると思う。 ガンダム製作現場での逸話、声優の池田秀一や当時アニメーターだった板野一郎の才能が光った瞬間なんかも描かれていてそっちも面白かった。
鉄鳴きの麒麟児の続編で、前の話は奥さんを医者に奪われそうになったが、今回は奥さんが難病で倒れてしまいその治療費を捻出するために歌舞伎町最強の雀士を目指す話。(金持ちたちの代打ちとして任命されるために) 歌舞伎町の主要雀荘4つを制圧していくのが主なストーリーで、6巻の段階では2つ落とした。 前回同様滲み出る雀鬼としての狂気が面白い。麻雀知らないと展開を追いづらいというのが麻雀マンガの難しいところだけど、人間ドラマも結構描かれているから比較的敷居は低い麻雀マンガだと思う。
ある晩、アパートの隣の部屋をノックする音があまりにもうるさくて、ドアを開けて覗いてみるとロングコートをきた大女がいた…っていう始まり方で、ヒロシがこの女に付きまとわれるようになるストーカー的な恐怖に襲われるマンガ。 ただ、犯罪実録的な怖さというよりも、この大女の狂気じみた行動・言動やありえない身体能力(短距離走インターハイ選手よりも足が速い)が妖怪じみていて、口裂け女とかの都市伝説的な怖さがある。 1巻完結で無駄のない怖さ。一人暮らしやめたくなる。
大友克洋といえば『AKIRA』『童夢』の超能力とか近未来SFっていう印象が強かったけど、「さよならにっぽん」はそういうSF要素はない。 収録されているのは『East of The Sun, West of The Moon』『さよならにっぽん』『聖者が街にやって来る』『A荘殺人事件』の4作品で、『A荘殺人事件』だけがミステリー調で他は人情味溢れるいい話。だから、大友克洋=AKIRAって期待するとちょっと外れるかも。少なくともでかいクジラがNYを押しつぶす話ではない。 ただ、『East of The Sun, West of The Moon』『さよならにっぽん』『聖者が街にやって来る』の3つは大友克洋の初期に、社会の闇の部分とか退廃的な人間とかを多く描いていた頃よりももっとライトに読みやすくなって、じんわりと心に残るとてもいい短編だと思う。 『さよならにっぽん』が1〜5まである連作。『East of The Sun, West of The Moon』と『聖者が街にやって来る』は内容的なつながりはないけど登場人物がかぶる。『聖者が街にやって来る』が一番好きだな。 『A荘殺人事件』はカツ丼が出て来るから『GOOD WEATHER』って短編の『カツ丼』と繋がっているのかもしれない。 値段もそんなに高くないからおすすめ。
放射線技師にスポットを当てた医療漫画。 外科医とか救急救命とかが漫画でも多いし派手で人気で、もちろんそれはそれでおもしろいのだけど、こういうニッチな部分を描いた漫画って、新鮮で面白いのはもちろん、知らないことがいっぱい書いてあっておもしろい。同じ方向性だと麻酔科医ハナとかも好き。 とりあえず乳がん検診の際には自分の乳腺濃度を聞こうと思いました。
『Fire-Ball』は『AKIRA』『童夢』の元になったらしい(Ballなのかballなのかこの短編集内でもブレてるんだよね) 自由にSF描きたくて『Fire-Ball』をやったんだけど、ページ数とかの制限がありなかなか上手いこといかず、AKIRAは自由にやろうと思った。『Fire-Ball』を描いている時に童夢の構想を思いついた。この二つがあとがきで描かれていたので、広い意味では元になったと言えるかと。読んでみるとAKIRA・童夢と繋がっているように十分思える内容。 個人的には表題作の「彼女の想いで…」「武器よさらば」が好きだな。「武器よさらば」の表現の仕方がすごいので読んでもらいたい。 どれもいいSF作品なので、大友克洋好きなら買って損はないと思う。古本屋で800円くらいで買えた(定価は1500円)から見つけたら買おう。
魔王みたいなものに祟られているせいで、学校に行くだけでヘルメットとプロテクターが必要なほど不運にも事故とかに見舞われてしまうタケヲちゃんを百鬼荘の妖怪たちが幸せにしてあげる話。タケヲを幸せにすると、タケヲから陰の気が出て、それが妖怪にはとても美味しい食べ物なんだとか。 基本的に1話完結で、いわゆるアパートモノ漫画のよさでもある住人たちとのドタバタコメディが話の中心で、たまにほろっとするいい話もある。 妖怪たちに幸せにされていって後半になるにつれてタケヲの感情が豊かになって行くところも可愛い。 個人的には天邪鬼の話が一番感動的で好きだった。
週刊ポスト6月2日号(5/22発売)にBLUE GIANT SUPREMEの読み切りが載っていた。 8p全部カラーで、そのあとに石塚真一へのインタビューもある。 カラーが綺麗だから読んだ方がいいと思う。
これ期待してる。制作スタッフも良さそう。http://natalie.mu/eiga/news/233493
前作の百人の半蔵も大好きで、この連載が始まること知ってからずっと楽しみで、デンシバーズで毎回欠かさず読んでるくらい好き。 内容をしっかり読むと色々気になるところはあるが、そんなに細かいことは気にならないくらい面白い。 もっとこういう漫画が増えて欲しい
宝石の国がアニメ化10月からテレビ放送開始だとか 嬉しいし楽しみだ http://natalie.mu/comic/news/233197
純潔のマリアを補完するようなストーリーが収録されている。 ビブの話(前日譚。読むと本編に対してああなるほどねってなる) マリアと使い魔達の日常の一コマ(仲良しだねって思う系) ジョセフの話(前日譚。ジョセフへの好感度が上がる) エゼキエルの話(後日譚) 純潔のマリア自体綺麗に話がまとまっていてとてもいい感じなんだけど、また読み返したくさせるような前日譚など。純潔のマリアを読んで面白いと思ったら、買って損がない。というか買って読まない方が損くらいの良さ。
空襲で母を亡くして一人で戦後を生きていかなければならなくなった翔子の幼少期から成人するくらいまでの話。 「受けた恩は倍にして返せ、受けた恨みは三倍にして返せ」というセリフが序盤で出てくるんだけど、これが翔子の人格を象徴していると思う。 特に、娼婦のためにマッチ売り(米兵相手の売春のようなもの)をして金を稼いだ話は結構ジンときた。 梶原一騎の荒々しさがストーリーに結構反映されていたように思うけど、上村一夫の艶やかな絵がうまくバランスを取っていたと思う。
剣術や槍術、杖術など武器を使う武道の大会で全国制覇を目指す部活漫画。主人公は幼い頃から杖術(杖を使った武術)を学んでいて、結構強い。 まだ1巻だけど、これからは武器を使うありとあらゆる武道が出てきて、戦っていくことになると思う。 結局最強の武器とか武術はなに?っていうのは一度は考えたことのある疑問だと思うけど、この漫画ではその答えが出る…気がしている。
事故で死んでしまった男が、あの世にある次に生まれる場所を決めるお役所「転生省」でまともな生まれ変わり先を手に入れるために、現世のどこかで生きている青年にあの世から指示を送って幸せに導く「お父さんゲーム」をする話。成功するとその青年の子供として生まれ変われる。 この指示の送り方がまんまシミュレーションゲームで、選ばれた青年ものび太とスネ夫を混ぜてギャルゲーを与えながら育てたみたいな男で情けないやらズレてるやらで、なかなか操り甲斐のあるダメさ加減で面白い。
『ホイッスル!』から14年後が舞台の続編。今は裏サンデーで連載している。 主人公は天城の息子、今のところ風祭も名前だけ出てきている。 どのくらいのスパンで描くのかわからないけど天城煌牙が小学6年生だから小学生サッカーか中学前半くらいまでの話になるのかな。 さすが天城の息子ってことで才能はあるようだけど、サッカーはあえて遠ざかっていたようなので初心者。1巻の終わりでは泥臭い修行が始まりそうだったからこれからが楽しみだ
送ってきたや年齢人生によって読まれ方が変わってきそうな人情コメディ漫画。だけど、最後はみんな感動するはず。 最初の方は夢もない家族もない金もない40過ぎの男の悲哀が凝縮していてちょっと読むのが辛い。「人望が欲しい」って言って赤松と比較されてるところとか見てられない。 けど、ある日急に人間模様が変化して、コメディ要素が増えてくる。40男の悲しさもちょっと笑えるような描かれ方をされるようになるし、黒沢が奮起しているところは純粋にかっこいいなって思う。ただ、笑いに変えながらも「人生を1日に例えたら、15時。あと二時間で終業」とか突然言い出すから乾いた笑いしか出てこないこともあって、もしかしたら歳を重ねるごとに真に迫ってくる漫画なのかなとも思う。 けど、最後は頑張って生きよう、できないことなんてないって勇気付けられて感動するから黒沢は大好きな漫画。
週刊少年マガジンで短期集中連載された犬ぞりレースの漫画 過酷な呼ばれるレースといわれるアラスカ州での犬ぞりレースが舞台で、犬との信頼関係とかがちゃんと書かれていて面白い。 俺はスティーブ派かな
今週発売のチャンピオン2017年no.26に世界卓球とコラボした漫画が掲載されてた スピン0.99ってことで、少年ラケットの前日譚って位置付けのようだ センターカラーの扉絵が日本代表ユニフォーム姿で夢があるいいコラボ
1980年に週刊少年マガジンで連載していた川三番地のデビュー作。 シンプルな表紙からは想像しにくいけど、読んでみたら色々と意外性あって良かった。 ジャンルとしては当時流行っていたハレンチ漫画にあたるだろうか。 硬派な空手家の主人公が、女子高生から悩殺ポーズ(ロンスカでパンチラ)でからかわれて鼻血を出しまくるという設定。いまどきの漫画と違って変な生々しさがないから、ドキドキはしないが、ある意味ホッとする。 あと、キャラクターの顔の描き分けも出来ていてとても読みやすいし…背景も上手さが際立ってるw 独特の笑顔でギャグをかますスタイルもこの時からすでにあるなと感じる。 展開としてはモブ気味のヒロインが深く関わるようになってから段々面白くなってきて、 なんやかんやで近所の番長や空手家と戦い挑まれて、最終的には男として軟派に生きるか、硬派に生きるかの決断をするというお話でした。