富野ヨシユキたちももちろんかっこよかったが、ガンダムヒット前におもちゃを買って支えたアニオタもかっこよすぎて泣けた。アニオタの鑑

機動戦士ガンダムの監督、富野由悠季こと富野ヨシユキが主人公で、相棒に安彦良和こと安彦ヨシカズが中心になってガンダムの製作現場が描かれている。
アニメーションの地位がかなり低くて、ロボットアニメはおもちゃを売るために作るというのが業界の中で一般的な風潮だったのを、熱意と作品の面白さでひっくり返していく痛快なストーリー(これが実話に基づいているんだからすごい)
基本的に少年漫画風に描かれていて、富野ヨシユキの普段はダメなんだけど大見得切って無茶を実現していくところがかっこよく描かれていて、ガンダム見たことなくても楽しいし、ガンダム見たくなると思う。
ガンダム製作現場での逸話、声優の池田秀一や当時アニメーターだった板野一郎の才能が光った瞬間なんかも描かれていてそっちも面白かった。
富野ヨシユキたちももちろんかっこよかったが、ガンダムヒット前におもちゃを買って支えたアニオタもかっこよすぎて泣けた。アニオタの鑑
好き勝手やるんだけど言質はとったりする賢さもあったのが秘訣かなって思った。無鉄砲過ぎないというか
熱い展開が多かった。見せ方が上手かったな。
ギャグ部分も多い漫画だし、誇張やデフォルメもあるだろうし、
大和田先生の作風に対しては人により好き嫌いもあるだろう。
もっとシリアスに描けよ、とか。
けれど当時のアニメファン達の、
傍で見ていればポカンとしてしまうくらいの熱の入り方は
凄くよく描かれてあると思う。
自分の学生時代はガンダムが放送されて
ブームを起こした時代だった。
自分自身はアニメファンではなく、
面白いといわれて見て、ウン面白いねと
思った程度。
冨野氏や安彦氏は名前は覚えたけれど
誰が何をやっていたかは混同して覚えている程度。
だが周囲にはアニメファン、声優ファンが
大勢いた時期で、その人たちが熱くなって語り合って
いたのは良く覚えている。
そういう立場でこの漫画を読んだ。
なるほどあれはこういことだったから騒いでいたのか、とか
うーんこれならそりゃファンも熱くかたるだろうなあ、とか
当時にはわからなかったアニメ業界やファンの熱が
改めで少しだけながら理解できたような気がする。
理解、といっても
業界人やファンの人のそういう気持ちが理解できた
というよりは
「そういう色々と本気の人達がいたことがわかった」
という感じだが。
そういうふうに30年以上前の時代のことを
改めて懐かしく思わせてくれた面白い漫画でした。
これ、普通の漫画なら
アニオタを過度に美形キャラにして描きそうなシーンだよね。
あえて?左門豊作みたいなキャラで描いたのは
360度一回転してリアルで良い描写だと思う(笑)。
「18メートルの“等身大”ガンダム、2020年夏に横浜で動く」
11/21(水) 14:00配信 オリコン
18メートルの“等身大”ガンダム、2020年夏に横浜で動く
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」
人気アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』の
40周年プロジェクトの発表会が21日、都内で行われ、
「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」として進んでいた
“実物大”のガンダムを動かすプロジェクトが、
2020年夏に実現することが発表された。
・・・・・・・・・・
実際には2019年でガンダム生誕40周年になり、
2020年は41年目になるとのこと。
2020年の横浜では大勢のファンが
「・・・こいつ、動くぞ」
と、つぶやくのだろうな(笑)。
1978年、富野ヨシユキは昔の同僚である安彦ヨシカズの元を訪れ、あるアニメの企画書を手渡す。その企画書こそ、後に一大ブームを巻き起こす国民的アニメ『機動戦士ガンダム』だった…。
1978年、富野ヨシユキは昔の同僚である安彦ヨシカズの元を訪れ、あるアニメの企画書を手渡す。その企画書こそ、後に一大ブームを巻き起こす国民的アニメ『機動戦士ガンダム』だった…。