コロボックルの話が一番好きでした。小人の話ってよくものを盗むところまでは描かれて、なんで盗むのかまでは描かれないことが多いような気がしますが、例えばシャーペンなら芯が石炭的に使われるっていうある程度文明化したコロボックルの社会があってときめきました。
不運を抱えた少女と妖怪達
生まれながらにして呪いのようなものを受けているタケヲちゃんが幸福を取り戻していく様はわかりやすいぐらいに多幸感があり、とよ田みのる先生の描くソレは読者を幸せにしてくれる。 金剛寺さん〜ではないけれど、とよ田みのる先生はハッピーエンドが待っていると勝手に信じて読めるところが素晴らしいよなーと思える素敵な作品。 なぜこうなのか、とか、実はこうだったからなのだ、とか、納得感の有無に関わらず幸せを願いながら読み進められるのはとてもとてもハッピーな体験だった。 あとタケヲちゃんはかわいい。