Y氏の隣人
【コミックス掲載話をすべて収録した決定版!】恋人斡旋センター『キューピッド』から派遣されて来たのは、なんと本物のキューピッド。さえない童貞サラリーマンに恋の手ほどきをするのだが…!? 表題作「愛神」のほか「幸福の木」「かんばせ(顔)」「ハムちゃんのこと」「コンプレックスバンク」「ぐうどるさんの手袋」など計8話を収録。
究極超人あ~る
春風高校に転校してきた、飛び切り奇妙な少年、R(あ~る)・田中一郎君。夏休みに授業にでたり、暑い中、冬服を重ね着したりと、ヘンテコな行動の連続。これには、おかしなことではひけをとらない光画部員たちも押されぎみ。Rをめぐって、さまざまな憶測が飛びかうが、なんと彼の正体はアンドロイドだった!
アドルフに告ぐ
神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフは、パン屋の息子でユダヤ人のアドルフを通じて、アドルフ・ヒットラーの秘密を知る。その秘密とは…!?第二次世界大戦を背景に、三人のアドルフの運命を描く著者の代表作・第一弾。
女監督率いる弱小野球部が甲子園へ。気のいい弱小野球部の新感覚スポーツドラマの表題作ほか、『ゲートボール殺人事件』『銀のロマンティック…わはは』の長編2編を収録。
ハンサムな彼女
【中学生だけど女優さんになっちゃった!】中学生にして女優の萩原未央は、お隣に住むアイドル俳優・てるちゃんに片思い中。てるちゃんと親友の彩と一緒にドラマに出ることが決まって喜んでいたのに、てるちゃんと彩にはキスシーンが…。自分も別の俳優とキスシーンが決定し、ショックを受ける。芸能界サクセスラブストーリー、第1巻。
『ダメおやじ』でお馴染みの大ベテラン・古谷三敏の長期連載作品にして、代表作。置いてない酒はないと豪語するマスターが経営するBARレモン・ハート。やってくるお客のリクエストに応えて、毎回一つのお酒を取り上げ、マスター得意の薀蓄(うんちく)が語られます。バーマンを志す者はこっそりこの漫画を読んで勉強しているとか。読んで楽しく酒の知識を得られる酒漫画の決定版的作品です。
ツルモク独身寮
ここは家具メ-カ-・ツルモク家具の独身寮。男子寮の新メンバ-・宮川正太を中心に、プレイボ-イ・杉本京介、ノゾキ魔・田畑重男、女子寮のメチャメチャかわいい姫野みゆきらが巻き起こす、恋と友情と笑いと涙(?)の青春スト-リ-。ツルモク家具に入社した宮川正太。独身寮に入寮した彼は、そこで田畑、杉本という先輩と同室となる。寮内を案内され、屋上に出ると、そこは女子寮が丸見え。そこで正太は部屋で着替え中の女の子と目が合ってしまう。
イギリス貴族ジョースター家の一人息子・ジョナサン。紳士となることを目指し不自由ない暮らしを送っていた。だがその生活は「侵略者」ディオ・ブランドーの出現で一変。事あるごとにジョジョを陥れるディオの傍らには、石仮面が不気味にたたずみ……。
【顔ぶれも新たに高校生活がスタート!】“おかしな顔”の5人「奇面組」をはじめ、中学生時代に留年を重ねた名物集団が、こぞって「一応高等学校」に進学! 世間知らずのお嬢様新人教師・若人蘭(わかとらん)など、バラエティ豊かな新キャラクターも加わり、各人の個性はますますパワーアップ! 『3年奇面組』の続編にあたる、青春ドタバタ学園ギャグコメディ、第1巻!
色褪せない新沢基栄タッチ
ガクラン八年組
見るがいい、真の男の土性っ骨はカッコじゃねえぜ、生きざまなんだ!年季入ったガクラントリオ西条大鉄、山崎平九郎、原田力が、地蔵堂学園に血しぶきと感動の嵐を吹きあらす超弩級熱血硬派ロマン!
世界が恋したヒロインに、また会える―― ※この作品は2014年~2015年に、加筆修正・カラー完全再現のうえ刊行された『YAWARA! 完全版』全20巻を、全29巻に再編集したデジタル特別版です。素敵な恋に憧れる普通の女の子・猪熊柔は、実は祖父・滋悟郎の指導を受けた柔道の天才少女。そんな彼女がオリンピックの金メダルと国民栄誉賞、そして日本スポーツ界のスーパースターになることを目指す!? 柔の巴投げを見て、日本スポーツ界のスーパースターになると確信したスポーツ紙記者・松田は、記者生命を賭けてその正体を突き止めようとする。一方、滋悟郎は、柔の金メダル・国民栄誉賞に向け、着々とデビュー計画を進める。その過程で柔の強さが徐々に明らかになっていき…… 世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が雑誌掲載時のカラーページを再現した完全版となって登場! 浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔―― 第1集!
中学生の頃に出会って、今でもたまに読み返す漫画。この漫画に登場する無数の人生が、20年以上経っても自分の中で物事を判断するときの支えの一つになっているかもしれない。読み終わってふと我に返ると現実の自分を見つめることができるので、メンタル弱くなったら読む、御守りみたいな作品。 作品を少し紹介すると、1988年から2002年までヤングジャンプで連載していた現代のお伽噺風のヒューマン・ドラマです。 悩める人間たちのもとに、胡散臭い神様や天使・悪魔といった存在が現れ、謎の秘密道具を与えては、人間たちの運命を大きく変えていく・・・という1話完結型の短編漫画で、「笑ゥせぇるすまん」に近いテイストです。喪黒福造みたいな際立った不気味さはありませんが、Y氏の隣人には、ザビエールをはじめとしたバリエーション豊かな妖しげなキャラクターが揃ってます。 作者・吉田ひろゆき氏は、元銀行員という異色の経歴を持っており、これがデビュー作になります。作品には、銀行員時代に見てきたと思われる人間模様が至るところに登場します。(余談ですが矢口高雄も元銀行員) 悩みやトラブルの原因で一番多いのが金銭関係だったり、 神様が渡すアイテムにしても、無限に使えるわけではなく、使用する度に「貯金」や「利息」といった制限が必ず付いてまわります。 そして人間の善行・悪行を「積み立て」として捉えて、その勘定が合わなくなったときに破滅が訪れる。 まさに因果応報!という感じで大好きな世界観なのですが、 この作品の凄いところは、「自分は、善人になるぞ!」と意気込んで善行を積んだとしても、必ずしも思っていた通りの結果にはならない、というところ。 この不条理さと、因果のバランス関係がほどよくて、人生ってヤツは一筋縄ではいかない…と読む度に思わせてくれます。ハッピーエンドになるのか、バッドエンドになるのか、一話一話のオチを予想しながら読むのも一興。 1巻から読み通すのは時間がかかるので、まずは「Y氏の隣人~傑作100選~」から読んでみては。