あらすじ
「超高校級」の女子高生・大久保ヨリは、高校最後のインターハイ地区予選の決勝で敗退した後も、日本女子バレーの名門・国舞リップスに入団するためにバレーを続けていた。しかし国舞どころか、その他企業からの誘いも来ない日々にヨリの焦りは募るばかりで…。
ヒラマツ・ミノルさんの作品は基本ギャグが多目のストーリーで安心して読めるんですが、時折挿入されるシリアスな描写の印象もまた、この作者の「真実」なんだろうなあと思います。
この「ヨリが跳ぶ」も、物語の8割くらいはギャグでコーティングされています。ただそのギャグというのは、懸命な生き方の人間が全力でぶつかる結果であり、小賢しい生き方とは無縁の痛快さがあります。
物語の中盤に、あるシリアスなシーンがあります。そこまでのギャグまみれの物語とは異なる、ある女性のラスト・ダンス。アスリートが死に場所を迎えた時に笑顔を浮かべて、それを観ている人間が納得出来るというのは、その物語の語り手の企みが成功したと言えるのではないかと思います。
全20巻というのはちょっと長いかもしれませんし、序盤と終盤で物語のテイストも多少変わってきます。とはいえ面白い作品ではあるので、もし良ければ。
あらすじ
女子バレーボールの名選手、斎藤真由美のバレーにかけた青春時代が漫画になって甦る!少女真由美はバレーボールひと筋の中学時代を経て、名門高校に入学したものの、納得のいかない部活指導に反発し、15歳で高校と決別、社会人リーグのイトーヨーカドーに活路を見いだす。やがて社会人リーグでイトーヨーカドーの仲間と共に優勝、全日本でも大活躍をした。体力不足やケガに悩まされつつも、好きな道を選んだことを何度も思い出し、困難を乗り越えていった、若き斎藤真由美のバレーへのまっすぐな情熱と苦悩に揺れる心までも描きだす。原作は五輪担当記者でもあった小泉志津男。作画は人気少女漫画家の阿部ゆたか。名手がタッグを組み、世に送り出した長編感動スポーツドキュメンタリー漫画を見逃すな!今回の電子書籍配信に伴い、斎藤真由美さんご本人からのメッセージつき。
あらすじ
どんなに苦しくても、傷ついても、私には立ち上がる理由がある! ドジでとりえのない少女・朝倉ツバメが、驚異的な跳躍力を手に入れてバレー部で活躍する物語。 その秘密とは・・・。理由とは? 萌えの絵柄でありながら、その本質はスポ根。たぎる熱血ドラマに刮目すべし! 講談社ヤングマガジン・アッパーズで、2004年12号から連載され、アッパーズ休刊となった21号まで掲載されて同年単行本化された。 2012年から「絶版マンガ図書館」にて公開。 本作を含めたファンディング企画「JコミFANディング」でも多くの支持を集めた意欲作。
あらすじ
白坂中学二年生、細村千恵。負けた練習試合でミスばかりしていた千恵は自分のことを意気地なしと呼んでいた。だが、ふとしたことから日本選抜チームの血と汗にまみれながら決してひざを折らずに高みに向かって練習する姿を知り、自分もボールに向かいたいと強く思う。友人のエッコと秘密練習を重ね、初めて手にした勝利…。しかし勝利に酔うひまもなく黒髪のスーパーアタッカー浜京子が千恵の前に姿を現した!