自然界を超越した異形の生物──HA(ヒューマナイズド・アニマル)。それは遺伝子を“設計”された、ヒトと動物とのハイブリッド。HAが備える驚異的な身体能力は、野心を抱く人々の策略によって殺りくの現場へと投入され、その真価を発揮していく。ヒトは何のためにこの異形をデザインしたのか──その背景には、人類の未来へとつながる壮大な計画が横たわっていた! 稀代の表現者・五十嵐大介が放つハードSF、ついに登場!
「ヒトの線引きからあぶれた生き物を好きにしていいのなら、私も私を好きに扱っていいだろう――?」遺伝子操作が産業として発達し、人間であることの線引きを自由に操作することすら可能となった世界。水没した街の残骸で暮らす人々の中には、人間以外の動物の遺伝子を持つ「劣った」者が存在する。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多(おときた)。自身も何種もの異種遺伝子を抱え、自分を実験体にし続け生きる彼の元に、様々な事情を抱えた者たちが訪れる――。「人間と他の生物を分かつものは何か」月刊アフタヌーンで不定期連載された読切連作、作者再編集によるデジタル新装版として配信(内容は2015年10月に配信された講談社版とほぼ同一です)
設定が小難しいけどおもしろい
アフタヌーンから同人へ
只の堅物か、それとも天才科学者か。数億桁の遺伝子配列を記憶するという男、神保仁。聖ヘリックス医科大学准教授の肩書きを持つこの男が、熱血刑事・安堂、科捜研の美女・乱原とともに、未解決事件のパズルを解き明かす!!お蔵入りした怪事件の謎が、時を経て、今白日の下に――!!
20世紀、産業革命の躍進により、地球の資源枯渇を憂いた人類は、新たなる生活圏を宇宙に求めていった。宇宙環境に適応するため、人類は肉体の改造を行った。その結果、生み出されたのが主人公イズル達、“S(サラブレッド)級遺伝子”の所有者である。培養液(カプセル)を離れた後、イズル達は選ばれた養父母の元に預けられ、そこである期間まで育てられた後、選抜試験をパスし、S級遺伝子育成機関、『グランツェーレ都市学園』にやってきた。“S級遺伝子”の“エース”となるために――。イズルと仲間達の、学園生活が今、始まる!!
時は西暦2036年。東京は原発事故による放射能汚染で封鎖されていた。そんな死都・東京に3人の女子高生が送りこまれる。彼女たちの名は[COPPELION─コッペリオン─]。遺伝子操作によって生まれつき放射能の抗体を持つ、陸上自衛隊・第三師団所属の特殊部隊である。死都・東京で、生存者を探すコッペリオン。果たして、どんな運命が彼女たちを待ち受けるのか!?キケンな旅が今、始まる――!!
SF漫画の中でも逸品
伝説の奇才・蜈蚣Melibe(むかでめりべ)が長き沈黙を破る、異形のエロティック・メルヘン。ヒトを遺伝子改造して創られた人工生物=“有機人形(オルガドール)”が存在する未来、慰安用から軍事用まであらゆる日常で利用された彼らが奏でる異端の叙事詩。これは21世紀の『家畜人ヤプー』か、はたまた『ブレードランナー』か…?押見修造も激賞!V「蜈蚣Melibe漫画は、思春期の抑圧された僕を解放してくれた。全部やっちゃってもいいんだよ、と。それはとても優しい救いだった。再びこの世界に浸れることが幸せです」*WEBマガジン「ぽこぽこ」で連載された話題作!
iメンターは24時間365日、常に正しく道を照らします。“暮らしの水先案内人”に人生の決断を委ねよう--。 最新の遺伝子情報を基に、「iメンター」と呼ばれるタブレットが人間に的確なアドバイスをする近未来。 将来の夢は叶うのか、このひとは最良の結婚相手なのか。自分は、いつ死ぬのか。 iメンターは全て数字で、「正しい生き方」を教えてくれる。 本当に人間の幸せは「遺伝子」だけで決定されてしまうのか? iメンターに管理された「理想郷」で、「正しい生き方」をデータと数字で突きつけられた人間たちの尊厳を問う。 『アイリウム』『サイコろまんちか』の小出もと貴が描く、SFオムニバス!
iメンター すべては遺伝子に支配されたの感想 #推しを3行で推す
バイオ戦争後、人間の中にヒト以外の遺伝子が発現する者が現れ始めた―。 彼らの多くは“荒れ地”と呼ばれる場所に惹き付けられていく…。遺伝子混在により起こる、恐怖と笑いの混沌劇、「野菜畑」「養鶏場」「案山子」「百鬼夜行」「シンジュク埠頭」「風が吹くとき」の6作品に、物語を補完する描き下ろし、“幕間劇”5作品を加え待望の単行本化!!
20世紀最大の黒魔術師アレイスター・クロウリーの残した謎の数字“23”。少年が出会った犬は、その謎そのものだった――!!
時は、ヒトゲノムの解読が完了されて間もない頃。ドイツ・架空都市「ラウム」では、以前より視界に入るヒトを殺す理性を失った殺人鬼が出現していた。それは、ある特定のヒトが「ウイルスER」と呼ばれるものに感染し、身体の青銅化が起こることで突然変異したもの―。名を「青銅の怪物」という。2004年11月、ミヘン署総務部からラウム署刑事部殺人課への異動を命じられたノイエ・シュタルク巡査は、約3年ぶりにラウム市へ戻ることとなった。異動後すぐに、青銅の怪物を討伐する武器・ラールストを用いて、怪物に襲われていた少女を助けるのだが―。
近未来―― 人類存続のため“ある使命”を背負う者たちがいた。彼らの名は“SEED”。遺伝子が紡ぐ、ピュアで切ない青春ラブストーリー。新コミ出身の新鋭・今井大輔の鮮烈デビュー作!! 春。高校に入学したばかりの桜井スナオは、検査により自分が“SEED”であることが判明。“SEED”とは、環境ホルモンの影響で多くの男性が生殖能力を失った“現在”でもなお、生殖能力を有する男性のこと。彼らは人類の存続のために生殖活動に従事しなければならず、スナオはそのことが後ろめたく、彼女のサチに“SEED”であることを打ち明けられずにいたが…(第1話)。全人口の12万分の1に過ぎない、選ばれし生殖能力者“SEED”となった青年・スナオ。初仕事の相手だった“産むプロ”は、同じ高校の先輩・桐島ナツメだった。SEXも妊娠もしているのに他人。微妙な関係のなか、スナオは彼女に惹かれていき…。新コミ大賞入選作家が描く青春ラブストーリー第1集!!
人類の半数以上が肉体を棄て、自らをデータ化した未来。宙に浮かぶバーチャル世界『ZONE』で、データ化された遺伝子情報の組み合わせから誕生した完全なるデータ生命体タオは、初めて訪れた実世界でひとりの少女・ヒルダと出会う。ヒルダに惹かれ、「触れたい」と強く願うタオ。しかし、2人の間にはバーチャル世界と実世界、データと生身という深い溝が横たわっていて…?
とにかく絵がかっこいいからいつまでも眺めてられる。話も説明的じゃないのがいい。僕は影響されてボールペンで絵を描き始めました。