電脳化された世界の住人・タオは、ロボットの体を自らの端末とすることで地上の現実世界へと派遣された。その任務とは、地上人を鏖殺し、その人格データをスキャンしデータ化することで電脳世界「ZONE」へと導くことであった。そんな彼は初任務で武装したサイボーグの地球人の少女・ヒルダにまさかの敗北を喫してしまう。その後二人は戦いのさなか何度も相対することとなる。

ハーモニー」と「楽園追放」を足したような世界観です。バーチャル世界「ZONE」では老いも死もなく容姿も自由自在、生存本能から解放されるので性欲も食欲も減退するようです。一見ユートピアですが、人間以外の動物は生存本能を失った結果次第に活動を停止して死んでしまうというのだからダークですね。
ロボットもののご多分に漏れず絵は最上級。わずか2巻で完結ですが、ストーリーも2冊でよくまとまっています。ZONEが生まれたきっかけとなるエピソードもロマンがあって良いですし、それがどうこじれてしまったのか地上との武力衝突と人類殲滅のシナリオは鳥肌モノでした。
かなり出来が良かったんで年末の賞レースなどで取り上げられて欲しいです。

UJで見てた立場として、個人的には面白いと思ったから続いてほしかった。
生存本能を失い死ぬ動物はともかく人間はデ-タ化してZONEで生きたほうが合理的で正しいと思う私は人として病んでいるなんてことは勿論自覚してますよ。しかしデ-タ化して生きれるならそれに越したことはない。
デ-タを採取して用済みの人間をゴミのように殺すのは問題あると思うけど、人間としての生にこだわりZONEの住人になろうとした人を殺す人間こそむしろ悪に感じられたし効率のこと考えたら人間であることにこだわるのは人間の我儘。デ-タ化して生きれるものなら私もZONEの人間になりたい。

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