ディスカバー・ジャパンーーこれは、古き良き日本文化を取り戻すための物語。時は明治初頭。東京から蝦夷まで、地図なき道を旅したイギリス人がいた。その名はイザベラ・バード、冒険家。彼女の目的はただひとつ、滅びゆく日本古来の生活を記録に残すこと。通訳の伊藤鶴吉をひとり連れ、日本人すらも踏み入ったことのない奥地への旅が、今はじまる!漫画誌ハルタの実力派新人・佐々大河。初のコミックスは、日本の魅力を熱筆した旅物語!!
ゴールデン・ガイ
「代紋<エンブレム>TAKE2」「モンタージュ」の渡辺潤が描く 極道×徳川埋蔵金の壮絶バイオレンスミステリー!! 横浜を拠点とする暴力団組織・亀鶴一家に所属する大仏組組長・桜井凱。小人数ながら個性豊かな組員を束ね、明るく日々を過ごす中、事件が勃発。若き組員が殺されたのだ。背後に映る亀鶴一家内部で敵対する茜組の陰謀。そして、深淵にある“徳川埋蔵金”の存在……。欲望、暴力、因縁が交錯する戦慄の物語、堂々開幕――ッ!!
超人X
黒煙を上げ墜落していく飛行機が目撃された。それはどうやら“超人”によって引き起こされたものらしい。しかし、不思議なことにその事故は機体の損傷も少なく、何より生存者が「200名」もいた。高校生の黒原トキオと東アヅマは事故処理のボランティアの帰り、因縁の不良にいきなり絡まれるが…いつもと何か様子がちがう――
らーめん才遊記
半年前に初めて食べたラーメンに感動した、汐見ゆとり!『らあめん清流房』店主、芹沢達也が経営するフード・コンサルティング会社「清流企画」に入社希望でやって来たところからラーメンの世界に、新たな未来と衝撃が…!?
月曜日のたわわ
月曜日の憂鬱を吹き飛ばす、たわわワールド。Twitter、同人誌でセンセーションを巻き起こした比村奇石の傑作、新たなエピソードとともに初商業漫画化!!
学校ではクールで無口なあの子が、まさか放課後はこんなだなんて…!女子高生・小泉さんが、ラーメンをガツガツすする!ガツンと本格派ラーメンドラマ、いよいよ着丼!雑誌掲載時のカラーページを完全補完した、電子だけの特別版にてお届けします!
屍鬼
199X年猛暑の夏、山に囲まれた人口わずか1300人の外場村で、原因不明の3名の死体が発見された。同時期、古い洋館に越して来た桐敷一家と接触した女子高生・清水恵が行方不明に。相次ぐ怪事件…凄烈なる夏が始まる!
昴
病床に伏す双子の弟の前で、日々の出来事を踊り続ける少女・宮本すばる。過酷な日常と大きな悲しみが、彼女の才能を育んだ。天才の名を欲しいままにする、最強のバレエダンサー。激しくもはかなく、そして美しい、命を削る魂のバレエ!その舞姫伝説が、今、始まる――!!
刷ったもんだ!
東京近郊の印刷会社に勤務する真白悠(元ヤン・目つき悪し)。人生をやり直そうと、印刷業界に飛び込んだが、実際働いてみると、苦労もたくさん。先輩や同僚もこだわりやクセの強い人ばかり。でも、そんな仲間とてんやわんやするこの職場には、ささやかな感動も…。という真白のあれこれを、印刷業界あるあるとともに綴っていく、お仕事コメディーです!
32歳のOL・松子は、日本酒が大好きでカップ酒を家飲みする毎日。男いない生活は3年目。ひとりは楽しいけれど、恋だってしたい。そんな彼女が気になるのは会社の年下クール男子。2人で飲んだら、実は彼は最高に可愛い「酔いデレ」で…!? 日本酒大好きOLと、クールな年下男子の、粋に酔わせる恋物語!!
永世乙女の戦い方
華麗で獰猛な美しき乙女たちの戦い! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 高校2年生の早乙女 香が目指すのは、将棋界の遥か高み。彼女の前には、美しくも獰猛な乙女達が立ちふさがる。なによりも熱く、そして冷徹な戦いが今始まる!
ハッピー・マニア
なんでみんな恋人がいるの?なんでわたしには彼氏がいないの?恋の暴走列車・シゲタカヨコがマッシモパワーで怒涛の「しあわせさがし」!!恋に生きる女・シゲカヨに多数の女性が共感!!テレビドラマにもなった超人気コミック!
漫画と現実は違うんだよ!とわかってはいるのですが、歴史物の漫画を読むと本人画像を確認してしまいます。高杉晋作や坂本龍馬、土方歳三なんかの写真は、フィクションイメージと変わらず格好良さですが、沖田総司はちょっとどうなんでしょうか。そら豆に似ています。漫画で綺麗に描かれているば描かれているほど、現実の落差に勝手に苦しんでしまうのです。 では『ふしぎの国のバード』に描かれているイザベラ・バードの実物はどうでしょうか。調べてみましたが、とても美しい写真が多いのです。ただ、美しいよりはむしろ強そう印象が…。それもそのはず。彼女は明治初期の日本に来て日本中を周り『日本奥地紀行』を書いた冒険家なのです。 『ふしぎの国のバード』は、イザベラ・バードが日本に到着したところからはじまります。イザベラ・バードは『ハワイ諸島探検記』や『ロッキー山脈踏破行』を著し、冒険家として既に名を成していました。鎖国をやめたばかりで何もかもがベールに包まれた日本、さらにその最北の蝦夷に興味を持ってやってきたのです。 しかし、言葉もなにもわからないのでは満足に取材もできません。文化風俗に通じた、有能な通訳がどうしても必要です。そこに現れた男が伊藤鶴吉という男です。誰よりも英語が出来、なにより蝦夷地にいったことがあるということで、イザベラ・バードは伊藤を雇い、二人の珍道中がはじまるのです。 バードにとって、全くの未知の世界である日本は興味を惹くものばかりで、建物も人も何もかも珍しく、すぐに驚き興奮してしまいます。それを「慣れて下さいバードさん」と表情を変えずに言う伊藤鶴吉の組み合わせが非常に小気味よいのです。 しかし、バードが目撃するのは、良い所ばかりではありません。西洋にくらべ、非常に不衛生だったり、人権意識がなかったり。そんな日本を下に見る西洋人もいて、バードの無謀を笑ったりもする。 開国を初め、かつての姿が消えていこうとしている日本の光と影、両方を西洋人のバードと日本人の伊藤が目撃していくのです。 クールでそれていて細やかな心遣いができるいい男、伊藤が実際にどんな顔だったのかは、ご自身で検索してください。