あらすじ宇宙というものは、始まった時がない、また終わりもない。我々の生命も永遠に生きていくのです。ところが年々年をとるばかりで若くなる手はない。そこで涅槃を現ずる――つまり死ぬのです。さてその時に過去世の行状が自分の生命の中に全部ふくまれてくるのです。これを宿命といい宿習という。ここに仏法という生命の法の大事さがあるのです。