あらすじ20XX年、全日本F3選手権開幕戦。ここから1年がはじまる――!!!!レースとは不思議。倒すべきライバルは、1シーズンにわたってともに“興行”を創りあげる同胞でもある。しかし、だからこそ周囲(かれら)に表明しなければならない。「自分はどんなドライバーであるのか」を――。スタート直後、敵がかけてきたプレッシャーは“ド新人”に向けた驕(おご)りをはらんでいた。対するカペタの意思表明は、たったひとつ……。「なめるな!俺はここで退くドライバーではない!」
平 勝平太、通称「カペタ」がカートと出会いライバルと出会いF1を目標に駆け上がっていく物語。モータースポーツの華やかな部分だけでなく、レースに出場するまでに大変なお金が必要だという現実も描いている。カペタは恵まれているとは言えない家庭環境だからこそ、周りの人達が協力し、才能を後押ししてゆく。ライバルたちとのレースの迫力も凄いが、父子の絆の深さや、応援してくれる友達との人間ドラマも良い。