あらすじ「F3デビューイヤー、上々の滑り出しじゃないか」「まだ16歳、この舞台にいるだけでも素晴らしいことさ」と人は言う……ひとこといいかな?そんな風に思わない僕だから今ここにいるんだよ!勝利への渇望……?スピードの欲求……?いやもっとザラついた感情さ。“違和感”。それに尽きるんだ。このザラついた気持ちが無くなっていくとき、全てに納得してしまったとき、人はきっとコンマ1ずつ遅くなっていく!!
平 勝平太、通称「カペタ」がカートと出会いライバルと出会いF1を目標に駆け上がっていく物語。モータースポーツの華やかな部分だけでなく、レースに出場するまでに大変なお金が必要だという現実も描いている。カペタは恵まれているとは言えない家庭環境だからこそ、周りの人達が協力し、才能を後押ししてゆく。ライバルたちとのレースの迫力も凄いが、父子の絆の深さや、応援してくれる友達との人間ドラマも良い。