あらすじ絶対に負けられない一戦――。メーカーのサポートのもと、万全の体制での出場が可能になった全日本カート最終戦。ライバル・志波(しば)と年間タイトルを争うカペタは、大胆な作戦に打って出るのだが……!?魂の作家・曽田正人が描く、超本格レーシングロマン、第12巻。
平 勝平太、通称「カペタ」がカートと出会いライバルと出会いF1を目標に駆け上がっていく物語。モータースポーツの華やかな部分だけでなく、レースに出場するまでに大変なお金が必要だという現実も描いている。カペタは恵まれているとは言えない家庭環境だからこそ、周りの人達が協力し、才能を後押ししてゆく。ライバルたちとのレースの迫力も凄いが、父子の絆の深さや、応援してくれる友達との人間ドラマも良い。