あらすじ2026年、宇宙は日本人を欲した。――長き選抜試験を突破し、宇宙飛行士候補生5人が決まる。電話によって各人に告げられる合格、そして不合格。だが、六太(ムッタ)の電話はいつまでたっても鳴らない。焦る気持ち、高まる不安!弟は月に辿り着いた。兄は……どうだ!?JAXAによる日本人宇宙飛行士選抜試験の結果発表!!
あれほど人気を誇ったアニメにも映画にもすれ違わない生活だった。 なのに、2024年の今日。 たまたまたまたま漫画アプリで目に入って、読んだ。読んでしまった。 そして、読み始めた冒頭から焦った。 「2025年」が未来のように描かれている。 いや、来年だぞ。すっごく近いぞ。 ということは、2024年の今、今すぐ読んでおかないと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の舞台となった未来が過去になってしまったのと同じような、複雑な気持ちを抱きながら漫画を読み進めることになってしまう。 なので、慌てて読んでいる。 登場人物は優秀な弟と凡才な兄かと思いきや、兄もかなり優秀。くすぶってしまっただけで、ものすごく優秀。 宇宙へ行くんだもんな。そうだよな。 読みながらも、ふと思う。 なぜ私は今まで読まなかったのか。 タイムリミットに焦りながら読んでいる。 漫画の中の未来を未来にしたまま、読むために。