実質手塚マンガ!
手塚治虫を異常にライバル視したマンガ家の物語、ということですが、主人公の手塚への粘着がすごすぎるので、記載内容の9割くらいが手塚先生の話になっており、実質手塚先生の半生を振り返るマンガとなっております。 このマンガ、マンバの自由広場でオススメしてもらって読んだのですが、普通に生活していたらまず出会わない作品ですよね。オススメしてくだすった方、名無しだったので、どなたか存じませんが、ありがとうございます。 たぶん世間的には知名度がそこまである作品ではないと思いますが、最近この作品がメジャーな気がしてきている自分がなんだか怖いです。 知名度いかんによらず、内容は自信を持って全国6億9000万(どうぶつや虫、亡くなられた方含む)の手塚ファン全員にオススメすることができます。
昭和30年代前半にすでに超人気漫画家である手塚治虫に追い続ける漫画家が主人公。表向きは手塚治虫を批判しているが誰よりもファンで手塚マンガのコレクションはすごいし、手塚治虫がやってることは真似するし最高に面白い男だった。ギャグマンガの要素は強いが各話にだいたいその時期に手塚治虫が連載していたマンガの情報があるがとんでもない量の連載だった。そのとんでもない量の連載をやりながらアニメ作成や、文章を書いたり旅行にいったりととんでもないエピソードばかりだった。
そのままでもむちゃくちゃ面白いですが、以下のマンガを読んでからだとより楽しめる気もします。
ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ 吉本浩二/宮﨑克
TVアニメ創作秘話~手塚治虫とアニメを作った若者たち~ 野上武志/宮﨑克
ボクの手塚治虫先生 古谷三敏
ボクの手塚治虫 矢口高雄
本だと
さらば、わが青春の『少年ジャンプ』西村繁男
https://www.amazon.co.jp/dp/4877285253