あらすじ

漫画の神様、手塚治虫を勝手にライバル視する男、海徳光市!! 時は昭和40年代前半… 未曾有の手塚治虫作品のアニメ化ブーム!! それに対抗すべく、海徳も自分の作品のアニメ化に動き出す。漫画の世界を飛び出して、アニメの世界で直接対決が実現する!?
チェイサー 1巻

時は昭和30年代前半。まだ週刊漫画雑誌もなかった時代…既に時代の寵児となっていた“漫画の神様”手塚治虫に人知れず挑み続ける一人の漫画家がいた!!海徳光市。月刊誌に3本の連載を抱える、そこそこの人気漫画家である。海徳は、手塚治虫と同じ歳で、表向きは「手塚って、つまんない漫画いっぱい描くよなあ」と批判しつつも、裏でこっそり手塚漫画をコレクションする。そして、手塚がアレをしていると聞けば、自分も真似をし、コレをやっていると聞けば、それに挑戦してみる。どこまでも手塚治虫を“勝手にライバル視する男”…海徳光市の奮闘記!!

チェイサー 2巻

時は30年代。漫画家・海徳光市は、強いライバル心と憧れを抱く漫画の神様・手塚治虫を今日もチェイス中!強引に仕事場潜入を果たし、そこで見た手塚の新婚家庭に衝撃を受けた海徳は、またしても嫉妬心をかき立てられて、バーの女・正江と勢いで結婚。さらに日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」製作へと乗り出していく手塚に対して、海徳は海徳なりに挑戦を試みるが…!?どこまでも勝手に神様を追い続ける海徳光市の奮闘記、第2集も刮目して見よ!!

チェイサー(3)

時は昭和30年代後半。日本が高度経済成長の入り口にあった時代… 日本初のTVアニメ「鉄腕アトム」が社会現象を巻き起こしていた! “漫画の神様”手塚治虫はアニメの世界でも“日本初”を連発し神様となりつつある中、ライバル心を掻き立てられた海徳光市もロボット漫画の新連載&アニメ化を試みる…… さらにはアニメ業界にも手を出し始めて――――!? どこまでも手塚治虫を勝手にライバル視して、どこまでも勝手に追いすがる、稀代の(?)戦記漫画家・海徳光市の奮闘記!! 激動の第3集、必見です!!

チェイサー(4)

漫画の神様、手塚治虫を勝手にライバル視する男、海徳光市!! 時は昭和40年代前半… 未曾有の手塚治虫作品のアニメ化ブーム!! それに対抗すべく、海徳も自分の作品のアニメ化に動き出す。漫画の世界を飛び出して、アニメの世界で直接対決が実現する!?

チェイサー(5)

手塚治虫と海徳光市、2人揃って苦境に!? 昭和40年代中盤に差し掛かり学生運動が再び活発化し、どこか剣呑な空気も漂い始める日本。そんな最中、相変わらず漫画界の神様・手塚治虫を徹底追跡(ルビ:チェイス)する漫画家・海徳光市の勢いは止まらない。少年ジャンプでの連載は大ヒット、そしてアニメ化と躍進は続く。しかし盛者必衰の理はやがて彼の身にも、そしてあの手塚治虫の身にも…!?

チェイサー(6)

漫画の神様・手塚治虫を追跡した男、終幕。海徳光市が少年サンデーにおいて新連載に挑戦すべく準備中に、手塚治虫は少年チャンピオンで同じく週刊連載をスタートさせる。その名も『ブラック・ジャック』――! 対する海徳が始めた驚きの連載作品とは!? “漫画の神様”をひたすら追跡(チェイス)し続けた男が万感のフィナーレを迎える… 死ぬな海徳! 漫画界に幸あれ――!!!