秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」。
その1週間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、ガシッとマンガ界の動きがわかる「週刊マンバ」。
今週の担当はスタッフ・上村です。今、読んでるマンガは井上雄彦先生の「バガボンド」。読みながら自分が宮本武蔵になった気分でいるので、最近はいつも天下無双のことばかり考えています。
先週は、なんと!作者さんご本人がマンバにクチコミを書いてくださるという、とてつもなく嬉しい出来事がありました。これは事件だと思いましたので、他のアクセス数が多かった作品もサスペンス的にハラハラする要素のあるものをピックアップしてみました。
今週のおすすめ4作品
先週アクセスが多かった『マンガ』
月刊!スピリッツ2020年8月号に掲載された読切作品。心配性の青野くんが超絶マイペースな相田さんに告白するラブ・コメディー。性格は真逆ですが、2人の掛け合いがとっても面白いです。青野くんの親友・本田くんの的確なツッコミにも笑っちゃいます。
熱意と力量がある秀作だと思いながら読んでいたら、作者である腋野怜太先生がマンバにクチコミを書いてくださいました!実はデビュー作なんだそうです。
腋野先生、ありがとうございました!個人的にも次回作を心待ちにしております。
続いては、連載中も毎話ハラハラしながら読んでいた作品です。
山本さほ先生が縁もゆかりもない土地で一人暮らしをしていた20歳の頃を描かれたエッセイマンガです。6月30日に単行本が発売されました。山本先生のTwitterでは作品の雰囲気がよく分かるツイートをしてくださっています。人生の中でも相当ショッキングな日々だったようですね。
『この町ではひとり』は、19から20歳までの辛かった1年間を描いた作品で、『岡崎に捧ぐ』でいうこの時期の話です。
暗い内容ですが、どうしても描きたかった人生の大きな出来事でした…。
(1/2) pic.twitter.com/fmSjI1xME0— 山本さほ@6/30単行本2冊発売しました (@sahoobb) June 30, 2020
ビッグコミックスペリオール2020年14号には、単行本発売記念のカムバック読切が掲載されています。山本先生が10年間「なぜこんな目にあったのか…」を考察し続けた結論とは?
マンバでは連載スタート時からクチコミが盛り上がっています!
先週よく読まれた『クチコミ』
レタスクラブでも連載されている、セックスレスに悩む夫婦が主役のコミックエッセイです。セキララな内容ですがマンガだと気軽に読めるのがいいですよね。他人に話しづらいことは、夫婦間でも話しにくいことだったりします。みんなが抱えている悩みです。
名無しさんのコメント「心から相手へ歩み寄ろうとしなければ平行線なのかもしれません」が、すべての答えのような気がするな…と、私は思いました。
そして最後は、ハラハラしっぱなしのダーク・サスペンスです。
主人公の元に届いた謎の手紙とシンブル(指ぬき)。自分の過去のある行動により、美しい妻との暮らしが脅かされていく…。全3巻のうち、7月9日まで無料で1冊読めるのでアクセス数が上がったと思われます。マンバには結末に触れているネタバレ有りのクチコミがあります。
陰鬱ながらも繊細で美しい、やまじえびね先生らしい作品です。この世界観が好きな方には『ナイト・ワーカー』もオススメします。
今週は、私が好きな自由広場のマニアックなトピックを紹介してお別れしたいと思います!
ちなみに「心配性の青野くん」が掲載された月刊!スピリッツもビッグコミック一族です。
たくさんある!ここまで網羅しているところは他にあるのだろうか…?
自分にはないユニークな着眼点でした。この角度からオススメされるの有りですね!
それでは、来週の週刊マンバもお楽しみに〜!