読み返しても最高だった
再遊記が出るたびにイチから読み返したいなと思っていたので満を持して読み返してます。 やっぱり根っこはコレぐらいのニュアンスだったよなーとホッとしちゃう。 発見伝→才遊記→再遊記 と繋がっていて、再遊記で主人公になった芹沢の方が有名なキャラになってしまったけど、藤本は藤本で爽快なキャラで好き。 時事ネタや流行を率先して取り入れているため、描かれていた時代を感じられるのも読み返すメリットですね。
一億人の国民食、ラーメン!百戦錬磨のプロたちが鎬を削る世界に、ラーメン好きの普通の(?)サラリーマン・藤本が挑む!!上司の栄転祝いのため、評判のラーメン店「高津家」を訪れた藤本。ところが、出されたラーメンを一口食べた彼は、「まずいッ!!」と大声で叫ぶ。当然、店の主人に目を付けられてしまうが、藤本は謝るどころか、自分ならもっと美味いラーメンを作ることができる、と豪語し……!?
確かにあの発言は凄いね。
ただ・・ラーメンの魅力のひとつというか
やたらとラーメンについて薀蓄を述べる人が出てきたり
情報過多に也気味なことの理由として私論がある。
超高級料理なんかとは殆ど縁のない人や
食通を自称したり目指しているわけではない人達でも
良い意味でそんなこと気にせず、
ラーメンだったら美味いまずいを気楽に語れるんだよね。
アアだこうだ言い合える。
そこにもラーメンの魅力ってアルと思う。
その結果、良くない方向に流れがむく危険もアルが、
その辺も含めてラーメンという食べ物の許容範囲の広さだし、
ラーメン屋側も食べる側も玉石混合というか、
文字通り「とんだ一杯食わせもの」がいるのも
ラーメン業界の面白さだよね。