ネタバレ

【掲載誌】
モーニング2017年30号(2017年6月22日発売)より連載開始

【代表作】
『湘南レスキュー部』 東元俊也 名義
バウンスアウト』 東元俊也 名義
バタフライ』 東元俊也 名義

【公式ページなど】
モアイ http://morning.moae.jp/lineup/833

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今一番楽しみにしている作品です。とにかく、心の父の冤罪が晴れ、家族が幸せになる事を祈って読んでいますが、だんだん最悪の結末も頭に浮かんでくるようになりました。何人かの方も書かれていますが、私も心が犯人なのでは?と思う時があります。
タイムスリップするたびに人格が変わっていき、最後はテセウスの船のように全く違う人間になるのでは?という想像です。でも、絶対それはいやですが。
東元先生!どうかバックトゥザフューチャーのようにハッピーエンドにして下さい!

みきおのテセウス発言は50話。無人の車イスで始まる回だったか。鈴と神社でいる場面、
「僕の願いは叶わないから。」
「欲しいものを手に入れて・・
手に入れたけど実際によく見たら・・
それはちょっと違っていたって事あるでしょ・・・
同じなんだけど、同じじゃないんだ・・・
テセウスの船みたいに。」
1話冒頭では心もタイトルに言及、多分物語終盤の冬の音臼村で改めてまた語ると思う。

おお! なおなおthx。
読み返してみます。

さつきさんのやばいキャラがもう見れないかと思うとさみしい。いよいよ次週からはタイムスリップ編ですかね?

タイムスリップを繰り返したあげく、悪人が善人となるのならテセウスの船のテーマともあうし、佐野文吾の「根っからの悪人は居ない」という哲学とも合致する。

半身不随は現実世界では誤魔化せないよね。漫画だから、無理やり誤魔化せてたことにするかもしれないが。

それよりは、実はもう回復していたとか、みきおが二人いる方がしっくりくる。

みきおのイカレ具合は、薬物というより多重人格的なものを感じる。目玉の幻覚を子供の頃から見ていたわけだけど、子供が薬物中毒になるというのは現代の日本ではかなりレア。(途上国なら珍しくはない)
多重人格になるきっかけは、幼少時の強烈な体験(レイプが典型)が圧倒的に多いのだけど、みきおは男はだからなあ。(男の子がレイプされる事例もなくはない)
両親が目の前で惨殺されたとか、その犯行に無理やり加担させられた、とかの方がまだ自然かな...

このままでは殺されてしまうので、タイムスリップのおかげで命拾いというのが順当な展開ですね。
そうだとしてどの時点に戻るのかが重要なところ。
最初からでは間延びしてしまうし、みきおの犯行を止めるのに手遅れでは話にならない。

第3の世界の心が過去に戻っていた状況を引き継ぎして、入れ替わった3心が刺されて死亡・・・
とかいう悲惨過ぎて逆に笑っちゃう展開も見てみたい気がするが、やはりお泊り会直前に現れて佐野さんと一緒に犯行を阻止するのが正しいやり方なのかも知れない。

全30巻くらいで、悪人が善人に 善人が悪人に入れ替わって。
で結局は最後ホロッとさせてきたら、俺的神作品認定不可避だけどねw

これからどの時空に飛ぶのか、確かに興味のそそられるところ。
この作者は意外性をついてくる傾向が高いように思うので、案外未来に飛ぶか、それとも一連の事件発生前の音臼に飛ぶか。
後者なら、みきおや翼の闇の原因やお稲荷さんの謎に迫るかな。

作中の流れからみても、霧の先にある時間はいくつか考えられますが、可能性として高いのではと思うのは、
①1回目以前に戻って翼と出会う (だから翼には未来の情報があった)
②1回目で心が教師になった直後 (フォーチュンクッキーで、さつき"恋人現る"=みきお?)
辺りではないかと。

ふたりが違う時間に飛ばされる可能性もゼロではないですが、ややこし過ぎますかね。

映画の「バタフライエフェクト」という作品を思い出した。
過去に戻るたびに最悪のシチュエーションに変わっていくが、最後は・・(ネタバレ申し訳ないのでやめます)

この漫画もドラマ化してほしい。配役が難しいが。

そうか。2人とも飛ばされる可能性があるんだ。気付かなかった。

あの世界に最初から大人のみきおがいたのなら、翼を取り込んで利用する事も出来る。
金丸さんを突き落とすのに子供や女性では難しいという問題もクリア。
鈴が写真を見た時の驚き方も、その後心に過去にいたのかどうか聞いた事も納得が行く。

そうなるとみきおはどこに住んでいたのか。
神社かも知れないが寒いし・・・
ちょっと最初から読み返してみます。

刺されてはいるよね、血が出てるっぽいし。
致命傷じゃない、現在は無人だが過去には人がいた場所だから、目撃者現るで、みきお逃走ってところかな。

心の警察への通報内容が意外だった。
タイムスリップしたから良かったようなものの、そうでなければ心が容疑者として逮捕されてた可能性が高いのに。

今度来た時間はいつなのか、心が怪我で動けない間にみきおが何をするのかが気になる。

みきおは村の秘密をいろいろ知っていて、それを犯罪に利用しそうだ。

だんだん面白くなってきた。
確かに通報内容は捨て身の、警察官が動かざるを得ないやり方!
心はみきおが犯人と分かっていたのかもしれない。この物語、会話のセリフ回しで進み、あまり独り言、心の中での考えはあまり出て来ないので。
このあと、みきおは血のついた刃物を持って逃げたので限りなく怪しいけど被害者はいない、という変な状況になる。しかしこれから心が過去を変えてしまえば、この状況はどうでもよくなる。あくまでも過去の歴史に介入するなら、という前提で。
みきお自身は現代に残っているのではないかと思っています。タイムスリップ先に心しかいないし、お互いに歴史をいじくり合うと、もう別の路線の物語になってしまうので。
そして心がたどり着いたのは、分かるのは夏であること。鳴いているセミの種類から、夏休み中かその直前くらい。さお〜だけ〜の軽トラが走っているので、村として機能している。というくらいか。
最後のページの欄外の右と下のメッセージからすると、変えるべき過去の地点には違いない。
事件の始まるウサギ事件、それともみきおの生い立ちに関わる地点だろうか。
とりあえずこの満身創痍の状態なので、三島外科医院に行くか?このまま三島家に滞在して観点を変えて物語が進むのも面白い。翼と明音の過去も分かるかもしれないし、なぜ姉妹そろって犠牲になったのかも解けるかもしれない。ちなみに佐野家は事件の3年以上前なら音臼村にはまだ来ていない。
動的なストーリー展開が続く中で、新章スタートという感じだろうか。楽しみにしたい。

みきおはさつきが鈴を不利に追い込んだのが気に食わなかったのかもしれない。
慰霊祭で起こそうとしたこと。さつきも紀子ももういない。やり残しがあるとするなら、生き残った二人の同級生(明音と一緒に心のことを悪く言った)、それ以上に三島夫妻(亡くなった二人の娘の両親であり、音臼事件後、村を出ている)に対してだろうか。
アゲハチョウはバタフライエフェクトへのリスペクト、オマージュという意見は納得です。
今回のスリップでは事件の背景、原因にしっかりとたどり着いて欲しい。前回がひたすら後手に回り、食い止めるのが精一杯だったので。

追伸。事件の後ではないと思います。
そうなら佐野は既に逮捕、こんな状況で三島外科に飛び込んでも追い出されてしまうのではないかと思う。
事件発生の6月末にはまだミンミンゼミは鳴かないので、ということは少なくとも前回のタイムスリップよりも過去になり、心が未来から来たことを知っている佐野とみきおの記憶もリセットされるか。そして由紀との出会いもまたやり直し。
ちなみにだけど「僕いない街」では犯人に初めて対峙して殺されそうになり、結果数年意識不明のまま病院で過ごす。犯人による独り言回想で生い立ちや歪みの原因が明らかになり、主人公が意識を取り戻して、最後の決戦へと続く。
何となく犯人の人物像はみきおとも共通点を感じる。最終的に主人公の身近な人物は誰も死ななかったことになり、無実の死刑囚となっていた人もアリバイを確立できた。こちらの物語でもそうなることを願う。そしてできれば、あちらより長編の物語になってほしい。

主人公に魅力が必要なのはもちろんだが、ライバル的な悪役がいるとさらに盛り上がると思うので、また
みきおにはさらにパワーアップして登場してほしい。
彼が犯人かどうかはわからないが。
新章になって、新しい登場人物はあるのか、あるいは前回タイムスリップした時とは全く違う人格になっている人物がいるのか、ますます続きが楽しみになってきた。

みきおのセリフで「余計なことをするからめちゃくちゃだ」がまた出た。したのはさつきで、結果は鈴への殺人容疑。
翼の時もまた鈴に容疑がいく展開だったので、鈴を中心に考えてのセリフなのかもしれない。録音の声は翼を殺した、ではなく「死んだ」ではあるけれど。
今週のみきおのセリフは続いて警察への不信感を連続して言っている。過去に起きたトラウマとなっている何らかの事件に、ちゃんと対応してもらえなかった恨みがあるのかもしれない。だから音臼事件では佐野が犯人に見えるように操作し、金丸刑事を突き落としたのか。
みきおの本質が見え隠れしているような気がする。

裏主人公とも言うべきみきお君に感情移入かも
だがみきお部屋で義母との会話は自然に思う。
臨時教師の心はジョーカーと呼ばれていた、の
場面では二人で何らかの計画を話す訳でもなく
当時の思い出を語っていた。
そして今回のやっと逢えましたね心先生、の
セリフは興味深い。まるでみきお君が二人存在するかのようだ。

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テセウスの船

どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?

テセウスの船 東元俊也 東元俊哉
mampuku
mampuku

時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。

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プラタナスの実

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