ネタバレ

【掲載誌】
モーニング2017年30号(2017年6月22日発売)より連載開始

【代表作】
『湘南レスキュー部』 東元俊也 名義
バウンスアウト』 東元俊也 名義
バタフライ』 東元俊也 名義

【公式ページなど】
モアイ http://morning.moae.jp/lineup/833

読みたい
32/32ページ
<<
<
32/32ページ
>
>>
なまこデラックス

やっぱりタイムリープしているようだね。
ノートに書かれた日付に戻るのは映画「バタフライエフェクト」みたい。
早速親父と対面したし、次くらいで結構大きくストーリー動いたりするのかね。

展開が早くていい。1話目の感じだと過去に戻って現在が変化することでそのうち自己同一性を保てなくなりそう。

1話2話を読んでみた。ドキュメンタリーっぽい作品なのかな?と最初思ったらまさかのタイムリープ系。真相を知って現代に戻ってハッピーエンド、というのがすぐに思いつくけれど、はたしてどんな物語になることやら。

なまこデラックス

新聞配達員が救うはずの姉を先に発見してしまい、通りすがりの女の子(死ぬ予定)の命を早速救ってしまったから、積極的に過去に関わっていくスタイルかな。未来が変わってしまう…的な恐れはなさそう。
真犯人は父親とは別だと思っていたので、最後の父親は気になるな。

戻る手がかりはないし、なんで過去に戻ったかもわからないし、このまま過去編が続きそうだが、娘がいるから現在に戻るとは思うんだよな

今回はますます佐野が怪しくなってきたね。千夏ちゃん殺したとしか思えないもんね。ここまで怪しいと逆になさそうにも思えてくるが。。。

あとは、姉の顔の傷で過去は変えられるということが証明された。現代に戻った時の影響はわからないけど。というか、まだ戻れるかどうかもわからないが

あんまり寒がっている描写がないのも関係あるかな。今回指摘されていたけど、吹雪いていてあの薄着じゃ震えると思うんだけど。

過去が変わったことでどう未来が変わるのかが早くみたいな。姉、めちゃくちゃ明るくなってたりするのかね

佐野に未来人ってバレた。あとなんか犯人のテープが出てきたけど、佐野のセリフかと思ってびっくりした。

佐野に未来人ってバレたけど、「あいつはやばいやつだ」って騒がれるくらいで特に何もなかった。兄の話があったけど、かなり悲惨だ。そろそろ現在に戻って欲しいところ。

なまこデラックス

佐野は怪しい行動さえ取らなければいいおじさん。殺人犯には見えない。心が事情聴取されるが、住所不定無職、目撃証言まであるので逃げ場はなさそうだ。もしかしたら佐野は心の罪を被るために犯罪者の汚名を着たのかもね。

佐野の助け舟によって取り調べはなんとかなったが、これからもあの刑事にはつきまとわれそう。佐野は心が未来から来たって信じ始めたみたいだから協力者になるんだろうな。

32/32ページ
<<
<
32/32ページ
>
>>
テセウスの船

どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?

テセウスの船 東元俊也 東元俊哉
mampuku
mampuku

時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
プラタナスの実

プラタナスの実

『テセウスの船』作者が描く小児科医の物語 命を繋ぐ、音がする―― 奇跡のような、尊い音が―― 少子化、モンスターペアレント、コンビニ受診… 社会的問題が山積みな一方で、「もしも」の大病が患者の中に潜むことを決して見逃せない日々。そんな「子供が好き」だけでは戦えない “心のコスパが悪い”医療現場に、やさしい笑顔で向き合う小児科医・鈴懸真心(ルビ:すずかけまこ)。これは“ゆりかごから大人になるまで”の子供たちと、その家族に寄り添う、暖かく誠実な、小児科医の物語――

バウンスアウト

バウンスアウト

東京、六本木。すべての欲望が溢れ、乱れ、踊るこの街に、ひとりの不良少年が降り立った。そこで目撃するのは、これまでにない大きな地殻変動。利権を非顕在化し、暴排条例のため地下に潜った“不良”たち。暴力とカネという地下水脈は、警察の目が届かないところで激流となり、少年は否応なく飲み込まれていく――。新しいタイプのアウトローが蠢く現在の“ロッポンギ”を舞台に描く、堂々のネオ・クライム・アクション!!

野良をつく

野良をつく

「破道の門」「バウンスアウト」の東元俊也、最新作!! 裏社会を描き続けた作者が挑む戦慄の潜入捜査官物語!! 主人公・飛沫凉は、関東一の武闘派集団・朱組に潜入し若頭補佐にまで伸し上がった。全ては組長の朱蓮を逮捕するため…!! 極道の仮面を被った刑事のハードボイルド戦記!!

破道の門スペシャル

破道の門スペシャル

藤沢ケンジ、17歳。北海道に生まれ、極道になることを夢見る。ある組長はケンジに言う。「この男からヤクザのすべてを学べ。極道の天才と言われる男だ」その男の名は四代目極門組・九条英治。二人の男が出会い、その魂を焦がす!!

バタフライ

バタフライ

欲望渦巻く大都会を、オンナで凌ぎ、闇に生きる!! デリバリーヘルス「バタフライ」を経営する爆石優。普段は明るく優しいが、店の女の子に危害が及ぶとこの上なく恐ろしい血の裁きを下す!! 夜の蝶に渦巻くセックス&バイオレンス!! 戦慄のデリヘル稼業闇物語!!!!!

殺人犯の息子が事件の真相を辿るクライムサスペンス にコメントする