骨董屋・壺中堂の二代目、幽庵。この少年は書画骨董、金銀財宝に食い物、はてはヒトの性根に至るまで、世の中ありとあらゆるモノの本質を見極める“目”をもっていた。いわくつきの骨董から思い出の一品まで、幽庵が真贋の裁きを下す――
東京のとある場所に店を構える老舗骨董屋「寒鰤屋」。その店主・倉本駆馬は若いながらも目利きの鑑定人! さらに徳川幕府公儀隠密の流れを汲む、骨董専門のトラブルシューターで…!? 骨董品を持つ人、狙う人、探す人――寒鰤屋には今日も問題アリのお客人と骨董品が舞い込む! 「王様の仕立て屋」の大河原遁、初連載作!
ブロカントとは、長く使われて愛されてきた、アンティークよりも庶民的な雑貨のこと。ブロカントが大好きな女の子・ハコは、今日もかわいいブロカントを求めて向かった蚤の市で、どう見ても場から浮いているヤンキーの男の子に出会って……?可愛いもの大好きなヤンキー男子と、蚤の市大好きなほっこり女子のムズムズ愛しい蚤の市ラブコメディ。読んでいるうちにあなたも蚤の市に行きたくなること間違いなしです。電子書籍限定特典として、描き下ろしコミックを収録★
愛でられまくりのセクハラ(!?)ラブコメ 日本有数の流通企画“四辻グループ”が江戸時代より経営する由緒正しき骨董屋「四辻屋」。そのお店の店番として雇われた朝子だけど実は店番=四辻屋の嫁の仕事で御曹司の主計(かずえ)と結婚することに…!?!? イケメンすぎる御曹司・主計の積極的な求婚と数々のお触り(セクハラ!?)に朝子は……? 愛されまくりのセクハララブコメディ▽ ★他収録作品 秘密の准教授室 女泣かせの男
ヤクザ屋から楽座屋になり『骨董屋・紅雲堂本舗』をひとり営む鉄次郎。今日も彼を頼って昔馴染みがトラブルを抱えてやって来る…。他人様の愛をうけず、根は優しい骨董のような男の生き様
時は二〇世紀初頭。平和に見えるこの町では、皆の気がつかないところで、数々の不思議が起こっていた。大学生でありながら、父親に変わって古道具屋を預かる忍の元にも、今日もまた不思議がひとつ、またひとつと迷い込んでくるのであった…。
夢を見続けたい灰かぶりは、己が偏愛で時を戻した――。グリム童話と骨董の現代ファンタジー、開幕!! 日渡秋経(ひわたり・あきつね)が手にした腕時計は、ある特別な力を宿していた。非日常の連鎖。骨董屋少女りすとと世界に散らばる不思議を探しだせ!
商店街「ザウルスモール」の奥の奥のそのまた奥のすみっこでひっそりと店を開いている「あなろ具屋」。直彦と小夜子が経営するアナログな雰囲気の骨董店。値札もついていないし売っているものも怪しい。今日はどんなお客様が来るのでしょうか。
ロシア帝国最後の皇女・アナスタシアのひ孫として、ロマノフ家の一族と認められた瀬名卓斗(せなたくと)、23歳。そんな彼を最近、好きだと気付いてしまった骨董屋「椿」の天才美少女鑑定士・椿カムイ、18歳。そして、瀬名と同じ大学に入ったカムイは、ある青年から依頼された骨董を探すうち、瀬名に関わる事実につきあたり…!? 結ばれそうで結ばれなかった瀬名とカムイの“最後のミッション”や如何に!? さいとうちほが贈る、これが本当の完結巻!!
明治26年、横浜…。士族の娘・結子は借金をして買った雪舟の掛け軸を売るために古美術店・霧島堂を訪れる。そこにいたのは異人の血を引くドS鑑定士・ミハル。彼の見立てでは掛け軸は真っ赤な偽物で…!?
仕事にも恋にも疲れた元美容師の明里は、子供の頃に少しだけ過ごした商店街にあるヘアーサロンに引っ越すことに。『おもいでの時修理します』という奇妙なプレートを掲げた時計屋の青年・秀司、風変わりで少々毒舌な大学生・太一と親しくなった明里は、商店街で起こる不思議な事件に巻き込まれていくが…?
不思議ないわくつきの骨董品が並ぶアンティーク・ショップ「幻日」。骨董品は、時に残酷で恐ろしく、そして時に優しくあなたを包みます。あなたにはどんな骨董品との出会いが待っているでしょうか?いらっしゃいませ。「幻日」へ、ようこそ。極上の怪奇譚の数々をお届けいたします。なぜかついてきてしまうようになった恐ろしい日本人形を描く『うつしみ』ほか計3編と、さらに安曇野の山中で少女が体験した不思議なできごとを描いた特別よみきり『安曇野へ…』も収録。
『骨董屋優子』続編。1年の北京暮らしを終えて、谷中に帰って来た優子と東介。東介はタイで焼かれた珍しい青磁を持ち帰っていた。優子の鑑定では3千万円の品。それが一つの騒動を起こす。優子の帰国に喜んだ父は、酔って二階から転落して入院してしまう。そして主人が不在の間、家出して転がり込んできたのが従弟の哲也だった。哲也は遊ぶ金欲しさに、価値もわからぬまま青磁を3万円で売り払ってしまい…。
ここは五番街。看板のないアンティーク店。そこに住むのは、“白やぎさん”こと白山洋子。「手紙が主食」という、一風変わった食生活を送る彼女のもとには、今日もいわくつきの手紙が舞い込んできて――?さあ、届かなかった言の葉を味わいましょう。想いが、冷めてしまう前に――
長く使われ、愛され続けた物には、その主の“念”が宿ると申します。舞台は明治末の京都、骨董屋『夢堂』の店主・ゆめじいさんは、物に籠もる念を感じることができるらしく…!?作家やまあき道屯が独特の世界観で描く骨董怪異譚、待望の単行本化!!
白骨死体が抱えていた古伊万里、白昼堂々盗まれた狩野派屏風、外交官が私財を投げ打って入手したドールハウス…。曰く付きの骨董品にまつわる様々な事件や、事件に関わる人々の複雑な人間模様を、骨董屋優子が優しい目利きで解決に導くヒューマンドラマ。谷中古稀堂の箱崎優子は、幼い頃から物の真贋を「温もり」で見分ける不思議な素質を持っている。父のお供でわけありの茶碗の鑑定に赴いた優子は、自ら事件に首を突っ込み真相の究明に乗り出すが…?
骨董屋を営むレナのもとに集まる様々な品々。その品に込められた思いが「キルレアン測定器」で測れるようになった近未来。そこは震災によって崩壊した東京。人々は暮らす事を大切にしつつも、込められた思いを映す品々は、レナの店の奥でそっと出番を待っている。悪しき思いを帯びた悪霊付の品にはマイナスを表示する「キルレアン測定器」は、骨董の世界を変貌させた。だが目利きたちの仕事は変わらない。モノに込められた人の思い。モノを大切にする人の想い。描かれていくのは、ヒトとモノの美しくも悲しい世界。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ きりきり亭のぶら雲先生のスピンオフなんだよな。ぶら雲先生に登場する骨董屋の二代目が主人公。骨董にまつわる色々な話がある。親父は相変わらずでよかった。 ・特に好きなところは? 「用の美を宿す」の回。それぞれの側から骨董への見方などわかりやすく書いてあり面白い。漫画好きでも同じことが言えそうなところだ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! スピンオフ元のきりきり亭のぶら雲先生を読んでいなくても楽しめます。ただ壺中堂の親父のギャグが今読むとなかなかきついものはある。今気づいたけどきくち正太の単行本全部読んでるかもしれんな。「Rioの黒船丸」や「私のアイザック」あたりも読み返したいが電子書籍になっていなんだよな