ひ弱なライター小原がひょんな事から日本の秘境温泉に挑むことに。まったり温泉気分で引き受けたはいいが、なんと目的の露天風呂は、有毒ガス充満の活火山の火口湖だった!これってホントに露天風呂なのか?日本には、誰も行けない温泉が数多ある。その温泉を命を懸けて制覇せよ!言っとくけど、温泉舐めてっとケガすんぞ!!
北海道の根室から釧路にかけて広がる根釧原野を、国立公園の阿寒、摩周、屈斜路の湖水を水流に無数の川が流れている。42歳の十巻正信の釣り場はこの原野の川で、狙うのは、文明の波に次第に棲家を奪われて激減したため幻の魚と呼ばれる大魚・イトウ。そんなイトウを、正信は小夜子と呼ぶのだが…その理由とは!?『チライ・アパッポ』など、ほか5編収録。矢口高雄のデビュー初期の作品を集めた貴重な短編集です!
1851年から続く世界最高峰のヨットレース「アメリカスカップ」。150年もの間、脈々と受け継がれてきた優勝トロフィー“アメリカスカップ”獲得を目指し、世界中の海の男達に挑もうとする少年がいた……!房総半島の小さな港町・葉浦(はうら)で暮らす風間陣(かざま・じん)は“風が好き”で凧上げばかりしている少年。都会からきた不思議な少女・鷲津真緒(わしづ・まお)と出会い、風を捉えて滑るように進むヨットを見たとき、陣の心に一陣の風が吹いた……。今、風に愛された少年が世界の荒波に漕ぎ出そうとする!!「乗ってみたい。風だけで動く船に」(風間陣)
古代エジプトに、神々の怒りに触れた男女がいた。禁断の恋をした女王と、若き僧侶・カクラテス。神の命を受け、二人を殺したバステトは、永遠の生命と永遠の美を与えられたのだった。カクラテスに心を奪われていたバステトは、再びカクラテスが生まれ変わる日を二千年もの間、待ち続ける――。時は廻り、現代。カメラマンの加蔵春彦は、大きな力で引き寄せられ、エジプトへ渡る…!時空を超えた大スペクタクル!
長崎県の五島列島に住む宇土のぼるは、常に人様に迷惑をかけながら、自由に生きている男。地位も名誉もプライドも一切気にせず、寝たいときに寝て食いたいときに食って、後はひたすら女を追い回す!通称どろくれもん(なまけ者)ののぼるが島に旋風を巻き起こす?
漁師として自分の船を持つべく故郷の長崎・五島列島に帰ってきた攻一。しかしアルバイトで貯めたお金は親父がスナックの開店資金に使い込んでいた。しかもその親父は母を捨て別の女の家に…。元腕利きの漁師だった親父をどうしてもまた海に出したい、その思いから攻一は一人漁師を目指すが…。親と子の長崎人情物語!
かつて村の上空を自由に飛びまわっていた美しい鳥・朱鷺。文明は進歩したが、自然は破壊され、野性の生命は奪われ、人間の心も失われてしまった…。今は名ばかりの朱鷺の村の村議会議員選挙に立候補した石橋堅次郎は、一人娘にトキと名をつけるほど、朱鷺博士で有名。その堅次郎が選挙演説中に血を吐いて倒れたという知らせが、トキのもとへ…!?
水の妖精といわれる岩魚に魅せられた青年は、山奥の渓流に岩魚を求めてやって来た。そこそこの釣果を得た青年は、さらにいいポイントを求めて上流へと向かい、そこで、蛇を丸飲みにする、背中に赤いホクロのような模様を持ち、体調1メートルはあるであろう巨大岩魚と遭遇する!その巨大岩魚は、土地の人間に赤星と呼ばれる川の主だと知った青年は、その後、赤星を狙い続ける老人、源じいさんと共に赤星を追うことに!(岩魚の帰る日)/ほか、大自然を背景に描かれる物語、全7作品を収録した傑作集!
砂漠の惑星・砂球では、“水玉”と呼ばれる宝石が人々の生きる糧であった。リー・ジンは、偽の“水玉”の売人を追う賞金稼ぎ。砂漠での乗り物兼相棒の竜のフィーフィーを連れて旅をするのだが……。過酷な環境で生きる人々の姿を描く、エコロジカル・ヒューマン・ドラマ。
仕事ができない働きアリと、毎日楽しく生きるキリギリスの音楽ユニット。生まれて初めて深い井戸の底から出た、めんどくさがりのカエル。毎年夏がくるたびに巡り合う永遠の宿敵・カブトムシとクワガタ。仕事や勉強、人間関係に疲れたら、下を向いて歩こう。時にゆるく、時に懸命に暮らす生きものたちが、きっと元気をくれるから。疲れた心に染みわたり、読めば明日を生きる元気をもらえる、ユーモアと哀愁の虫たちの世界へようこそ。SNS総フォロワー20万超え!(2018年9月時点) 2年間分の投稿から厳選した人気作品に加えて、50ページ以上の描き下ろしを収録。SNSで最も愛される昆虫マンガ、全編フルカラーで刊行!
不思議なモノを視ることができる女子高生・ののか。今日も彼女のもとに悩みを抱えるモノたちが訪れてくる…。日本遺産にもなった大分県国東市を舞台に繰り広げられるののかのちょっと不思議な探訪譚!!
大自然――。それは強者が生き残り弱者は朽ちる競争社会。そんな世界とは無縁の動物園の檻の中で一匹のイヌワシは思いを馳せる。妻の名は? オレの名は……。本能に刻まれた野生の、果てなき自由への記憶とは――。(翼の記憶より) 他、孤高のオオカミ、サバンナのハイエナ…… 野生で生き残る動物達の冒険譚!
東京から遠く離れた虹が島で祖母と一緒に暮らすあかね。七年前にあかねの父が他界した後、母は仕事を求めて東京へ行ったが、それ以来島へ戻って来なかった。いつか母が戻って来ると信じて待っているあかねは、ある日、母がもう戻って来ないことを知り、東京へ行く決意をする。島の出身で東京で成功した高円寺氏が、人を雇うため島に戻って来ていたが…!?
「Rescue」「Ranger」「ReliefDoctor」、それぞれの分野のスペシャリストが集まって結成された特別救助チーム、それがトリプルR。内閣官房長官直属で管理され、その存在は極秘とされている。海の監視員・狗堂はひょんなことからトリプルRにかかわり、災害救助の最前線に立つ!
武良家の次男に生まれたしげるは、とりわけ元気がよく人なつっこい子供だった。それにどうしたわけか胃が丈夫で、少々くさったものでも平気だった。子供の頃は「ズイタ」すなわち、なんでも食べるあさましい者という意味のあだ名を頂戴していた。万物は食べられると思っていた。頭の中で自問自答するクセがあり、四歳までしゃべれなかった。巨匠・水木しげるが波乱万丈な半生を漫画で綴る!!
恋人を捨て、会社を辞め、アパートを引き払った女は旅に出た。沙真宵岬――ライラックが咲き匂う北の果て。その土地に暮らすのは、かつて激しく愛し合った男と友人だった妻。得られなかった愛と夢――。嫉妬と惨めさに狂い、彼女の傷口は大きく広がり始め……!?表題作をはじめとする、全4編を収録。
長野県と新潟県の県境に、山また山にかこまれた村がある。この通称・どんぐり村は、一日一本しかバスの通らない小さな小さな村。轟一番は全校あわせて28人しかいない小学校にかよう5年生で、大自然の中で毎日のびのびと暮らしている。のどかな村でくりひろげられる、川崎のぼるのほのぼのギャグ漫画。
西部の大平原にたたずむとあるカフェ。そこに3人のガンマンと1人の保安官がいた。3人の話題の的はおたずね者、ジョン・コロラド。肩に星形のあざを持つその男は、誰よりも強く、銃の早撃ちでは右に出るものがいない。そんな話のさなか、立ち上がった一人の男の肩には…?劇画の名手・川崎のぼるが描く西部大活劇!
みさきは、まだ赤ん坊の時に、両親の手によって山に捨てられた。山で暮らすオオカミのトキは、一人ぼっちのみさきにとっては兄弟であり、友のような、唯一の存在だった。みさきが10歳の時、トキが人間に噛み付いたために村人から追われる。村人と闘いながら逃げる途中にトキは死ぬが、みさきは、トキのような燃える目をした青年に助けられる。青年の目に惹かれたみさきは、彼の後を追い、村を飛び出して船に乗り込んだ。
目の前で父親を撃ち殺された少女ジンジャーは、ガンマンを雇い、犯人を探す旅に出た!!途中の酒場で会った少年ベンジャミンも加わり、三人は西部を駆け巡る。しかしベンジャミンには秘密があって…。誰からも愛されずに育ったベンジャミンが旅の途中で見つけた「自由」と「あたたかい愛」とは…?スケートで全米選手権出場を目指す少女たちの闘いを描いた『銀色のロシェール』も同時収録。
真琴の兄佑二と婚約者和臣が冬山で遭難。そして兄の佑二だけが還らぬ人となった…。それ以来和臣は自分の判断ミスを責め続け、真琴に対しても心を固く閉ざしてしまう。そんな和臣に対し真琴は必死で手を差し伸べようとするのだが、和臣はそんな優しい真琴の手を払い、独り孤独を深めていく…。表題作をはじめとする愛の賛歌全3編を収録。
天才シェフ・風吹高志がふるさとの島でオープンした小さなフランス料理店・海猫亭。しかし志半ばにして高志は亡くなってしまう。一人残された未亡人の羽純が後継に指名したのは、かつて勘当されるように島を出て行き、東京でシェフ修行をしていた高志の弟・涼二だった…。気取らずに誰でも食べれる安くてうまい人情レストラン・海猫亭の物語が今始まる!
※ネタバレを含むクチコミです。