偶然の一致というか考えすぎかもしれないこと(笑)。
絵が綺麗だな、と思って読んでいたが、
作画の立澤先生が
井上先生(「スラムダンク」「バガボンド」等の作者)の
アシスタントを長らく勤めていた、
と後で知って納得。
井上先生って葉っぱの一枚一枚まで丁寧に描く先生ですからね。
それともう一つ。
井上先生の「スラムダンク」は大ヒット漫画で、
ヒット要因はいくつもあるとは思う。
けれど個人的にスラムダンクのヒットした要因の一つに
スポーツ漫画ゆえに登場人物のほとんどが
派手に汗をかきまくっているシーンばかりだったが、
それでいて
「汗をかきまくっているのに汗臭くない絵柄」
も、ヒット要因の一つにあると思っていた。
漫画なんだから汗臭くないのは当たり前だと
言ってしまえば終わってしまうが、
通常のスポーツ漫画以上に汗をかきまくっている
シーンが多いのだけれど、それがほとんど
わずらわしくなかった。
と、個人的には好感を感じていた。
なので、その井上先生のアシスタントをしていた人が
描いた温泉漫画ということで、
「なるほど、それでお風呂漫画んしては
汗くささがなくて良かったんだ」
と改めて納得した。
温泉漫画ってそれなりにあると思うけれど、
登場人物のかく汗が汗臭かったら台無しになると思う。
立澤先生自身や編集者がそこまで考えて
連載を決定したかどうかはわからないが、
個人的には凄く納得している(笑)。