年老いた漁師・サンチャゴは、長い不漁に見舞われていた。ある日、サンチャゴは大物を求め遠い海へとひとり小舟を漕ぎ出した。やがて、彼の仕掛けた餌に、目にしたこともないほどの巨大なカジキマグロが食らいついた──。アーネスト・ヘミングウェイによる海洋小説の傑作を六田登が漫画化。
1983年5月26日。絶好の釣り日和りの男鹿半島へとやって来た杉村真。だが…釣りに夢中の杉村を、突然の地震が襲った!前代未聞の大津波に巻き込まれてしまうが、九死に一生を得た。死者26人、行方不明者64人もの被害をだした大地震と津波…。杉村は、実態調査をすることを決意するが、調査や取材を重ねる内に、釣り人や沿岸住民が、いかに津波に対して無防備だったかを知ることになる…。
テレクラ漫画でおなじみの成田アキラが、日本全国の名湯秘湯に繰り出して、湯煙り美人達とのエッチを満喫していく旅情、癒し、お色気がつまったコミック。深夜のアパートで、成田は礼子と至福の時間を過ごしていた。一戦交えた成田は、T誌で行う予定の混浴エッチツアーの下見に行かないかと礼子を誘うのだが…!!!
山岳警備隊の嘉門遥(かもん・はるか)と鹿賀晶(かが・あきら)の活躍を描いた山岳レスキュードラマ。悪天候の劔岳で遭難してしまった医大生・鹿賀晶は、これが初出動となった北アルプス警備隊員・嘉門遥によって助けられる。その3年後、北アルプス警備隊の新人隊員となった鹿賀は、遭難事故で出動した遙が雪渓で滑り落ちたと知らされ、彼女の捜索に出動するのだが……!?
30年前、大熊を追っていたマタギが食材確保のため、滝の上流に岩魚を放流したと言う。その移し岩魚は現在…。『移し岩魚』/釣り歴50年以上という72歳の源さんが、数年前から腕と技と頭脳のすべてを懸け、三尺近くある巨大な岩魚を釣り上げようとするが…。『源さんの谷間』/会社の慰安旅行には必ず釣り道具を持っていくサラリーマンは、早起きして朝釣りへと向かい…。『毛バリの元祖』/など、「山女魚」や「岩魚」に魅せられた釣りバカたちの物語・全十二編を収録した第一巻!
矢口先生が災害を元にして描いたものとしては、三毛別羆事件の『羆風』が有名だと思うが、こちらも壮絶だった。 当時の新聞や写真、聞き取りによる実体験に脚色を加えたドキュメンタリーになっており、単に分かりやすいとか読みやすいというだけでない、語り手としての力を持った作品になっている。