北海道の根室から釧路にかけて広がる根釧原野を、国立公園の阿寒、摩周、屈斜路の湖水を水流に無数の川が流れている。42歳の十巻正信の釣り場はこの原野の川で、狙うのは、文明の波に次第に棲家を奪われて激減したため幻の魚と呼ばれる大魚・イトウ。そんなイトウを、正信は小夜子と呼ぶのだが…その理由とは!?『チライ・アパッポ』など、ほか5編収録。矢口高雄のデビュー初期の作品を集めた貴重な短編集です!
北海道の根室から釧路にかけて広がる根釧原野を、国立公園の阿寒、摩周、屈斜路の湖水を水流に無数の川が流れている。42歳の十巻正信の釣り場はこの原野の川で、狙うのは、文明の波に次第に棲家を奪われて激減したため幻の魚と呼ばれる大魚・イトウ。そんなイトウを、正信は小夜子と呼ぶのだが…その理由とは!?『チライ・アパッポ』など、ほか5編収録。矢口高雄のデビュー初期の作品を集めた貴重な短編集です!
「天然」って言われがちな女子高生・有紗は、豊崎先生に片想いをしている。こっそり想ってるだけで幸せだったのに‥‥。なんにもできない女子高生の冒険が冬の北海道で始まります。寒いけど、こころはあたたかな物語の舞台は北海道の北見市。北見在住・作家の田川とまた氏が、北見の景色を描き出します。
久しぶりに読んだが初期の矢口高雄は凄すぎる 表題作のチライ・アパッポよりも俺の好きな矢口高雄の暗さが出ている「長持唄考」や戦後の田舎のイメージを感じられる「狐の棲む里」の方が好き 「狐の棲む里」は20年ぐらい前の個人的な矢口高雄ブームの時に読んで衝撃を受けた 「青林傑作シリーズ チライ・アパッポ」に収録されているものと同じかどうかわからないが「青林傑作シリーズ チライ・アパッポ」は高額なのでこの電子書籍で読むのをお勧めします。