贋作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のオ-ナ-・藤田玲司のもとに、衆議院議員の梶がモネの「つみわら」の真作を売ってほしいと商談を持ちかけた。フジタは贋作だけではなく、裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていることを知ってのことだった…。美術界を舞台に繰り広げられる、芸術をめぐるミステリー!!
東北にある、バカでも入れる小さな美大。山の中にあって女子がほとんどの学校である。壁画の千葉と、日本画の本吉と、洋画の藤本は、同学年の気の合う仲間。冬の寒さも、制作の厳しさも、学生の楽しさも、将来への不安も分かち合いながら、共に過ごしている。真剣に創作をしながら。
明治17年岡山県にある造り酒屋の一人息子として生を受けた吾郎は、幼い頃から絵の世界に魅かれる。16歳の時、父親の不始末により一家は夜逃げに追い込まれ、吾郎は一人東京へ発つ。華やかな都会で愛に迷い、自由を求め、芸術を模索する…激動の芸術ロマン伝説!!
南仏の港町で、似顔絵を描きながら未来の画家を目指す少年・マッシュ。だが、飲んだくれの父親を養うために、満足な画材も買えず厳しい日々を送っている。それでも直向きなマッシュを応援する幼馴染みのソフィーは、自らの奉公の支度金で絵の具を買い、彼の元を去ってゆく…だが、せっかくその絵の具で描いたコンクール用の油絵も、父親の妨害に遭って出せないことに!それに対し、マッシュの用いた命がけの作品と!?また、そのコンクールで見事認められたマッシュは、パリの絵画学校へ招かれる。画家にとって憧れのパリ。だが、そこは、陰謀渦巻くところでもあった…絵画に魅せられ絵画に命を賭けた少年の冒険が、今始まる!!
第1巻 「明治中期、ある村で二人の赤ん坊が生まれた」一人は地主の長男・川上龍太郎、もう一人は小作人の長男・大山竹蔵。二人は幼少の頃から絵を描くのが好きで、ライバルでもあり友でもあった。龍太郎の画家になりたいという気持ちは、次第に強くなっていく。しかし、家の跡取りである龍太郎は、両親に画家になることを反対される。一方、小作人であり家族を養わなければならない竹蔵も、絵を描くことをあきらめかけるが、龍太郎の東京へ出て画家になるのだという強い決意に押され、決意を固める。そして、二人は東京へと向かう。
人生の目的とは何か、幸せとは何か、生きがいとか何か。永遠にして最も難しいテーマについてヒントを与えてくれる、心暖まる作品。──青木ゆきは風俗嬢。風変わりなおじいさんとの出会いをきっかけに絵を描き始めるが、下手な絵しか描けない。しかも彼女の絵を見て激怒する人さえいた。しかし彼女の才能を見込む人も現れて……。上手い絵とは、下手な絵とは、才能の有無とは、いったい何なのか?悩める人におすすめです。
まんがライフオリジナル好評連載中、期待の新人作家黒田いずまの「美術館のなかのひとたち」が待望のコミックス化!美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。美術館のなかのひとたちのお仕事あるあるだけでなく、まんがとしても4コマとしても読んで楽しい美術館4コマ登場!!
モネ「つみわら」の真作がギャラリーフェイクにあると聞いた代議士・梶が、フジタを訪ねてきた。表向きは贋作専門の画廊オーナー、だがフジタが美術界のブラックマーケットにも通じているとの噂を知る梶は、結局50億で絵を買い取ることに。そこに商談の様子を伺っていた学芸員・酒井が現れ、梶に絵を売らないよう懇願するが…(第1話)。
第1巻・巣立ちの季節 人並み外れた人見知りの20歳の堂本繁は、札幌で印刷工をしながら絵の勉強をしていた。意気地がなく同僚の女性に失恋してしまった繁は生まれ変わるつもりで100号の大作に挑む。公募展に出品したその作品は特別賞を受賞する。しかし、同僚の嫉妬と上司のイヤミに生まれて初めて怒りを爆発させる。怒りに任せ会社を辞めた繁は、安アパートを借り絵描きの道を志すのだった。そんな彼の前に現れた青年・青野。彼は将来最大のライバルとなるのだった。そして、謎の女・麦子。彼の行くところどこまでも付きまとい繁を困惑させる。その他様々な人物が登場し、物語が展開していく。
ホームレスの天才少女画家・夢子と夢見るアート系お坊ちゃん・山田。運命の赤い糸に導かれ、美術予備校で出会ったふたり。今日マチ子やりたい放題でお蔵入りになっていた伝説のギャグマンガ、ついに刊行!自らも青春時代を美術予備校で過ごした、著者の自伝エッセイマンガに、同じ予備校で学んでいた漫画家・近藤聡乃、映画監督・松本佳奈とのセキララ鼎談も収録!
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
ダ・ヴィンチの裏文字に似たシミが浮かび上がる!壁画の裏から発見された残酷な死体が残す最後のメッセージとは…!?
大正4年、故郷・秋田から上京し、母親と貧しい生活をしていた西洋人形のような美少女・志乃田弥生は、美術学校で絵のモデルを始める。その美しい肢体で人気者になった弥生が、教師の奥田に女にされたのは上京して1年目の初夏だった。その後、何人もの男と関係をもった弥生は華麗に変貌し、少女ながら妖しい魅力を発揮する。そして運命の男、挿絵画家の夢谷吾郎と出会う…。
※ネタバレを含むクチコミです。