ちびまるこちゃん
あらすじ
“さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。
はんさむなかのじょ
あらすじ
【中学生だけど女優さんになっちゃった!】中学生にして女優の萩原未央は、お隣に住むアイドル俳優・てるちゃんに片思い中。てるちゃんと親友の彩と一緒にドラマに出ることが決まって喜んでいたのに、てるちゃんと彩にはキスシーンが…。自分も別の俳優とキスシーンが決定し、ショックを受ける。芸能界サクセスラブストーリー、第1巻。
ちぇんじ
あらすじ
【アイドルのイメチェン成功の舞台裏は?】デザイナーを夢見る笑は平凡な高校生活を送っているが、実は大人気アイドル天音真理の実妹。両親が離婚して別々に暮らしているだけ。でも、突然失踪してしまった真理のかわりに笑がアイドルを演じることに…!華やかな芸能界の実態とは?そして笑が見たもの、得たものは?【同時収録】天使も夢みる
はじめちゃんがいちばん
あらすじ
はじめは5つ子の弟が生まれてから、極貧の中、家事にあけくれる毎日。ある日、TVCM出演をきっかけに、5つ子はM2プロにスカウトされ急なデビューが決まった。最初は反対していたはじめも、ひと目惚れの相手がスーパーアイドル・『WE(ウイ)』の瑞希と知るや協力的になり……。読めば元気いっぱい、スラップスティック・コメディー!!
らいじんぐ
あらすじ
仁科祐紀はアメリカ育ち。日本の高校に入るために単身帰国し、伯父の家に住む。ダンスの大好きな祐紀は、全寮制の「宮苑音楽学校」へ進学する。ところが、祐紀にとって、宮苑のレッスンはあまりにも厳しいもので…!?
てきれいき
あらすじ
胸ときめかす愛、心ふるわせる愛。艶やかな想いにあふれて、女性が最も美しくなる季節(とき)、適齢期。手を伸ばせば触れられるその幸せを掴むことに臆病になったり、素直に愛を伝えられなくて思い悩んだり……。ひそやかな想いをこめて華やぐ、適齢期の女性たちを描いた、4つのラブ・ストーリー。
さくらざけいっこん
あらすじ
日本酒をこよなく愛する父親と、カクテルバーでバイトする大学生の息子の物語。母親が十二指腸潰瘍で緊急入院した家族。父は息子と幼い娘のため、台所に立つが失敗ばかり。料理の腕は、息子のほうがバイト仕込みで一枚上だ。そんな父だが、ある日バーで働く息子に、奥深い日本酒の五味というものを説く。 【同時収録】またお逢いします/美味しいのがいい!/楽園怪談
ろんどんまもうがいしんそうばん
あらすじ
シャーロック・ホームズに憧れるお人好しの狼男と生き物の強い感情を感じ取ることの出来る吸血鬼が、霧の街倫敦(ロンドン)で起こる怪事件に挑む!! ※以前販売しておりました分冊版を合本したものです。本文内容には変更はございませんのでご注意ください。
みぎてにうそひだりてにあい
あらすじ
売れない歌手・今井てる子は、引退して芸能プロダクションの社長・久ツ輪と結婚することに。しかし、結婚式の日に社長が急死。彼女は久ツ輪の遺言により、クツワプロを引き継ぎ社長になる。だが、クツワプロのタレントはすべて辞めてしまい、てる子は途方にくれる。そんな時、今をときめく超売れっ子歌手・彩家鏡一が会社に転がりこんできて、てる子の最初のタレントになるが…!?
ぽっぷこーんをほおばって
あらすじ
女優を夢見て北海道から上京した浅野萌子。人気若手俳優・矢野雅人の恋人役として最終選考に残るが、惜しくも落選。だが別の映画に出演するチャンスをつかむ。萌子と雅人は同郷で、転校先の高校も同じ。やがて相思相愛になるが、女性芸能記者の標的にされて?
あいのつたえかた
あらすじ
二年後に結婚しよう!と約束をして、大阪へ転勤していった恋人の正樹。交通費と電話代を節約して結婚資金を作っていた礼美(れみ)だったが、ある日我慢ができなくなって正樹の部屋におしかける。しかしそこで正樹の浮気を知ることになる。次第に正樹の心が見えなくなった彼女は、彼の親友・稲垣の優しさに本当の愛を感じるのだが…。
てきれいきのおんなたちへ
あらすじ
人目を気にして彼氏を友人に紹介する自信が持てない奈緒美。失恋のショックで自分の感情を隠すことを覚えた春子。夫と退屈な専業主婦生活に疲れて家を飛び出した沙也香。愛する男に捨てられたことがきっかけで他人の不幸を願うようになったあずさ。彼女たちはみんな結婚適齢期!甘くてすっぱく、ときどき苦い。そんな恋を知った女たちだ!!
まひろたいけん
あらすじ
アイドルを夢見る平凡な女の子が、オーディションに挑戦! 優勝はできなかったものの、敏腕マネージャーにスカウトされて、厳しくも華やかなアイドルの道へ――! ツンツンヘアーの元気印アイドル・森咲(もりさき)まひろ、アイドルスターめざしてがんばります!
ぷらすてぃっくどーる
あらすじ
【人気シンガー、マリエの影となり「プラスティック・ドール」を歌うのは誰?】高3の吉武篤郎は歌手のマリエに夢中。彼がマリエをコピーして歌う姿が、マリエのマネージャー降旗の目にとまり、ある裏事情に関わることに…。芸能音楽という虚構の世界で奏でるラブストーリー、第1巻。
ばくちゃんのいたせくすありすだいにぶ
あらすじ
季節は秋、母―冴子は、その子を麦(ばく)と名づけた。小説家の父―記(しるす)と、胸の病をもつ母のふたりの深い愛情の中で生まれたひとつの命。その後、母の胸の病は小康を保っていたが、結果的には、その出産の無理がたたってしまった。麦が生まれた翌年の麦秋、母は息をひきとったのだった。妻に先立たれながらも、愛情深く育てあげてくれた父のもと、亡き母への愛を胸に、秋田麦、いま青春!!
でじたるぼーい
あらすじ
一流家庭の淑女の育成と、花嫁コンサルタントと銘打つ結婚相談所。女性の申し込みは多数あるが、男からの申し込みは皆無。倒産を覚悟した社長は息子たちに後を任せ、逃亡。だが、しっかり者の娘(?)は、兄を見合い相手に仕立て、多数の女性客の相手をさせた後、最終的に破談にして金を儲けることを考えるが…!?若い男女のロマンスを描く、ラブストーリー傑作集!
せいこのかんごふにっき
あらすじ
駒崎外科病院に住み込みで働くことになった内藤せい子。彼女は父親を亡くし、働きながら看護学校に通う明るい女の子。救急病院の駒崎外科病院は、ケガをして泣き叫ぶ子供、重傷を負った極道、お年寄りなどで、毎日目が回る忙しさ。ある日、幼い子供の死に直面したせい子は、冷静でいられない自分に限界を感じ…。
ぴんくのしゃいんてちょう
あらすじ
松田夕作22歳。4流大学を童貞のまま卒業し、晴れて酒造会社に入社する。もちろん、速攻脱DTを目指し、色めきだつ夕作。周りには、二十歳のお嬢様受付嬢・紘子さんや、デキる25歳のお姉様OL・真梨さんなど、落としたい女性が現れる。クライアント周りの帰り、真梨さんと食事をし、ワインに酔った真梨さんを介抱し、隙あらばセックスしようとラブホテルに連れ込むが、タバコの不始末で!? 新入社員として、仕事も頑張らなくちゃダメだぞ、夕作!
めいこせんせーしょん
あらすじ
元不良の新人教師・若菜茗子(わかな・めいこ)が、問題児達と向き合って奮闘する熱血学園ドラマ。着任早々に遅刻寸前で始業式に駆け込んだ古典教師・若菜茗子は、休職した教師に代わって1年3組を受け持つ事に。そしてまとまりがなく騒がしい1年3組でホームルームを始めた茗子だったが、遅刻してきた生徒・須磨(すま)に、名前を「ばかなめいこ」と間違われて大激怒を……!?
ゆめさきろまんす
あらすじ
秀実は幼稚園の先生。大吉、平助、一休の悪ガキ3人組に悪戦苦闘の毎日。ある日、隣のライバル幼稚園にやって来た晃司くんにひとめボレ…。ところが、なぜか悪ガキ3人組のいたずらが、晃司くんに集中して…!?収録作品:夢咲きロマンス/シルバーグレイと銀の夜/月曜日に花束を/すてきにリトル・シンデレラ
ゆきのめもりある
あらすじ
遠藤真美は人気モデルの坂本悠と旅先のスキー場で出会う。2人は急速に親しくなり、東京での再会を約束するが、悠はバスの事故で記憶喪失に…!?収録作品:雪のメモリアル/純情レエスの白い服/夏のおとぎ話/わたしはこうしてまんが家になった。/イラストコレクション
ざすたー
あらすじ
映画の都・ハリウッドでスターになることを夢見るリリアンとジュディは、学歴や生まれや育ちも関係なく、世界中から憧れの目で見られる女優を目指し、映画のオーディションを受ける。だが、役を勝ち取ったのはジュディだけだった……。オーディションに落ちてしまったリリアンは、母親と二人暮らしで貧しく、生活のためカジノでバニーガールのバイトを始める。しかしそこで、先の映画の出資者である、大富豪のアレクサンダーと遭遇。彼から映画の出演料と契約書を渡され、映画に出演できることに!?
きゃっちさんじゅうびょう
あらすじ
30秒に命を賭ける、CFディレクター・早瀬健一は、新作のモデルに、偶然出会ったボーイッシュな女の子、蛍を抜擢!!予想以上の出来だったが、完成を前にしてライバル会社に情報がもれてしまい…!!ミッチーのセンチメンタルラブ第4弾!!表題作ほか「サンシャインランナー」収録。
『ちびまる子ちゃん』で世に知られるさくらももこには隠れた名作がある。それは読み切り作品として『ちびまる子ちゃん』の各巻末に収録された『ほのぼの劇場』である(現在は文庫版にして上下巻にほのぼの劇場のみを抜粋したものがある)。 ほのぼの劇場は、いわば"永遠の小学3年生"まる子の前後譚であり、幼稚園生の頃からデビュー前後ぐらいまでの出来事がまちまちに描かれている。はじめて鼻血を出した日、マンガ家デビューが決まった日、小学6年生の運動会、盲腸になった日、高校3年生の失恋、はじめての雪遊び、はじめてディスコに行った夜、大好きな担任先生の転任、はじめての一人暮らし、ある友人の転校、受験生の夏、等々、能天気に小学3年生をくりかえす『ちびまる子ちゃん』本編とはうって変わり、そのどれもが人生においてたったの一度切りしか起こりえない"あの頃"として描かれている。『ちびまる子ちゃん』にしても作品背景こそノスタルジックなあの頃にはちがいないが、ちびまる子ちゃんはあくまでも過去を振り返らない現在進行形であり、つまり現在から果てのない未来に向かって描かれ、それゆえに"永遠の小学3年生"でありつづける。いっぽうで『ほのぼの劇場』は、起こってしまった一度切りのかけがえのない体験を、つまりもはや取り返しのつかない不変の過去を現在から観照して描いている。 『ほのぼの劇場』を読んでまず読者は、小学3年生時点からみて過去のまる子/未来のまる子が「まる子」と呼ばれていないことに驚きを隠せない。ここではあの馴染みのまるちゃんが「ももこ」や「ももこちゃん」や「ももこさん」と呼ばれているのである。"ももこ"とはもちろん作者さくらももこの"ももこ"にほかならない。ところが驚くもなにも、まる子にしても単にあだ名として呼ばれているだけで、それは確かにさくらももこであり、つまり少なからず作者自身の投影として描かれている。あえて作品世界の繋がりを尊重するならば、まる子=さくらももこは小学3年生のときだけあだ名"まる子"で通っていたことになるが、しかしそれにしても『ちびまる子ちゃん』に登場するさくらももこ、『ほのぼの劇場』に登場するさくらももこ、このふたつのさくらももこは単に時間軸の隔たり以上に異質さをもっているように思われる。そもそも『ちびまる子ちゃん』の劇中のまる子=さくらももこというものに対して、作者さくらももこという存在は、作品の内外のそこかしかこに介在していながらあまりに希薄すぎはしないか。平仮名で書かれた"さくらももこ"というベタすぎるペンネームからして他の文字群に混ざって雲散霧消してしまいそうである。つまり『ちびまる子ちゃん』にとって主人公まる子は作者の投影でありながら、そこに作者は不在というより透明になり姿をくらましているのである。いっぽうで『ほのぼの劇場』の主人公には、単に名前の呼ばれ方がちがうという以上に、作者さくらももこの存在がそこここに見え隠れしているようには思われないか。『ほのぼの劇場』は透明な作家さくらももこが姿を現した唯一の作品ではありはしないのか。 ところで『ほのぼの劇場』から作者の人間くささがしてくるのは、それが現在から過去を描いていることに関係してはいまいか。過去というものは今ここには存在しない代わりに決定事項であり不変である。いっぽうで未来とは可変である、可変であれば先行きはわからない。先行きがわからないという意味での不透明という言葉があるが、透明すぎても何もみえない。さくらももこの透明性とは実はこのどこまでも続く現在進行にあるのではないか。