佐香 厚子(さこう あつこ、1956年11月23日 - )は、日本の漫画家。岩手県宮古市出身、盛岡市在住。1977年、『週刊少女コミック』(小学館)「いちごパフェでデート」でデビューする。代表作は「はまぎく」、「よい子の味方」、「同居なんて聞いてない!~大婆・小婆 三世代嫁物語~」、「ボクらの落書き」。 1977年、『ちゃお』(小学館)創刊号にて「雲にのったら」を発表している。
岩手県宮古市でフルートとピアノの教師をしつつ、コンサートなどの演奏活動も行っている音楽家の野崎千賀子(のざき・ちがこ)。彼女が震災に見舞われたのは、母を車で病院へ送ったあと、自宅でピアノの生徒が来るのを待っているときだった。襲い来る大津波の中、母も彼女自身も奇跡的に九死に一生を得たのだが、代々続いた実家も何もかも失くしてしまった母の悲しみと喪失感たるや凄まじく、そんな母のみならず、数多くの被災した人々の打ち沈んだ心を少しでも癒すために、自分にできることは何だろう? …そう思った千賀子は、音楽仲間3人で結成したユニット『Grazia(グラツィア)』で、各所での慰問演奏活動を開始するのだった。(※本コンテンツは合冊版「3.11あの日を忘れない~実録・女たちの東日本大震災秘話~」の内容と重複しています。ご注意ください)
2011年3月11日14時46分18.1秒に発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震によって、東北地方を中心に12都道府県で2万2312名の死者・行方不明者を出した東日本大震災。数多くの人々が、愛する人を、ものを、場所を失った、この未曽有の悲劇の渦中で、未来への希望を胸に立ち上がった女たちがいた――…。すべての日本人が忘れてはならない“あの日”への想いを切実に描く、ヒューマン実録ドラマ3編を収録!【収録作品】「明日への祈りを奏でよう」「今でも大好きなお父ちゃんへ」「ギンドロの木のある風景」
『ひとり親、支援』を謳う東北の温泉郷「ずもな町」に移住してきた戸川ミツバ(32歳)は体重約100キロの太っちょ妊婦。この町で元気な赤ちゃんを産み、母子で楽しく暮らしたい!…と夢はいっぱいだが、東京育ちのミツバは田舎の現実にショックの連続。トイレはくみとり? クマ出没注意!? おまけに全財産の通帳まで盗まれて…。だけど厳しくも優しい町の人々が支えてくれる。しかし実はミツバは追われる身だった! 実の親との確執、秘められた赤ちゃんの父親、移住政策をめぐる住民と過疎の町のリアル――。困難にもまれながらも笑顔いっぱいに頑張るミツバの心揺さぶる物語!
シングルマザーの母に大切に育てられた美月。だけど、妻子のある上司と恋に落ちてしまい、妊娠。離婚を決意できない彼と離れ、母と同じように一人で子どもを育てる決意をするが…?
「ママはボクが守る!」助け合い明るく暮らす母・彩(あや)と息子・海人(かいと)。そんな二人の前にある日、母の同級生の男、陸(りく)が現れた。陸は彩の力になりたいと言うが、彼の手を取れない理由があって…?
小学5年生の直巳(なおみ)にある日、父が持ち掛けた再婚候補の母子との『1カ月限定の同居生活』。母を病気で亡くしている直巳は全然乗り気じゃないが…「おにーしゃん、おにーしゃん!」なんて妙に懐いてくる小1の祐(ゆう)と、料理がうまくて仕事もバリバリこなす春子さんとの生活は案外楽しい。…なんて思っていた時、え!? パパと春子さんは、ママが病気で苦しんでいた時からの不倫関係だった!? 純粋な子供の目を通して“再婚”を描く『家族記念日』をはじめ、バツイチ男との結婚、罪を抱える女の再婚、子を亡くした女の恋愛、そして偽装再婚!? 等々、哀しみを背負った大人たちの感動の再婚物語集!
フラワーショップ花童(はなわらし)。シングルマザーで店主の恵(めぐみ)とる5歳の娘の真音(まのん)がお客さまをお迎えします。真音は同年代の子どもを怖がる人見知りの代わりに植物たちと話ができるちょっと変わった女の子。そんな花童には今日もワケありのお客さまの姿がやってきて…。花童を訪れる客たちの様々な悩みや苦しみに花々や植物と共に優しく寄り添う母娘を描く傑作ストーリー!
「じょっぱり」標準語でいう「意地っぱり」。妊娠中の妻・君枝は男に涙を見せたくないじょっぱり。年下の夫・邦人は家事にも出産の準備にも協力的ではなく、2人の心はすれ違うばかり。そんな2人のもとに君枝以上の大じょっぱりである実家の母・松恵がやってきて… 喧嘩が絶えない若い夫婦が、出産を通じて立派な新米ママ・パパへと成長する姿を描く感動の短編!
小澤家の令嬢・百合は政略結婚の相手と訪れた美術館で自分と瓜二つの女性・絢子を見かける。幼いころ養女に出された小澤家で愛を知らず、肩身の狭い思いをしてきた百合。追い詰められた彼女は絢子と自分の本当の関係を知り、絢子の恋人・崇と出会うことである計画を思いついてしまい…。家族の愛を知らない金持ちの養女とお金が無くても母と二人幸せに暮らしてきた娘をめぐる悲しくも愛にあふれた人間ドラマ。
妊娠8カ月の織絵(おりえ)は都内から青森の実家に里帰り出産予定。これで安心して産める、と思いきや…新幹線に乗るまでだけで大疲れ、実家についても産院の紹介状を忘れて一騒動、夫も父親になる自覚が乏しく大ゲンカ…。それでも両親や周りの人の協力でついに壮絶で感動の出産! ただ、産まれてからはもっと大変だった。ぬくぬく実家生活もいつまでも続かない…東京に帰らなくてはいけないのだ…。2カ月ぶりに帰った家は荒れ放題、しかも一気に家事と育児を一人でする現実にイライラ&プレッシャー。さらにご近所トラブルも…。初めての出産・育児“あるある”満載のハートフル物語!