三毛蘭丈、高校一年生。 アクション・スターのスタローンが大好きだが 自身はスポーツ暦ゼロ。体力ゼロ。 コマ撮り動画の作成が趣味。 父親が絵画教室の講師なので小さいころから 人物画、彫刻画のデッサンだけはやりこんでいた。 なので「人の重心の位置は見れば解る」ようになった。 その素質を見抜いた強引な先輩に ほぼ無理矢理に柔道部に勧誘される。 体力に自信ゼロ、柔道への興味もゼロの蘭丈だったが、 出足払いを決めて相手の重心が崩れたとき、 その感触が忘れられなくなる。 「ボクもスライみたいになれる?」 なれるわけがない、が なれたらいいな、になり なれるかも、が なるんだ、になる。 頑張れ蘭丈、めざせスタローン! ボクシングじゃなくて柔道だけれど。
俺の大好きな新谷かおるの新作だと思って読んだら全く想像していなかった内容だった... 確か「砂の薔薇」と同時期ぐらいにやっていたんだよな 面白いかどうかと聞かれたら、「俺は新谷かおるの漫画は全部好きだよ・・・」としか言わんよ
「女性が楽しく飲み食いしてる姿を楽しむ」系のマンガ。 「キリッとした女性の素に戻ってる姿を楽しむ」マンガも最近多い(干物妹!うまるちゃんとか、かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~とか)ので、まさにハイブリッドという感じ。 あと作者が裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争のコミカライズの人と知りギャップに驚いた 今後どうやってひとりで飲めるもん!と差別化を図っていくのか楽しみ
『アイアンバディ』の左藤真通の読み切り。モーニング35周年企画の【CARNAVAL】第20弾
身長差を取り扱った作品はたくさんあるけど、これは特別に好き。身長が違うからこそ視点が合わないふたりが出会ったのはただの恋じゃなくて、奇跡。それを丁寧に描いている。コマ割り、トーン、背景。どれもが印象的なシーンを鮮やかに彩っている。いい作品。
俺を好きなのはお前だけかよに出てきたデスノートパロディまとめ。メチャクチャ登場してたイメージだけど意外と少なかった。 まずは明確にわかるものから。 【1巻1話】計画通り
※ネタバレを含むクチコミです。
職場結婚した夫婦。仕事人間だった妻は妊活のために退職。仕事好きじゃない夫が妻の後任として慣れない仕事に四苦八苦。 しかし2人はスレ違い、大喧嘩の末に中身が入れ替わってしまい…。 入れ替わることで相手の生活を体験することになるのですが、自分が本当にやりたいことは何か、お互いが幸せな生活とは何なのかに気づくことができます。 「世間の常識」にとらわれて不幸にならないように、誰に何を言われようと、自分にとっての幸せが何かを優先したいと思えるような、ものすごくいい話です。
セブンティウイザンを最後まで読んでなかった者ですが(すみません)、続編が連載されていて驚きました。3人共元気そうで本当に良かった。 もう愛が、愛が溢れてしょうがないですねこの漫画は。溢れる涙もキラキラ輝いてるしで、眩しいったら。 未来ちゃんを授かってからこの夫婦は明らかに絆も深まって、活力がみなぎってる。 ただ、こんどはお父さんに癌が…今度こそ最後まで見届けたい。
人の感情を表す擬態語が漫画の描き文字のように見える男が主人公。そのため仕事が忙しい時は、職場が刺々しい「イライラ・ピリピリ・カリカリ」などでいっぱいになっているのが見えるし、同僚が悲しいことを隠していても、背中に「しおしお」が浮かんでいるので見抜くことが出来ます。 さらに不思議なことに、主人公は**人の感情をステッカーのように剥がして自分にくっつけることができる**…というあらすじ。 前作の『かおる子さんは犬程ではないけれど』が目に見えない「匂い」をテーマにしたお話だったのに対して、こちらは「感情」がテーマでした。 https://twitter.com/masao_com_/status/1171085021525901312?s=20 **絵が可愛いのがとにかく良かった!** 今回の読切では、人の感情を奪ってしまったことへの罪悪感や、自分の能力が万能ではないことを描いていたけど、アイデア次第では能力もっと面白い使い方ができそうだなと思いました。特にこの設楽さんから奪ったドキドキを、うっかり相田さんの前でくっつけてしまうシーンにはすごく可能性(意味深)を感じます…! 正青コム先生の描かれる「すこしふしぎなお話」をこれからも楽しみにしています! http://www.moae.jp/comic/reiwaproject/6 (画像は本編より)
「酒を飲むとカワウソと話せるようになる」という、ナチュラルにキマってる設定に笑った。 これを機に「カワウソ」でググったら、予測変換に「獺」と出てビックリ!(ちゃんと店長の飲んでる酒が「だっさい酒」なのもそういうことか!) ぬいぐるみみたいにキュートなカワウソより、逆作画崩壊してるおっさんみたいなカワウソの方が好き
エーテルと呼ばれる物体が宇宙に満ちていると信じられていた時代、19世紀。バイエルンを舞台にしたSF少年活劇! ジブリやスチームパンクファンにも読んでもらいたい作品! エーテルを研究して空に飛び立ったまま帰らない母の手帳に導かれバイエルンに向かった少年セラファン。そこには秘密裏に空飛ぶ機械を開発している謎めいた王ルードヴィヒがいた。セラファンはバイエルンで出会ったゾフィー、ハンスとエーテル騎士団を結成し…… 少年たちに胸踊る冒険が待ち受ける! とにかく色彩が美しい! バイエルンの街並み、ノイシュヴァンシュタイン城、空飛ぶ機械に、星々がきらめく宇宙… 淡い水彩で描き出されるシーンのどこをとっても美しい! 個人的には精密に作り込まれた飛行船のパースにときめいてしまいます…!
製薬会社のレクリエーションで軽い登山に行っていたら突然現れたなたを持つ猿の面をした奴に社員が次々殺されて行くっていう漫画 携帯とかも紛失してしまって連絡は取れず、猿の罠にみんなでハマってしまい、みたいなどんどん状況が悪くなって行っている。 サバイバル要素とかも結構あるし、面白かった
IKKIの付録についていた、「第56回新人コミック大賞受賞作」の『青い空の日』を読んで一発で大好きになった作家(当時の名義は内山八景)。 小林まことやいましろたかし、初期のタナカカツキの影響を受けたようなタッチと、登場人物すべてが爽やかな、作者の誠実さがわかる傑作だった。 そしてこの「とんがりタナトス」も同様。画はいくらか洗練されてはいるものの、瑞々しさはそのまま。 作者はこの一作を描き上げて以降、音沙汰はない。 もしかしたら引退されているのかもしれないけど、自分はいつまでも新作を待っていたい。
とある事情でイグ・ノーベル賞を受賞することを命じられた大学生の双六くん。 幾度も実験と失敗を繰り返し、女心とは、愛とはなんなのか、全てはモテるために!突っ走る様が痛快です。 イグ・ノーベル賞を目指すだけあって、人生の役には全然立たないけど、「へえ〜!」という知識がたくさん散りばめられています。 理系の大学生らしく、科学の知識がとても豊富なので、ただのバカ男子たちではないんですよね。ちょっと字が多いのが残念ですが…この先どんな実験が待っているのか楽しみにしています。
8巻買ったけどまだ読んでないのだけど完結って書いてある。 マジかーーツラい。 小林銅蟲先生のLINEスタンプがすごい使いづらくてオススメなのでみんな買うといい。 ニャオス あるよ
ちょっと面白そう。 >さらにひるちゃんは同作の単行本全200巻の表紙をどれでも瞬時に再現できるという特技を披露する。 https://natalie.mu/comic/news/346114
ギャグ多めかと思いきや、こわい短編ばっか集まってるから、 デス散歩だった。読んでひと、何が一番こわかった?
いろんな事情があってゲームネタが描けなくなった…懐かしい…。当時ちょうど本屋でバイトしてたのでコミック担当のHさんが今のうちに売れ!!と単行本を山のように積んでいたのを思い出す。 そんないろいろあった実情を描いているのがこの巻である。かなり本心が描いてあると思う。自分も読んでいて作者と一緒に安堵した。自分はそこまでゲーム好きではないのでこういうのエッセイの方が好みだったりする。このシリーズに登場し続けている山田(表紙のメガネ)との歪んだ友情の話や、ゲーム脳のまま運転免許を取りにいく危険な話が印象的。あと本人は掲載するのを恥ずかしがってる短編「ー海へー」もよかった。
小沢真理先生の新連載。平和な家庭に起きる悲劇の予兆的な第一話。童謡のグリーングリーンみたいな筋立てで、子ども視点のモノローグが思わせぶりでツライ。そして両親の恋話もなかなかの面白さ。
少女漫画界で無自覚ビッチを描かせたら右に出る者なし(?)な石田拓実先生が、シェアハウスモノを描いた意欲作。 若い男女が一緒に暮らせば、そりゃこうなるよなー……という予想のやや上くらいを、もだもだしながらも突っ走っていくヒロインに、ドロっとした生々しい青春を感じる。
タイトルは所謂ネット上の炎上ではなく、御手洗家、つまり自宅が火事で物理的に炎上するところから始まる物語。その火事によって全てを奪われた姉妹が主人公のリベンジ・サスペンスなんだけど、少女漫画然とした人間関係の複雑な絡まり方や感情の起伏の様子が見事にサスペンスに落とし込まれてる。それぞれのキャラが個々に自分の思惑のために動き回るので、作品全体の緊迫感は常に高い位置でキープされている。 電書で各話販売もやってるからなのか1話ごとの引きも素晴らしくて、かつ単行本単位で読むと着実に事態が進展していて次の巻が楽しみになる。 そして4巻の引きを見る限りおそらく次の5巻が一番の盛り上がりになりそうなので、興味を持って頂けた方は是非今のうちに一気読みしてほしい。 4巻まで読了
漫画Timesに載ってそうな絵柄で、漫画Timesに載ってそうなウンチク話ですね。スパークリングワインだけに絞られたテーマはなかなかにニッチ。 同じグランドジャンプで連載のウンチク漫画「王様の仕立て屋」や、ワインを題材とした金字塔「神の雫」などと比べるのは流石に酷かもしれませんが、ややストーリーの粗が目立ちます。ただ、女の子に夢見がちなおじさんが書いた漫画って感じで女の子が可愛いです。ジェンダー観にうるさい人は嫌な顔をするかもしれませんが、私はこういうのこそフィクションの醍醐味だと思うので支持します
練習中のオノマトペ「ゴロゴロ」の描き文字を観るだけで涙が出る。
ある朝、夫婦喧嘩したきり橋の崩落に巻き込まれて死んでしまった男が、盆の夜に妻と再会する様子を描いた読切。 短いんだけど、妻が歩んだ人生の長さが感じられるいいお話だった。 こはぜ町ポトガラヒー ~ヒト月三百文晦日払~も読み返したくなりました。 【ビッグコミックオリジナル2019年18号】 https://bigcomicbros.net/magazines/25108/
著者は自分より少し上の世代で、いつも自分が踏み抜きそうな(踏み抜いてるものもある)地雷を漫画にしてくれてるので助かってます。助かってるのかな?
鳥飼さんが作家性をそのままにSF要素を加えるとこうなるのか、という作品。最近出たエッセイ「漫画みたいな恋ください」でマンガで伝えたいメッセージ的なことを書いてらっしゃったけど、今までの作品は生々しいほどのリアリティで表現していたのを、今作では暗喩的というか、背景に忍ばせるような形で表現されてるように感じた。といってもリアリティがないわけではなくて、むしろ鳥飼さんの絵柄も相まって現実味のあるフィクション感を感じる作品に仕上がっている。フィクション部分のストーリーがあるので、これまでの作品と比べると入りやすいかもという気がしている。なので、鳥飼さんの作品を勧める際の最初の1冊には一番向いてるような気がする。 上下巻読了済。
https://twitter.com/HITMANmorita/status/1121568372573892608 面白くなる予感しかない むしろ今までドラマ化してなかったんだ… これ作者が演者にもなるパターンかな
原作ゲームにハマった時期にボンボンを買って読んでたんですが、結構読むのが怖かった思い出があります。 このマンガのメダロットは攻撃されると腕がちぎれて関節の被覆が裂けるし、ボディを撃たれればオイルが血しぶきのように飛ぶし(効果音は「ゴプッ」!)、殴り合えば顔のシェードが破損しカメラアイが露出します。フェティッシュと言えるほどに破壊の表現が緻密で、機械であるメダロットが、まるで生きた肉体を持っているかのように痛々しく傷ついていくのです。 ビーストマスターがメタビーの半身を吹き飛ばす表現は今でも脳裏にこびりついていて、トラウマものです…。 ゲームボーイの画面では、ロボトルで戦うメダロットはパーツが壊れて戦闘不能になるあくまでロボットっていうイメージがやっぱり強くて、それがマンガになるととたんに生々しくなって「実際はこんな壮絶なことが起きているんだ…」とビビリまくりましたね。(メダロット2、3になると色がついたり、表現力が増してもっと生き生きした感じになりますが…) この破壊の表現やリアリズムがあってこそ、人間の相棒であるメダロットへの愛着、キャラクターとしての個性がより際立ち、児童マンガの域を超えたストーリーの緊張感が保障されていました。メダロットの神秘性や出自の設定など、SFとしての見せ方もめちゃくちゃレベルが高い。 『ポケスペ』なんかもそうなのですが、子ども向けのゲームをネタに「そこまでやるのか???」という気合がビシバシ伝わってくるわけです。 特に3巻のセレクトビルでの攻防は『デビチル』のマーブルランド戦争編と並び立つ珠玉の名勝負だと思います。 限られた表現でつくられたゲームの魅力を、想像力を爆発させてマンガでブーストしていたんだなぁと思います。おかげでいい子ども時代を送れました。 この時代のボンボンマンガを代表する気迫溢れる一作なので、ゲームをやったことがない人にもぜひ読んでほしいですし、出来たらゲームもプレイしてそのギャップも味わってほしいですね。
このマン1位、某百合インタビューで取り上げられていたので気になって読んでみた。58歳差のJKとおばあちゃん。BL漫画がなければ決して関わることのなかった二人の生活が交わってお互いの世界が広がっていく感じが良い。同人誌即売会に血のつながっていないJKとおばあちゃんで来るシチュエーションなんかはあまりにも現実離れしている。しかしおばあちゃんの寛容さと物腰の柔らかさで終始ほのぼのしていて安心して見ていられる。この作品独特の落ち着いた空気感が魅力的。
キャラが可愛くて、とても癒されます。たまに美味しくなさそうなのもありますが 笑
全3巻。若い子にはわかるまい、自立した女たちの現実。悲壮感や絶望感を共感するものではなく、人間関係をじっくり味わいながら生きていきたいと思わせてくれる、前向きな一冊。タフな男たちもよい。
絶望先生めっちゃ好きなんだよな~! 最近ちょっと読み返したんだが、めるちゃんがガラケーでメールしてんの時代を感じるww 一巻発売されたのもう10年以上前と知って衝撃でトピック立てたわ。
『主将!! 地院家若美』の続編がはじまってた…! かつて、マガスペでBL系格闘ギャグとして名を馳せた迷作だが、今回は完全にBLレーベルに移籍したんだな…。心機一転なのか、作者名もやきうどん→うどんまんぼうに変わってた。けど、相変わらず面白いから良し!これはBL苦手な人でも楽しめる作品だと思う。
スペリオールの読切。 高校の弓道部で百発百中ゆえに羨望の眼差しを一身に集める咲宮先輩。 そんな憧れのかっこいい先輩に声をかけられ休日に渋谷の道案内を買ってでる後輩たち。 そこで目撃するのは切符すら買えず改札すらまともに通れない、普段の部活中の凛々しい姿からはかけ離れた非常識で天然なおとぼけ姿だった。 そして彼女の渋谷での目的地とは・・・。 雲の上の人だった先輩の意外な一面を目撃した後輩たちは、さらに辿り着いた目的地から幻滅し、そしてその姿すらも実際は想像からかけ離れたものであったという内容をコミカルに描いている。 読んでいる側に構えさせないゆるさとコミカルさ、ふとした瞬間に垣間見えるシリアスさなどは石黒正数先生や小田扉先生にどこか通ずるものがある面白さだ。 これからの作品にどうしても期待してしまう。
少し前までは大ぴらに言えなかったような。でも周りにわりと多いんですよね、この著者の漫画が好きな人。最近、賞も取り人気が出たせいか、男女性別問わず幅広い層の人から「ファンです」という声を聞きます。世の中、消極的思考に寛容になってきたのか、それともダメ人間が増えてきたのか。正直どっちでもいいんですが、自分も今ちょっと心がささくれているので、その勢いで取り上げてしまいます。この作品はフリーターのオレと、正義感溢れる僕、謎の美少女のリーダー、そして妻子持ちのオジさんが、自警団を結成し解散するまでの顛末記。こう書くとカッコいいですが、もちろんそんなことはなく、屈折したニートである僕はワイヤーで悪人を吊るすし、オジさんに至ってはトンカチを手に無礼な若者を殴る通り魔。で、手段があまりに陰湿なため、弱者が強者を倒すという爽快感があんまりない。著者の4コマ作品にあるネガティブさとは別のテロリズム的”毒”が盛られまくっています。ただそれもここまで徹底すれば心地良い…。なんて絶賛すると病んでると言われそうですが、まあいいや。
今回の築地市場のネタっぽいな。 久しぶりに剛野組長がみれてよかった。
仏像好きな教師と付き合いたいが為、奈良の大学に進学した主人公が、可愛い友達もでき、なぜかイケメン先輩に気に入られ、ときめきドタバタ大学生活の幕開けか…と思いきや。 第7話でいきなりファンタジー漫画に変わります。 実際には6話までの間に所々匂わせてはいますが7話の急展開には戸惑いが隠せません。 それ以外のところだと、主人公と一緒に寺社仏閣の魅力を勉強できる内容になっていて「奈良行きたい」と本当に思いました。仏像に興味がない人からすると京都の陰に隠れがちな奈良の、知っておくべき魅力を知ることができる良いマンガだと思います。
分類をするなら探偵物とかミステリーになるか? 特殊能力を有する主人公のディテクティブ・ストーリー と言うべきか? だがそれだけにとどまらず、少々SF的な設定だが、 SFとしてもミステリーとしても ホラーだとかサスペンスだとかとしても 命とか人生を問う作品としても、とても良作だと思う。 主人公が有する特殊能力は「ほぼ不老不死」 息長(オキナガ)という殆ど不老不死の人間が、 1000人に1人くらいの割合で存在し、 世間もタテマエ的には認知し行政も仕組みを整えており、 一般人とオキナガがちゃんと共棲している、 とされている現代日本が舞台。 しかし現実にはマイノリティな存在のオキナガは 色々と差別・迫害を受けている。 厚労省の新人・伏木(身長180cm近い女性)は 行政側の人間としてオキナガと関わることになる。 オキナガにはほぼ不老不死と言うこと以外にも特徴があって ・オキナガとして「成り上がった」時点で容姿その他? の成長が止まる ・日光を長時間浴びると死に至る ・食欲や性欲レベルで喫血嗜好が沸くこともある その他にも色々と特殊な面があるオキナガだが、 伏木が担当したオキナガ・雪村カイはさらに特殊だった。 見た目は18歳前後の少年。実年齢は88歳の雪村。 彼は、12年ごと70年以上に渡って羊年の年末に 繰り返されている連続殺人事件「羊殺し」の 真犯人を執拗に探していた。 伏木は巻き込まれる形で雪村と行動を共にすることになり、 「羊殺し」に関わっていくことに。 模倣犯罪やタテマエや現実や、行政の施策と効果のギャップ、 そして不老不死の人間達がそれゆえに直面し、 抱えこみ、蓄積していかざるを得ない社会的現実。 雪村と行動を共にすることでそれらを実体験しながら、 羊殺しの真相とともに思いもよらなかった世界を 伏木は知ることになる。
趣味も特技もない普通の女子高生・桃と、放課後は小説の新刊を買い、レトロな喫茶店で珈琲を飲み、古着屋、レコード屋をハシゴするクラスメイト・緑の卒業までの眩しい日々を描いた読切。 凸凹コンビの友情を描いた作品は数多くあれど、これの魅力はキャラの可愛さだと個人的には思いました。全体の画力は高くないですが、女の子を描くのは上手です(好みの問題ですが)。
猟師の女・ユメカと、言葉を話す鹿(トムソンガゼル?)、住宅街に群がるハイエナ、眼帯して葉巻を吸うオランウータン… 作中には「この物語は、とある女猟師が自ら犯した過ちを認めるまでの、贖罪の物語である」とあるけど 全然世界観がわからないし想像が全くできない! いやでもこのコマからして絶対面白いでしょ…
人気ドラマのコミカライズなので、絵柄は可愛くストーリーもキャッチー。 出版社さんも力を入れているという感じがする。 しかし後輩の写真を隠し撮りする部長はちょっと不気味というか、完全にストーカーで、ドラマを見ていない人にとっては普通にキツいと思われそう……?
ガッシュ、うえきの法則、メルヘヴン、史上最強の弟子ケンイチ、犬夜叉。 サンデーにバトル漫画がとにかく多くて、毎週わくわくしていた。当時の中学生(今の社会人のあなたへ) 社会人1年目や、2年目の方。 社会の仕組みに苦しんでませんか? そんな時、自己啓発本を読むのも、自分を勇気づけるポエムを読むのも、明日の知識にと新聞を読む。そんな時間もいいけれど、見ず知らずの誰かの勝利を祈ってた当時の気持ちに戻らせてくれるバトル漫画。 主題歌のカサブタを聴きながら、再読してみてください。 きっと、当時の自分がそばにいてくれますよ。
裏社会を描いた、救いのない話ばっかりかと思ってたけど、そうじゃなかった。だからこんなに支持されてるんだな。 最近読み始めたのでまだ全部読み終えてない。「サラリーマンくん」の完結と「タクシードライバーくん」の12巻が凄くて、ここまで読んできて良かったなと思えた。 続きが気になって単行本ちょっとずつ買い足す感じが闇金借りる感じに似てて(?)スリルがある。
三毛蘭丈、高校一年生。 アクション・スターのスタローンが大好きだが 自身はスポーツ暦ゼロ。体力ゼロ。 コマ撮り動画の作成が趣味。 父親が絵画教室の講師なので小さいころから 人物画、彫刻画のデッサンだけはやりこんでいた。 なので「人の重心の位置は見れば解る」ようになった。 その素質を見抜いた強引な先輩に ほぼ無理矢理に柔道部に勧誘される。 体力に自信ゼロ、柔道への興味もゼロの蘭丈だったが、 出足払いを決めて相手の重心が崩れたとき、 その感触が忘れられなくなる。 「ボクもスライみたいになれる?」 なれるわけがない、が なれたらいいな、になり なれるかも、が なるんだ、になる。 頑張れ蘭丈、めざせスタローン! ボクシングじゃなくて柔道だけれど。