主人公はもともとロボットなみに冷静な正確で
徹底的に自分も周囲も客観視するキャラだった。
そういうキャラの主人公が結婚式の最中に新郎に逃げられた。
そりゃいかにロボットでも精神的に平静ではいられないだろう、
という形でストーリーは始まる。
なので(少なくともそれを読んだ自分は)
ショックを受けた主人公・サチコの行動が
相変わらず客観的なゆえのキャラなのか、
ショックでいかれてしまったキャラなのか、
それがわからず、少々戸惑いながら漫画を読み進めることになった。
ようは「これは笑っていい場面なのか」と躊躇しつつ
読み進める形とでもいうか。
コミックス二巻くらいになって、ようやく
「笑っていい場面」と「同情すべき場面」が
わかる(と思えるように)なって、
それから、この漫画を楽しめるようになった。
