表情がいい
テレビのドラマが面白かったので読み始め、原作にはまりました。 結婚式で新郎失踪、美味しいもの食べてマイナス感情忘却、という設定で ストーリーもおもしろく、登場人物達が魅力的で、グルメマンガ以上のものを感じます。 食事場面の美味しそうな画に、堅物なサチ子さんが食べたときの表情が、満足げでかわいいです。 俊吾との今後も気になりますが、結構モテるサチ子さん。新たな絡みを期待しながらも やっぱり一途がいいのかなと思ったり、恋愛もグルメも仕事も、今後の展開が楽しみです。
佐々木幸子(ささき・さちこ)、29歳。職業、文芸誌編集者。仕事は順調、結婚も決まり、これまで完璧な人生を歩んできた。あの日までは…!! 美味しいものを食べた時に得られる“忘却の瞬間”を求めて、ありとあらゆる美食を追いかける!! 絶品グルメ・コメディー、開幕!!
それまで、食事とはエネルギー補給です、
みたいだったサチコ。
普通の人は心に傷をおったらそれこそ味なんか
わからなくなるんじゃないかと思うのだが、
真逆というか、心に傷をおったら
サチコは忘却するほど食に目覚めてしまった。
サバ味噌定食を食べてビバ日本!と思うほど。
そして代金を払うのを忘れるほど(笑)。
よく考えたらこれって切ない話だ。
だが面白い。
もともとが文芸雑誌の個性派?編集者だけに
食に目覚めてしまえば、食や味に関する
視点や味わい方や感想もサチコ流に個性的。
サバ味噌に感動しつつ味噌味の鯖と
味噌味の味噌汁の組み合わせについて
考察せずにいられない
(しかもそれを周囲に問いかけずにいられない)とか。
そうゆうところが面白い。
最終回は、再会した俊吾さんと食事しながら
サチコが何をどう味わい考えるのか、
みたいな内容になるのだろうか。
凄く切なくて面白い回になりそうな気がする。