事故って相田さんにドキッとしちゃうシーン好き。笑
人の感情を表す擬態語が漫画の描き文字のように見える男が主人公。そのため仕事が忙しい時は、職場が刺々しい「イライラ・ピリピリ・カリカリ」などでいっぱいになっているのが見えるし、同僚が悲しいことを隠していても、背中に「しおしお」が浮かんでいるので見抜くことが出来ます。
さらに不思議なことに、主人公は人の感情をステッカーのように剥がして自分にくっつけることができる…というあらすじ。
前作の『かおる子さんは犬程ではないけれど』が目に見えない「匂い」をテーマにしたお話だったのに対して、こちらは「感情」がテーマでした。
絵が可愛いのがとにかく良かった!
今回の読切では、人の感情を奪ってしまったことへの罪悪感や、自分の能力が万能ではないことを描いていたけど、アイデア次第では能力もっと面白い使い方ができそうだなと思いました。特にこの設楽さんから奪ったドキドキを、うっかり相田さんの前でくっつけてしまうシーンにはすごく可能性(意味深)を感じます…!
正青コム先生の描かれる「すこしふしぎなお話」をこれからも楽しみにしています!
http://www.moae.jp/comic/reiwaproject/6
(画像は本編より)
貴方のキモチ、視えますけど、何か?【俺の零話読み切りプロジェクト第6回】(イブニング2019年19号)