電子書籍化おめでとうございます!! ずっと読んできた作品が書籍化されるのってうれしいものですね。 改めて最初から読んでみると、あ〜こんなことあったねなつかしいね!と3人と思い出を共有しているような気持ちになりました。 第1話は2014年のワールドカップ話から始まってるんですね。3人のノリはずーっと変わらないのに結構時間は流れてるんだなあとしみじみ思います。 裕介はだんだんアホになってきてるかも、ヨッシーは最近デレが多いかも…と現在との変化を探すのも楽しいです。変化っていうより3人がさらに仲良く心地よくなってる感じがします。カズはずっとカズですね。 ゲッターロボ作者の娘さんということでちょいバズりしてた奥様のおまけイラストも可愛いです。 読んだことあるひともないひとも是非電子書籍を手に入れてみていただきたいです。 爆売れして実写化してほしい作品ナンバーワンなので!!
3巻無料だったので読んでみました。youtubeの自炊動画を見てるようなまったり感がいい…!友達だからこその雑なボケとツッコミ。平凡なやりとりの連続でずっと見てられる。 バツ1(元妻のもとに息子がいる)脱サラ革職人見習いのお調子者・カズ 平凡スタンダード男・裕介 唯一の20代で先輩たちに振り回されてるヨッシー 友達の家でそれぞれ個性の出る料理を作ったり、食べ歩きしたり肉フェスいったり旅行いったり超充実してて羨ましい。 鯖の冷汁は簡単で美味しそう…今度やろう。 勝手に作者の方は女性なのかな〜と思っていたら実は男性で、奥様がアシスタントをされているのだそう。 本の中でその奥様というのが「超大物漫画家の娘」「詳しくはyoutubeで」とのことだったので興味津々で見に行ったらなんと石川賢先生の娘さんでした。すご〜〜! 石川先生の娘夫婦がこんな平和なお話描いてるだなんてギャップがおもしろいですね。 https://youtu.be/xqWp7u2zgOA そういえば、3人が料理対決する話で「料理漫画の後攻の勝率」の話をしてて笑いました。あの記事好きです。 https://manba.co.jp/manba_magazines/3536
※ネタバレを含むクチコミです。
今度のマンバ読書会のテーマは「5巻くらいのマンガ」とのこと。 https://note.com/manba/n/n219412b5c087 そこで「不死身のフジナミ」(全6巻)を紹介します。 実は既にV林田さんがマンバ通信でガッツリ紹介してはいるのですが,もっと皆さんに読んでもらうべき作品なので改めて紹介。 本作は,「ロドリゲス藤波」という凄い名前の武器商人が大暴れするアクションコメディです。 2巻冒頭のあらすじを読むとどんな話かわかるので引用します。 「私,武器商人の藤波と申します。街が平和じゃ武器は売れませんので,情報屋の田村さんやお人好しの山下さんをけしかけて,この街をさらに物騒にしちゃいました。」 おおむねこんな話です。武器を売るために騒動を起こしまくる藤波が暴れまくります。 こいつ,邪悪で冷徹なサイコパスで良心の欠片もないのですが,なぜか魅力的で色気のある不思議なキャラクターで,次は一体何をするんだろう?と思わせてくれる,素晴らしい悪党です。 ライバルキャラの「タイガー」をはじめ,濃いキャラクターも大勢出てきますし,まぁ基本的に悪い奴しか出てこないので,その中でのドンパチはとても楽しいです。 そしてこの作品の良いところは,全6巻で綺麗に終わるところ。 そして,全巻アンリミで読めるというところ! 読んだことが無い方は是非この機会に読んでみてください
*176話~180話の考察は、 「最新話の考察ポイント」のクチコミをご覧下さい。 181話の考察ー 小夜子 VS 新藤 新藤の 毒の爪が刺さって、小夜子がやられた!? いえいえ、小夜子は友坂の部屋から 防弾服、防刃服 など探して着込んでいると思います。 小夜子は 天童組戦で腹に傷を負っているので、同じ 失敗を繰り返さないはずです。 やられたフリをして、小夜子の反撃です。 その反撃とは「黄金比」のような言葉のダメージです。 新藤のマーダーモデル=グレアム・ヤングは、ナチスの 信奉者でした。 ので、小夜子のマーダーモデル=ヨーゼフ・メンゲレに 対し、ナチスの高名な医師として敬意を抱いているはず なのです。 「ドクトル・メンゲレ」「解放して差し上げます」と いう新藤の言葉に、敬意の念が現れていると思います。 普通は、敵のマーダーモデルに対しては 呼び捨てなの です。 そこで ヤングは講釈が得意なので、尊敬するメンゲレ に対して 得意気に講釈を始めると思います。 しかし、講釈では 小夜子も負けていません。 「黄金比」など例えに出し、新藤に精神的ダメージを 与えます。 その時、新藤にスキが生じるのです。 最後の決め手となるのが、新藤自らの 毒血です。 その毒素は母乳より強力なので、毒に耐性のある新藤 といえども 危ないといえます。 スキを突いて 新藤に毒の血を刺す、という展開を予想 しますが どうでしょうか?
森恒二が好きなのでとりあえず読んだ。 …コミックスの帯には自殺島の前日譚となってるけど…どうなんだろう?よくわからないな。始まりからキャラクターまで、既視感ありすぎて今何を読んでるのかわからなくなってきた。特にこの主人公はいろんな漫画に登場してる気がしてるぞ…
楳図かずおの作品ながらホラー少なめのSF要素が強い感じで面白い 後半ほとんど出てこないけど、親父がダメすぎていいな
ビールの売り子さんルリコを中心に野球場に関わる人々を優しい目線のコメディタッチで描いています。 表紙は完全に萌え漫画だし美少女の大ゴマも多いですがオッサンや子供にもスポットライトが当たります。 例えば31話で主人公は扉絵と小さな1コマのみ。 オッサン&着ぐるみの感動回です(特に好きな話です)。 作者さんの過去作も野球関連が多いですがどれも短命。「2年2組のスタジアムガール」は2巻が発売されず同人誌で自費出版。 流石に次は別ジャンルで・・・と思っていたら安定の野球場漫画で「正気か!?」と思いましたが単行本は初めて5巻突破!一安心です。 絵柄・作風的に本格野球漫画と相性が悪い気がするので群像劇は成功だと思います。 学校→野球場に舞台変更して恋愛以外のドラマも入れてルリコをメイン主人公にした『徒然チルドレン』という印象。登場人物が関わりあい、少しずつ物語が進展します。 過去作のキャラもちょっぴり出てきて特に帷子(かたびら)は敵チームなのに応援してしまいます。 5巻時点で未回収の伏線や再登場して欲しいキャラもいるので長く続いて欲しい、作者の野球愛・人間愛が伝わってくる漫画です。
小玉ユキ先生の新作。陶磁器の絵付け職人をしている主人公の職場に、無愛想なイケメンがやってきて……という比較的テンプレートな導入。絵付けという仕事の特殊さと、自然を愛する主人公の天真爛漫さにほんわかする。しかしイケメンのキャラには秘められた過去があるらしく、一筋縄ではいかない危険な恋になりそうな予感。
僕と同世代でゲームに夢中だった人間は、少しだけアイヌ語を知っているものです。「アムベヤトロ」とか「アンヌムツベ」とか、意味は全くわからなくてもなんとなく言えてしまうのは、格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の美少女・ナコルルのおかげなのです。このままでは一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれたのが『ゴールデンカムイ』です。 『ゴールデンカムイ』の舞台は日露戦争直後の北海道。主人公である杉元は、一攫千金を狙って砂金掘りをしています。戦争中、鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれた杉元が、なぜそのようなことをしているかというと、戦死した親友の妻の病気を直すため、どうしても大金が必要になったのです。 そんな杉元に、酔っ払った男が北の大地のどこかに隠された「金塊」の話をします。そして、大金の隠し場所を示した暗号が、網走監獄から脱走した死刑囚の身体に刺青として掘られていることも…。酔が覚めた男は「しゃべりすぎた」と杉元を殺そうとします。そこで杉元はこの話が与太話ではなく真実であると確信し、謎を追うことになります。 杉元の相棒となるのがアイヌの少女アシリパ。彼女の父は「金塊」のために殺されていて、その仇を探しています。アシリパのアイヌ猟師としての知恵と知識と、杉元の不屈の精神で、彼らは北の大地を巡っていくのです それにしても『ゴールデンカムイ』の良い所は次から次に話が展開していくところですね。3巻の時点で杉元が戦った相手は熊→熊→囚人→屯田兵→集団屯田兵→熊→ベテラン猟師…大自然の脅威から新撰組まで次々と二人に襲いかかり、それを知恵と勇気で乗り越えていくのです。 『ゴールデンカムイ』にはサスペンスとド派手なアクション、異文化の知識と、面白い要素がたくさん詰まっています。中でも料理漫画としての要素を見逃してはいけません。戦い、追い、逃げる二人はとにかくよく食べます。鹿や熊はもちろん、兎やカワウソまで、捌き方から料理法まで詳しく書かれていて、なんだかとても美味しそうなのです。 脳みそから目玉までおいしく頂くアイヌの料理に戸惑う杉元や、味噌がうんこにしか見えないと拒否するアシリパさんの異文化交流ぶりも楽しく、料理が『ゴールデンカムイ』という作品の壮大さにもつながっているのです。 厳しい自然との戦いや、骨太のサスペンス、それていて生活感があるという『ゴールデンカムイ』不思議なエンターテイメント巨編なのです。
同じ思いをしたことのある親御さんはもしかしたら純粋な気持ちで笑えないかもしれませんが…自分は声出して大笑いさせていただきました。えまちゃんの成長、これからも見続けたいな〜。
眼福です。やまもり三香先生、ますます画力に磨きがかかってて、ひとつひとつの仕草とか表情の表現が繊細で、グッときます。たまらん。 おばさんになって少女漫画を読む機会はどんどん減りつつあるけど、やまもり先生の漫画は潤うので毎回読んじゃう。
黒幕みたいなやつが出てきて正義の話が主題になっていくのが2巻からで、エミリィの相棒ヒーロー一星君が登場してバランスが良くなった感じがあるので、3巻で第一部完はあまりに残念。 …と思ってたら原作の方が第二部を公開されてるのを見つけたのでポチポチ読んでいこうと思います。 https://rookie.shonenjump.com/series/FlR8CfEX5Rc
20歳の大学生・本田優貴は上京してからの1年があっという間に過ぎてしまい、心の支えになるような"運命の人"に出会いたいと思い始めるようになりました。 そんな彼女がある日、友達と何気なく「出会いがほしい」という話していると、その友達に出会いの場所として連れてこられたのがまさかのクラブ。 場の雰囲気に上手く馴染めず浮いてると感じていた彼女でしたが、そんな中で出会ったのは23歳の歯学部生・相馬伊織でした。 第一印象は悪かったのですが、話していると悪い人ではないと感じた優貴は、伊織に"運命の人"さがしを手伝ってもらうことになります。 こんな感じの1話なので、優貴の"運命の人"は伊織なのだろうと思っていたら、1巻の中で優貴はもう1人、ある男性と"運命的な出会い"をすることになります。 果たして優貴の"運命の人"は誰なのか、続きがめちゃくちゃ気になる作品です! 1巻まで読了
アナリスト五城がAIを駆使して球児とその家族にアドバイスを与えるという内容の読み切りです。 徹底したデータ分析に基づいて上下関係や無駄な走り込みなどといった「昭和の野球」をdisるdisる、そのボロクソぶりが実に爽快! 五城自身も何やら訳ありな過去が仄めかされますが、具体的に語られることはなく、今後の展開に期待を持たせるような終わり方でした。 ドラゴン桜2が終わって、アルキメデスの大戦が佳境に入った今、おそらく次に連載化されるのはコレではないかと思われます 首を長くして待とう〜♪
今月キターーーーーーー!! 早く読みたい(≧▽≦)
喩えるなら井上雄彦さんが日常系百合4コマを描き始めたとか、あだち充さんの新連載がデスゲームものとかそれ位の衝撃でした。 『クリームソーダシティ』や『おしゃれ手帖』など今まで非常に癖の強い作品を数多く手掛けてきた長尾謙一郎さん。しかし、この最新作は今までとは打って変わってまさかの王道青春スポ根もの!! 所々に従来のテイストやセンスは見え隠れするのですが、大筋は驚くほど超王道であり、甘酸っぱい純愛まで含まれています。そして、まさかのその王道作品が実に上質で面白い! 自分の弱さを何度も思い知らされ、大事な人を失ってきた人生の中で最後に残された大事な人を守るために強くなりたいと真っ直ぐに願う主人公。その直向きな気持ちと努力に心撃たれます。 同じく空手マンガ(『帯をギュッとね!』)を描いていた過去がある河合克敏さんが、「今一番続きが楽しみなマンガ」と言うのも納得です。 長尾さんの過去作品を読んで合わないな、と敬遠した方も本作は騙されたと思って読んでみて欲しいです。
ネット広告が死ぬほど出ていたので、読んでみました。 ネット広告・・・というか、コラ画像って言ったほうが正しいかもしれません。 添付画像の、セリフや画像を改変しているものが色々あって、逆に興味が湧いた感じ。 内容としては、まぁ、あの広告通りの展開(その後も含めて)なんで、 期待していた方、安心してお読みください。 現場からは以上です・・・と終わりたいところですが、内容をもう少しだけ。 ゾンビが溢れた世界で、主人公だけなぜか襲われない設定。 俺TUEEEというわけではなく、主人公自体、一般人で強くはないのですが、他の人間と違って自由に動き回れることで色々メリットがあるのが面白いです。 街を歩いていると、偶然、ショッピングモールに「SOS」の垂れ幕がおりて、入ったところ、添付画像の女性キャラと兄弟に出会い・・・という流れ。 彼女たちは主人公のような特異体質がないし、本作のゾンビは俊敏なので、立てこもっている場所からでれない。 そこで、食料などを取りに行くかわりに、体を要求するという主人公。 ゲスの鑑です。 このご時世に、なかなか思い切ったことします。 まだ6話なので、基本はここまでなのですが、 自給自足するため、件の兄妹と街から出て山に移住を考えたり、 何か裏がありそうな無線の連絡がきたりと今後の展開がヨミにくくなって結構楽しみだったりします。 ゾンビサバイバルにご興味のある方はぜひ、おすすめします。 全ページフルカラーだというのも一応補足しておきます。
やったー!ハン角斉の新作だ!って喜んで読んだけどオチが…こんな悲しいことある?
伝統重んじる黒桜会の「琳」と、革新を目指す白丹会の「塁」。絵がスゲー綺麗なヤンマガらしからぬヤクザ漫画始まったな〜と思ってたらとんでもない爆弾落として1話が終わったww 塁の方がオタクに優しそうなので今のところは塁派です。 https://twitter.com/ym_suzuki/status/1386367600100212737?s=20
多少似通ったりはするけれど グッドナイトワールドやん、これ。
胸の大きさに悩む中学生の女の子のおっぱいが突然柴犬になってしまう漫画。読んでない人は意味わからないかも知れませんがそれ以外に言いようがない。 柴犬好きならきっと楽しい漫画です…! 柴犬が居なくなってしまった時は自分もとても悲しかった。 あー、柴犬飼いたいな。
コミックDAYSで見つけた読切。時代漫画か〜と思ったらまさかのおかげ犬漫画でした!(以前『ハチ参る』を読んでお伊勢参りを任された犬たちの存在を知りました) 少年漫画的でありつつ可愛らしさもある絵が可愛いですね。しろのつるつるモフモフぐあいが最高。「こんとあき」のこんみたいで抱きしめたい…! 江戸時代ならではのいい人情漫画でした。 #読切応援 https://comic-days.com/episode/3269754496788687155
超ストイック滅竜ファンタジー!! 人類の天敵である「竜」が存在するファンタジー世界。 陽の光と銀気を嫌う「竜」を殺すには、銀の武器が発する銀気で血液を凍らすか太陽で焼く、この2つしかない。 主人公は竜を狩ることを生業とする「狩竜人(かりゅうど)」の少年・ラグナ。 神童と呼ばれ、ずば抜けた竜討伐数を誇る転生少女・レオニカと共に竜討伐に挑む日々だが、どんなに努力してもラグナはレオの足元にも及ばない。そんなレオのそばにずっといられればいいと思っていたのだが…。 大切なものさえ守れず、限界まで鍛え竜を殺し続け最強に至った未来の自分と、いま目の前で命の危機に瀕するレオを見る無力な自分が繋がり、未来の自分から最強の強さを託される!! そしてこの日、竜にとっての「死神」が誕生する。 https://magazine.jp.square-enix.com/joker/series/ragna/ ガンガンJOKERで連載中のこちらの作品、漫画アプリの「マンガUP」で なんとなく読み始め、その面白さにあれよあれよとハマってしまいました! 覚醒してから限界の限界の限界まで自分を追い込み続ける主人公「ラグナ」と、元・竜の王で神に反逆し追放された「クリムゾン」がすべての竜を殺すことを誓い共闘するのがめちゃくちゃ熱いんです!! アクションシーンもとんでもなく迫力があってかっこいいし、とにかうキャラが立ちまくってます!!! 一気に敵の王の首まで迫ったかと思ったら、とある一団と共闘して敵幹部軍と戦ったり、展開に次ぐ展開!ずっと面白いです!! 最強になったかと思っていた現在のラグナですが、その力と体がまだ馴染んでなかったりする、そして戦いの中で少しずつ…というのも最高にグッときます! きっと『鬼滅の刃』好きな人にはハマると思うんですよねー。 早く続き読みたくてしょうがないです。
時は十字軍初遠征の頃、ビザンツ帝国の皇帝の娘として生まれ、夫を早くに亡くしたアンナ皇女は新たな婿を取る。 弟が生まれた事で皇位継承権を失っていたアンナ。弟と敵意剥き出しに口喧嘩するのが可笑しくもありつつ、頼りないと思っていた夫に自らを深く理解され、強く想い合う様子にときめきを貰える。 アンナはめげない。どこまでも自分らしさを失わないまま、素晴らしい皇帝になれると信じて疑わない。知恵と好奇心と気高さに満ち、そして理性的な思考は現代人から見ると真っ当に見えるが、時代的には異端。 宮廷の女性の生き方に反発を覚える様子が、何度も描かれる。女性だから能力を軽んじられる、生きたいように生きられない、美貌も結局男性の所有欲に絡め取られる、女性は女性なりの戦い方しか出来ない……これらにほんの12、3歳のアンナが否を突きつけ、男とか女とかではない、アンナらしく生きるのだ、と宣言するのが小気味良い。 歴史物に現代的言い回しを取り入れた、軽やかなやり取りを笑いつつ、自分らしい人生を歩み始める一人の女性の真っ直ぐな意志に胸打たれる、そんな作品だ。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ・特に好きなところは? ・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
実家を追い出されるまであと100日を切った29歳ニート(反韓反中アカウント持ち)が、コンビニに居る美人中国人店員を密かに推していると、元同級生の桐嶋に偶然出会い、中学時代授業中に「パンゲア」と正解を叫んで漏らして不登校になった過去をバラされる。お詫びに同級生は店員さんの情報を集めてくれるけど・・・。 店員さんが最初からパンゲアをちゃんと言えてなくて最後の方には名前も忘れて跡形もなくなってるところがエモい。最後の最後の「パンゲアね」というタイトル回収も良かった。 とはいえ最後まで読んでみると主人公にこれといった変化も起こらず何も達成せずで、「ただ痛々しいものを見て痛みを感じてくれ」というタイプの作品でしんどかったです。
ぜんそく持ちのみつば(9歳)は、住んでいた東京から離れて海辺の街にある兄夫婦(新婚)の家に移り住むことに。 仲良くなろうとグイグイくる兄嫁の日菜子(21歳)に人見知りのみつばは押され気味。 う〜ん、羨ましい。
11巻の崩壊していく東京の様子を絵だけで魅せる素晴らしさに圧倒された。 半端ない熱量にただただひれ伏し、一気にすべてが終わるなら素敵だとさえ思ってしまう。 次の展開も楽しみです。
大事な局面で言えば良かったのにというセリフが終わってからじゃないと言えない男、向井くん。 30代の男女、みんなが人生に焦ってる。 結婚がゴールのように思えてる人もいれば、そうなっている彼氏を見て心配になる彼女がいたり、いざ結婚前提に付き合ってみたけれど「なんか違うよね」となってしまったり。 いろんなカップルがある。向井くんはどうしたいのかな。 坂井戸さんがいいじゃんと1巻読んでたら思ったけど私の好みの話でしかなかったかもしれない。3巻まで読んだらまた感想が違うかもしれない。 結婚ってなんなん?という思いがじわじわと侵食してくる。 結婚がゴールなわけじゃない、人間は色々と複雑である。 結婚して交尾したらメスに食われて終幕となるカマキリの♂が羨ましい気がしないでもない。 1巻だけ読んでも良さが伝わりづらいと思うので、ぜひ2巻までは読んでもらいたい。3巻も絶対手に取るでしょうから。
絶版となった「螺旋じかけの海」私家版。3巻以降が本編の続刊になります。単行本未収録の「魔女の語る森」と、描き下ろしの「烏を屠る旅」が収録されています。 「鳥を屠る旅」は1話としてはかなり長い91ページの長編でかなり読み応えがあり、2巻で止まってる人には特に読んでほしいです。個人的にはワニの回以上の感動がありました。 人間とは何か、命とは何かを問いかけられる重いテーマの作品ですが、何度も読み返したくなる名作です。
ざっくり説明しますとヤンキー主人公がとある理由から図書館で本を借りようとした所未返却本の存在に気付くがそれを誤魔化そうとした際、そこで働く職員達とのトラブルにまで発展してしまい本の弁償や図書館や社会のルールとは何ぞや?と言う初っぱなからドタバタした内容からこの物語は始まりますが、その描写や内容がとても丁寧で図書館では忘れがちになっている大切さや思いやりに気付かされる良いお仕事系漫画に仕上がっており大変満足しましたね その中でも特に気に入った所が幾つかありますがまず図書館の職務内容についてですが原作者のずいの先生がまとめた【図書館だより】なる物が各エピソード終わりにあるのですが元図書館勤務をなさっていた経歴のある、ずいの先生のリアルなコメントや経験を元にした文章が分かりやすくエピソード内容とリンクした解説にもなっていたりと脱帽するレベルになっている所が素晴らしかったですね 次に本の装丁等の側やデザインについてですがカバー裏や目次は勿論ですが1ページ目の作りまでもが1度は目にする小説や図書館仕様になっている粋な計らいと言わんばかりのデザインになっている点が素晴らしくカバー裏のオマケ漫画を描かれてる漫画家さん達のように読者達を楽しませるエンタメ性が高いのもこの作品の面白さに一役買っていて買ったかいがありましたので皆さんも一度ご購入されてはいかがでしょうか?
今年読んだ読切でもトップレベルに面白かったです。 左津衣かおる先生といえば、以前『気持ち悪いんだよ、死ね。』を描かれていて、こちらはこちらで衝撃的な話ではあって、名前の通り殺意を感じるというか読み手を殺しにかかってきているのを感じました。 そして今回、『めぐちゃん、ぬいぐるみでえっちしたよね。』は前作がマイナス方面への気持ちの働きかけだとしたら、今作はプラスの方へ心臓を鷲掴みしてくれる作品で、まったく別の印象として衝撃でした。 読後しばらくは高鳴った心臓が鳴りやまず、深夜に読んでしまったものでなかなか寝付けず大変でした。 えっちを理解しない子どもの頃に、くまの人形を使って疑似えっちをするという高度な遊びをしていた少女二人は小学校で別々になり中学校で再会します。 一方は学年一の美少女に、一方は絵を描くオタクに。 こんな二人の再会で何が起きるのか。 他人が自分にどうレッテルを貼るのか、どう見た目で判断するのか。 そういった価値観に左右されなかった幼少期のピュアな関係こそが尊く、一生胸の中に暖かさを与えてくれるものなのかもしれない。 素晴らしいドキドキをありがとう…。
あんまり話題になっていけどジュニオール面白いよな。 こういう仲間を集めていく描写のある漫画はすごい好きなので続いて欲しい ジュニオールを読んでいる人がいたら話しましょう!!
美青年型お手伝いアンドロイドのHALくんは家事代行だけではなく、持ち主であるマダムとその夫の性生活もお手伝いもする万能っぷり。しかし壁越しにその営みを聞いていた隣人の女性小説家から「意志のない機械は哀れ」だと言われてしまう。けれどもその小説家は自分に経験がない為に性描写が上手く書けないことに悩んでいた。 アンドロイドのHALくんの美しさが際立ってました!どんな仕事でも嫌という感情がなくて一生懸命なんですが、何となくハルくんは洗濯物を干してる時が一番楽しそうな気がするな…。隣人達の挙動に興味津々な小説家がどんなアクションを起こして来るのか、後編が楽しみです。
殺し屋の太郎はロボットのように無感情で人を殺すので、育ての親であるボスからは仕事が完璧だと信頼されています。そんなある日ふとしたきっかけで本当の家族の記憶がよみがえってきました。彼の父親は発明家でしたが最高傑作のロボット「タロウ」のことしか頭になく、母親も完璧じゃない息子「太郎」のことを嫌っていました。こうした歪んだ環境の中で「このロボットさえいなければ…」という考えが浮かんだ太郎はタロウを粉々にしてしまいます。それを父親が目撃して…というところまでが前編です。 雑誌に掲載された神羊弱虫さんの作品は今のところ全部読んでると思いますが、より絵が洗練されてきて引き込まれるコマが増えたように感じます。最後の父親の真っ黒な目にゾッとしました…。これは後編でどうなるのか。太郎に人間らしい感情が戻ることはあるのか。気になるところです。
『契れないひと』たかたけし先生の新連載『住みにごり』がスペリオールで連載開始! 29歳サラリーマンの主人公が長めの夏休みもらって帰省した実家には35歳無職の兄がいて…。 まず冒頭の始まり方にめちゃくちゃビビりました!コミカルさと不穏さのバランスが好きです。 このまとわりつくようなネトっとした雰囲気でこれからどうなっていくか全く予想がつかず楽しみ。 前作の『契れないひと』とかヤングスペリオール新人賞受賞した『風俗に行っただけなのに』から考えると、哀愁を含んだギャグ方面なのかな、とも思うけど、同誌で原克玄先生原作の『フォビア』もやってるし、コメディとホラーって表裏一体の部分あるのでどうなるのか…。 でもギャグにするにしては要介護の母とヤバそうな引きこもりの兄と怖そうなタイトルだったり、ホラーにしては笑える感じあったりますが、いまのところはかなりページめくるのドキドキしてます。 タイトルの『住みにごり』にはどういった意味があるのか。濁り。 「引きこもり」みたいな語感ですが。 あと二階の秘密とは…。
電子書籍化おめでとうございます!! ずっと読んできた作品が書籍化されるのってうれしいものですね。 改めて最初から読んでみると、あ〜こんなことあったねなつかしいね!と3人と思い出を共有しているような気持ちになりました。 第1話は2014年のワールドカップ話から始まってるんですね。3人のノリはずーっと変わらないのに結構時間は流れてるんだなあとしみじみ思います。 裕介はだんだんアホになってきてるかも、ヨッシーは最近デレが多いかも…と現在との変化を探すのも楽しいです。変化っていうより3人がさらに仲良く心地よくなってる感じがします。カズはずっとカズですね。 ゲッターロボ作者の娘さんということでちょいバズりしてた奥様のおまけイラストも可愛いです。 読んだことあるひともないひとも是非電子書籍を手に入れてみていただきたいです。 爆売れして実写化してほしい作品ナンバーワンなので!!