弥生美術館で開催しているくらもちふさこ展とてもよかったです。展示の最後で6年ぶりの新作「空を歩く」の紹介もあったのですが、展示内容が充実しすぎて素通りしてしまった方も多いのでは?電子なら今からでも買えますよー! 脚本家を目指している女の子が電車に飛び乗ります。クラスメイトから「品行方正のあなたらしくて型通りなのよね」と言われたシナリオをコンクールに出す為に、目的の駅に到着する17分の間に直さなければなりません。しかし同じ車両の乗客の挙動や関係性が気になってる内に余計な妄想が広がっていきます。そこに例のクラスメイトが「私の良き人」と紹介した男性に似ている人が現れて… くらもち先生の過去作でもインターネットの仮想空間や花染町の住人など、限られた空間の中での自由自在な関係性が見られましたが、今回はたった数分の電車の中。しかし主人公の脳内では物語が飛躍していくし、主人公に元気がないことを見抜いていた男の子がいるなど、短編という枠を感じさせない広がりがありました。 展覧会でのお言葉で「自分にとって漫画を描くことはツール探しの旅だった」とあったのが印象的でした。くらもち先生ならでは世界が生まれたきっかけを少しだけでも知ることが出来たような気がします。
妹だーい好きな変態JKと鈍感な妹を中心とした百合ギャグ漫画の本作で、私がいちばん好きなキャラは、姉妹のお母さんです。 姉妹の仲が良すぎる事に疑念を持ち、観察を始めるお母さんは、その過程で封印していた過去を思い出します。 その過去とは、自分が「百合同人作家」であった事。 自分の娘達から百合妄想が止められないお母さんは、いけないと思いつつ湧き上がる妄想を原稿用紙にぶつける。姉妹を覗き見し、聞き耳を立てるお母さんは、決して百合に介入しないし親としてはちゃんとしている一方で、親の仮面の下に一匹の百合創作者を飼っているのです。 3巻の後半、お母さんの元に届く荷物に、爆笑と共に謎の感慨が! #マンバ読書会 #いいお母さん
コメディとホラーとラブのバランスがしっかり良くて、この短い読み切りの中でも愛着の持てるキャラクター。 バーシルの不死の呪いだけじゃなくてバーシルとローサお互いが心に鎖を持っていてそれが緩んでいく様子がとても良いです! 可哀想なバーシル、でも冷たくて感情が読めなくてふとしたところでそれが出る。ヒロイン、ローサはコメディ(ツッコミ)担当なので明るい感じだけど彼女もふとしたところで影が見える。バーシルの影をローサがローサの影をバーシルが照らしている。いつか2人の影がきれいに晴れるところを連載で見届けたいのです!! 最後のローサを守るバーシルが最高にかっっっこいいのですよ!!そのあとも!!!キャーッてなる!! いでさやか先生の作品他も全部面白いです!
※ネタバレを含むクチコミです。
マイナースポーツの漫画も増えてきたけど、ハンドボールはなかなかいい題材だと思うんだよね。 フットサルよりもバスケよりで結構テクニック的な魅せ方も面白いし。 そして、例によってキャラが濃くていい部活漫画 アニメ化とかしないかな
アクション部分、動きがあって、力が入っている感じ(剛腕?)でよかったです。 バカ宇宙人のかけあいも小気味いいし、読み終わった後も気分がスッとしました。 他の漫画も読んでみたいですね。 ただ、漫画紹介に「無鉄砲ニートのヒーローライジング譚」ってあるけど、フリーターは"ニート"ではないですよね??
定期的にめっちゃでっかい「デス鮭」(もうこのネーミングでこの漫画は最高だとわかる)がダムなどめがけて日本各地の川を遡上してくるようになったので、それを退治するハンターという職業が出てくるようになった世界の漫画です。 めっちゃ上手い絵でシンゴジラっぽいノリをやってて、基本ギャグ漫画なんですが人は普通に死んでくし、シリアスにも振れるだろうけど、そうしない。ふざけ倒してるけど、決めるシーンはしっかり決めていく。このへんのバランスが大変上手くて唸ることしきりなのです。林田球のドロヘドロや藤本タツキのチェンソーマンが好きな人にはたまらんと思うっス。 今後が楽しみな新人!
主人公の日葵(ひまり)が、空手を始めるきっかけになった憧れの人とのエピソードがもう感動的。 コンビニで缶を蹴っただけといえばそうなんですけど、目の前で傘を盗まれても何も言えない子にとってあの対応と行動はまさに正義のヒーローだと思います。 日葵はぐーどんというあだ名が付くほどドジでマヌケで内気な子なんですけど、その憧れの人と同じ高校に入るためにかなり努力したようなので、頭の悪い子ではないと思います。 あとふなつかずき先生の新連載にしてはパンチラすら全く無いのは意外でした。そのくらい「空手」に真剣に取り組むんだと受け止めます!!
電子で配信されたときに表紙だけ見てなんとなくいいな〜と思って買った漫画。結果良かったです。古そうだなとは思っていたけど約30年前に同人誌として描かれたものだったとは。 たぶん読んだ方のほとんどが「風の谷のナウシカ」を思い浮かべる、そんな漫画です。実際に影響を受けているのかどうかは定かではないですが、年代的にドンピシャではありますよね。だからかわかりませんが、これのアニメが見たい…と思ってしまった。この世界に色と動きと音が加わったら夢みたいな作品ができそう。もし自分が二十歳くらいのときにこの漫画に出会っていたらめちゃくちゃ影響受けていただろうなと思います。
この新連載はどうなるんだろう、とモーニングで様子を見ていたけど、もう面白いことが確定したので安心して楽しめる!! 八田さんが世界各地で小さく起きている民族間、言語、思想のすれ違いで巻き起こる問題を知性とちょっとした格闘で解決!解決したらまた次の現場へ急行し、その地域の言語や慣習、政治など多角的にみっちり叩き込んで問題へ挑んでいく。 世界中を交渉して回る解決屋! その仕事の名は、「地政学リスクコンサルタント」! もう、こんなの間違いなく面白いに決まってる! 『MASTERキートン』好きな人にはぜひオススメしたい。 キートンは考古学者兼保険屋だけど、元軍人で戦えるし、それぞれの土地に詳しい必要があったり争いの仲裁を行ったりもしていた気がする。 すっごくざっくり言うと、立場や職業こそ違えど八田さんも似たようなものだ。 実は『勇午』をちゃんと読めてないのでいつか読みたい。ふわっとしか知らないけど同ジャンルなのかな。 まず、タイトルにもある「紛争」。 何を持って紛争と呼ぶのか調べてみた。 『一般的に「紛争」とは、「少なくとも2つ以上の主体が、希少な 資源(富や権力など)を同時に獲得しようとして相争う社会状況」と定義される』 この漫画で最初に出てくる事例がとても分かりやすい。 イングランドとアイルランドが揉めるという内容。 まさに、2つの主体が争う状況なわけでそこで八田さんは華麗に解決するかと思いきやわりかし腕力でねじ伏せている。それもたまには必要だよね。 八田さんのネーミングって「切った張ったの世界」って言葉から来てたりするのかなって少し思った。 https://comic-days.com/episode/10834108156713454523 そして、2話から描かれる呼び出された土地はミャンマー。 「歴史・宗教・政治・経済・軍事・エトセトラエトセトラ」を一週間でビッチリ詰め込んで挑むが・・。 「ミャンマー企業紛争編」から「タンザニア魔女狩り騒乱編」へ。面白い~! 世界を少し移動すれば何かしらで揉めている。 具体的にも抽象的にも何かしらの境界線があれば揉めるのが人間だ。 八田さんの旅が終わることはあるのか?お金次第? 人や場所、環境が変われば揉める内容も変わるので一生楽しめる漫画になるんじゃないかとワクワクしている。 単純に、国際情勢へ興味を持つきっかけにもなるし! ありがたや~! 作者の過去の読切がこちら。 主人公のキャラクターが少し似てるかも? 『定時退社でライフルシュート』 https://comic-days.com/episode/10834108156637582721
コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。優しく切ない物語に、序盤早くも涙しました。 孤児の少女は、好きな絵本作家のサイン会をきっかけに、オオカミの被り物をした作家男性と交流を持つ。 瀕死の弟に寄り添う少女に、創作でようやく人と繋がる作家は少しずつ心開く。周囲のアシストで少しずつ殻のとれてゆく二人が切ない。 全体的に愛らしい作画の中に、作家の暗い画風、絵を描くのが好きな少女の素朴な画風と広がる想像力が取り合わされ、世界観が広がる感覚があります。どんな切なさも、きっと優しく解決されると信じて、先を待ちたいところです。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203000010000_68/
コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で、コミックウォーカー内で台湾コミック四作品の連載が始まりましたので、それらのクチコミを書いてみます。 本作は有名なアリスシリーズの続編のような形をとっている。成長したアリスの元へ、幻鏡の国から助けを求めてウサギが現れる。 機械の国から侵略を受けていると言うウサギ。襲い来るロボット達と、自然豊かで魔力的な力を使う幻鏡の国の対比も面白いのですが、そこに参戦するアリスの……何というか捻くれたというか……非常に暴力的な様子が面白くて、かえって可愛かったりする。 ジャンプ的勢いのあるアクション、巨女要素も加わり、楽しさ満点!アリスの「カ・イ・カ・ン」とか言い出しかねない快進撃を見に行ってほしいです! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202997010000_68/
メルヘン乙女な状態になったら花やキノコが咲くという独特の表現が可愛い。 なんというか、ガチムチな課長なのにそうなっちゃうのねと、見てて複雑な心境になりつつも、オネエキャラでガチムチゲイな彼の不器用な生き方が成長・進歩していく様がなんとも面白い。 ゲイバー行ったらあしらわれずに話聞いてくれるだろうか()
よもぎさんとヒデキが好きです。 あー、よもぎさん可愛い。 マンガでパーティ組むとしたら「ゆるパート担当します!こっちは俺に任せろ!」みたいな存在、まだ3巻なのに安定感ある。 ヒデキはデデデデの兄ちゃんみたいだけどもっとカッコ悪くていい。
コッテコテの大阪人の生態を描いてるんだけど、登場人物に庶民がいないのが面白い。大阪の中心街からほど近い住宅街の数寄屋に暮らす姉弟達…バツイチで専業主婦の長女と建築会社で働く旦那さん、百貨店などのディスプレイの仕事をしている次女、レーシングチームのマネージャーをやってる三女、大学でバイオリンを勉強している末っ子長男、を中心とした個性的なキャラクターがたくさん登場します。セリフも手書きなのが最初は読みにくいな〜と思ってたけどそれも段々慣れてきますね。サライネス作品はどれも読んでいく程クセになります。あとキャラ同士を自然と恋愛に発展させるのが上手い!
バーチャル空間「64 TOKYO」の管理者である主人公が、VRと現実とでリンクして起こった殺人事件に関わっていくという話です。 前作「エリアの騎士」では本筋のサッカー以上にヒロインの"セブン"が人気を博していましたが、かなりタイプは異なるものの今回は知的なクールビューティーって感じでこれまた良き感じです。今回も原作は樹林先生ですが、ベテランが近未来を舞台にどのような味を見せてくれるのか楽しみです。
画力がすごいしタコの生態を活かしたホラー展開が上手い。なにより最後のオチが素晴らしい…!! 漢字っぽい独自の文字と、二つの言語がダブってるフキダシの演出が最高にカッコよかった。どこかでなんらかの形で連載してほしい!
ブラック企業に勤めている青年・ヒロキが「異世界へ行きたい」と強く願ったら、行けた、という話。異世界は異世界で大変そうだけど、とりあえずヒロキが喜んでるみたいでよかった。読み切り1回きりなのがもったいない気がした。
とにかくめちゃくちゃでクールな漫画。活き活きと狂ってるキャラクター達と衝撃的な展開の数々が面白い。2部も楽しみ。
TVゲーム雑誌『ドリームキャストマガジン』と後継誌『ドリマガ』で連載された箸休めマンガです。 作者はゲーム『神機世界エヴォリューション』のキャラデザを担当したウエクサユミコさん。 最初は1話1p。途中から2pになります。短っ。 軽いコントのような内容で独特の雰囲気を楽しむ漫画です。フルカラー。単行本企画で当選したサイン色紙は宝物です。 ぐるぐるメガネの中学生、ぐるぐる は『ぶくぞわ』好きのマッドサイエンティスト。自ら生み出したクリーチャー達とドタバタな毎日を過ごします。 ぷにすべ美少女メイシーさん、ツルテカ好きメカマニアあやせくん、オカマ美少女広島くん とは良き友人…友人かな…? まあ…… 友人です。 ロボ娘ゆっきぃちゃんも可愛いです。 ぶくぞわクリーチャー達はイロモノが多く、謎の教師や最恐ママも準レギュラー。ヒロインの妻型クリーチャー『あおいちゃん』はぷにすべで超可愛いですが、お腹には別人格(オッサン)の人面瘡? 『あおいさん』も居るので、ぶくぞわ好きも安心! 各話は「オボエテロ」のセリフで締めるのがお約束。色んなキャラが色んなシチュエーションでオチをつけます。 可愛い世界観が好きな作品なので、復刊は無理でも電子書籍化して欲しいです。 オボエテロ!
普段BLも読むので、表向きは仲良しアイドルしてても実は裏ではバッチバチで、でも結局意識するうちに本当にカップルに…なんて展開が多いなか、これも似たような感じだろうかと思って読み始めたんですけど少なくとも1話ではそんな雰囲気は微塵も感じない、シビアな世界がそこにはありました。アイドルとしての成功の裏には必ず練りに練られた戦略があるのは当然。でもめっちゃ笑えます。とくにアイドルオタクしてる人に読んでほしい。思い当たるフシが山ほどあるから。これは先が楽しみな新連載だ。
とにかく子どもが可愛い…この子らのためなら身を粉にして働けると思える。 久我くんも真面目で応援したくなるし、五色さんも最初は無表情でロボットみたいだなと思ったけど、漫画を愛する気持ちは本物だ。 とにかく謎なのは五色さんの正体と、久我くんの母親の行方。あんな小さな子どもがいるのに資金援助もしないということは、もう縁切ってるくらいの関係なのかもしれないけど、後々嫌なかたちで関わってきそうな気もしないでもない。 まちとふみおのふたりが幸せになれる未来しか望まないよ…
なけなしの100万を競馬ですり、絶望する主人公。 結婚する友達の飲み代すら出せない。仕事もうまくいかない。夢もない。 生きてるだけでお金がかかる世の中。餓死するレベルではないものの、決して贅沢はできない貧困と隣合わせの人は多いみたいですね。 主人公はひょんなことから知り合った男性二人(同じく金がほしい)と知恵を出し合い、効率よくお金が稼げる方法を模索する。 それでまず、タケノコ掘りに行くことになるのがいい。アナログだなー。自分もやってみたい。 しっかりしてそうでどこか抜けてる3人組の人生は好転するのか?
例えば『からかい上手の高木さん』のアダルト版のような良さがある。 色気のあるタッチ、夏の暑さを感じさせる温度感、どこか涼し気な美女、手玉に取られてしまうちょっとダメな男性。 なんでだろう、吸い付くように読んでしまう。 余裕と少しの陰がある三十路美女にダメな自分の欲求を見透かされて気持ちよくコロコロ転がされたい男性諸君は読むべし。 主人公(男)が人生めちゃくちゃになって自殺する前に蟹食べたくなったけど金無くてセレブ妻脅したら逆にマウント取られてなぜか一緒に蟹食べに車で北海道に向かうちょっとエッチで闇が垣間見えるロードムービー的なお話。 女性が描いてそうで実は男性が描いてるのかなと思ったら、ちゃんと女性が描いているという部分になんでだか妙に興奮してしまう。 ここで出てくる美女は意識的にか、なんでも許してくれちゃう「嘘のような」母性を見せてくれるし、男性のすべてを見透かし幼稚な欲求さえも叶えてくれるミューズを演じてくれてるので、非常に性的に消費しやすい。 だからこそ、達観したような全く見えてこない本心の部分にやきもきしてしまうし、何が目的か分からないミステリアスさにもんもんとさせられるが、それも気づけば目の前の性欲にかき消されてしまう巧妙さもある。 この女の前だと男はみんな、なんだかよく分からないけど事態は進んでるし気持ちいいからいっか、みたいに思考をスポイルされてアホな感じになってしまう。 この美女は凄まじく出来た女なのだ。 果たしてこれは、上手く行ってない旦那への憂さ晴らしなのか、自分だけを見てくれる純情青年の新鮮さ、嬉しさから振り回しているのか、今後の展開で描かれていくかと思うと楽しみだ。 「幻想ですよ、三十路の女に貞操観念なんて・・」 序盤で事後に出るこのセリフのすごいのは、金の為に強盗した男が人妻と半ば無理矢理にセックスした罪悪感を(じゃあいいか、と)軽減させる謎の効果があることと、ここまで肝が座ってるこの女はなんだか普通じゃないぞ、思わせてくれてワクワクすることだ。 このあたりから毒のようにじわりじわりと効いてきて気づいたらいいように気持ちよくマウント取られて自分では舵を切れなくなってしまっている。 死ぬための旅だと忘れて読んでいてエッチなシーンでドキドキしながら感情移入していると、たまに旅の終わりの死に向き合ったときにとんでもなく気持ちが落ちるので、その感情の落差で頭がクラクラする。 しかしエッチなシーンではどうしても感情移入せざるを得ないので、引き込んで一緒に落とすというすごく上手な作り方だなーと思った。 この手法ってホラー映画でよくある、序盤で若い男女がエッチなことしてると殺人鬼に殺されるみたいなベタなあれと同じ効果なのかもしれない。 それにしても、こんだけ肉体的にも精神的にも良くしてもらったらそこらの男は簡単にコロっと好きになっちゃうわけで、でも相手には世間的に成功している立派な旦那がいるのに比べて自分は北海道にゴールして蟹食ったら自殺するわけで、そして好きになった美女は旦那のもとに帰ってしまうということを考えると、死んでも死にきれないというか、なんて残酷なんだ、と。 もう、恋と性と愛と性と嫉妬と絶望と憧憬と性がぐちゃぐちゃに混ざっていて混乱しまくりの楽しさがあります。
「ええっっ!?!! 漫画ゴラクの主人公がシンママ!?」と、衝撃を受けながらシンママの奮闘記を読んでたらちゃんと漫画ゴラクな展開になって安心した。 園長絶対強キャラだし期待
ヨネザアド大陸に在る不思議な世界『アタゴオル』 猫が自立し人間と同じく話しながら生きる者達の 不可思議な事が当然である日常の物語 全ての生き物達は個々で自立している "徒党を組まない"関係であることが一番の支え合いになっている そんな関係性がとても気持ち良く 今読むとまた深い 気持ちの良い珈琲が飲めて 気持ちよく呼吸ができる世界 今読むとまた深い! アタゴオルに限らずますむらひろし作品は全てが緑の香りを感じる 何処かへ行きたいけど何処へも行けない時 なんとなくモヤモヤした時 答えが見つかるかもしれないシリーズです。是非! (初登録:初クチコミです!よろしくお願いします)
どこかで見たことある絵だと思ったら「オカルト好きな先輩が心配」の人だった。作者さん、オカルト好きだから少年チャンピオンに合いそうな気がする。絵柄が可愛すぎるけどおじさん読者にもウケるのではないだろうか。もちろん、オカルト要素には一定の”濃さ”を期待してしまうけども。 Twitterでバズった時の絵と比べると、細かい所で綺麗になってて特にレイコの見た目は丸っこく変わったような気がする。 https://twitter.com/hashimotokurara/status/1276125539380744193
知人からおすすめされAmazonで買いました ( *´д`*) https://www.amazon.co.jp/%E3%82%8D%E3%81%93%E3%81%BD%E3%82%93-1-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%ACKC%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-%E9%9B%AA%E6%B0%B8-%E3%81%A1%E3%81%A3%E3%81%A1/dp/4065267900/ref=zg_bsnr_2282417051_25/355-0965387-8090332?pd_rd_i=4065267900&psc=1
主人公は男子たちから女王様キャラだと思われてる女の子・えりな。ある日、家に迷い込んで来た猫の可愛らしさに感極まりキスをすると、なんとクラスの感じ悪い男子・猫山が全裸で現れて…!? 殺生丸様…シリウス・ブラック…動物に変身するイケメンってなんでこんなに良いんでしょうね。 普段無愛想っていのがまた猫っぽくていい。 http://betsufure.net/news/476.html
お金持ちのイケメンが出すクイズに答えたら恋人になれる! バチェラーがこれだったら絶対見る。バチェラー見たことないけどこれだったら見る。 白鳥院は億万長者のナルシストだけどひたすらバカだし、鈴目はいわゆる「おもしれー女」で2人とも愛すべきキャラクターでよい。 クイズが理不尽で馬鹿馬鹿しくて好き。 ミリオネアとバチェラーが好きなひとはぜひ読んでください。どちらも見たことなくても面白いので読んでください。
東京に核テロが起こった近未来、首都・熱海にある饅頭屋が経営危機を回避するために社員全員が軍隊に徴兵されることになった。主人公は饅頭屋の社員の中でも一番ひ弱だと周りから言われているが、実はあるすさまじい能力の持ち主で…という話。特にラスト2巻からの展開がよかった。大御所漫画家の力技を堪能できる(いい意味で)。 「静かなるドン」が1年で6億円も売れたと聞いたのがきっかけで今回初めて新田たつお作品を読みましたが、キャラもコマ割りも分かりやすいし、「なんで饅頭屋w」「いも虫スーツって何w」といちいちツッコミたくなるギャグが面白かったです。他の作品も読んでみたいと思いました。
これも地獄の子守唄と同じように、一部の人には大人気だけど、大部分の人には全く響きませんでしたね....
今の時代にあっていないとは思うがこういうマンガがどの雑誌にも一つは掲載されていて欲しい 内容は名作「えの素」を思い出させる下品さとスピード感だぜ しばらく続いて欲しい
公式のあらすじが分かりやすいんですが、空気を読んじゃうギャル・鈴木が惹かれたのは、自分の意見をはっきり言えるモブ男子・谷くんのラブコメディ! ここで描かれるまでにじっくり育んできた関係と、その中での読切で切り取られたこの場面はスピード感があるし、主人公の言動や周囲の動きも現代っぽくてすごくいいですねー いじられたことに対して、違うと言ってしまってそれを大切な人に偶然聞かしまって傷つけるというベタな展開を新しく鮮やかに見せてくれてます。 最後まで駆け抜けて最高に楽しい! https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331787337964 この読切から知った阿賀沢紅茶先生の連載作『氷の城壁』が面白かったので、読切がハマった方はぜひ読んでみてください! https://manba.co.jp/boards/129652
「嫁姑漫画」なるジャンルがあります。嫁と姑の確執は永遠のテーマですからですね。コンビニなどでよく見かけます。 そして本作「かんかん橋をわたって」は、嫁姑漫画の極北に位置する漫画です。 初期は、まぁ、わりと普通の(?)嫁姑漫画です。嫁ぎ先の姑がイジワルで、いろいろな嫌がらせをしてきます。 主人公の嫁ぎ先である「川東」(かわっと)では、イジワルのことを「おこんじょう」と呼ぶのですが、主人公の姑はなんと「川東(かわっと)一のおこんじょう」と呼ばれている凄い姑! 主人公は、そんなおこんじょうに耐えて一生懸命頑張る!というお話でした。 まぁ3話で「嫁姑番付」という「嫁いびり番付」の話が出てきたりとか(主人公は4位)、やや特殊な設定が見え隠れしますが、このへんはまだ普通でした。 ところが4巻くらいからだんだん風向きが変わります。 主人公の姑は、ただの「おこんじょう」ではなく、恐るべき策士であることが明らかになっていきます。 主人公は、その様子を見て、「お義母さんにはすべて見えているんだわ」「なんて…なんてすごい人なんだろう!」とか言い出します。 そして、憧れの姑に負けないように、自らも恐るべき「おこんじょう」を発揮するようになっていきます。 具体的には、姑の着物ダンスから防虫剤を全部抜き取って着物を虫食いだらけにしたりするんですが…(なお、姑はそれを見て大変喜び、とびきりの笑顔で虫食いだらけの着物をきて歩き回ります。)。 さらに、主人公は、その他の嫁姑番付ランカーにも働きかけ、嫁姑の仲違いを解消したり、問題を解決するなどして、どんどん力をつけていきます。 それを見た姑が「なんて上手なおこんじょう」と評すシーンなどは、作中屈指の名シーンですね!(添付)。 そして物語はクライマックスに向けて動き出します。 地域支配者たる「ご新造さま」があらわれ、嫁姑番付ランカーが次々と登場します。 恐るべき「ご新造さま」に対し、主人公と姑は共闘し、最終決戦に挑むことになります。 もう何のこっちゃか全然わからないかもしれませんが、とにかく最終的にはそういうお話です。 このように、本来は、嫁姑漫画のはずなのですが、「嫁姑ランキング」とか「成長する主人公」とか「力を合わせての最終決戦」とか「ラスボス」とかの少年漫画的要素を盛り込みまくって完成されたのが本作です。 「嫁姑漫画を少年漫画の文法で描いた」ともいえます。 怪作ですが、個人的には大好きです! なおコミックは全10巻(ただし電子版のみ)。現在は全巻アンリミで読めます!
岡田和人先生は歪んだ性癖を描くのを得意としています。 このいびつという漫画もいつも通りの岡田和人テイストで始まりました。 しかし、この後味の悪い最終回でファンを辞めてしまった人もいるんじゃないでしょうか。 それくらいこの漫画のラストは救いがないものでした。
リノベ漫画で営業から入るとは、、、かなりのザ・仕事漫画!! 家は人間の人生が現れてしまうのですが新築じゃなくリノベなんだー! なるほど結構ニッチ… 間取りが変わって改築した家にキャラが踏み込んだ時の「魔法みたいだわ…」って一言はほんとリアルですね どの家もほぼノンフィクションでありえる事例なのでは?と思ってしまいます
弥生美術館で開催しているくらもちふさこ展とてもよかったです。展示の最後で6年ぶりの新作「空を歩く」の紹介もあったのですが、展示内容が充実しすぎて素通りしてしまった方も多いのでは?電子なら今からでも買えますよー! 脚本家を目指している女の子が電車に飛び乗ります。クラスメイトから「品行方正のあなたらしくて型通りなのよね」と言われたシナリオをコンクールに出す為に、目的の駅に到着する17分の間に直さなければなりません。しかし同じ車両の乗客の挙動や関係性が気になってる内に余計な妄想が広がっていきます。そこに例のクラスメイトが「私の良き人」と紹介した男性に似ている人が現れて… くらもち先生の過去作でもインターネットの仮想空間や花染町の住人など、限られた空間の中での自由自在な関係性が見られましたが、今回はたった数分の電車の中。しかし主人公の脳内では物語が飛躍していくし、主人公に元気がないことを見抜いていた男の子がいるなど、短編という枠を感じさせない広がりがありました。 展覧会でのお言葉で「自分にとって漫画を描くことはツール探しの旅だった」とあったのが印象的でした。くらもち先生ならでは世界が生まれたきっかけを少しだけでも知ることが出来たような気がします。