主人公のどうにもならなさを、真面目に描き切った良作・・・ だと思った。 Twitterで感想を検索してみたら 「令和のさくらももこ」的なことを言ってる人がいたけど、 さくらももことの大きな違いは 「夢」があるか否か。 さくらももこは、エッセイで 「現実のおじいちゃんは嫌な奴だったので 漫画では理想の優しいおじいちゃんを描いた」 「小3の時の担任は冷たい人だったので、 理想の優しい先生にした」 と確か描いていて、 『エッセイ風だけど、夢と理想を描いている』 と言う利点があった。 漫画はできれば夢を見せてくれた方が、読者としては嬉しいもの。 そう言う意味で、「まじめな会社員」は、そのタイトル通り 真面目に真面目な主人公を最後まで描き切っていて、 作品としては好印象だけど、 読者を楽しませるプロの作品としては、ちょっと及ばずって感じ。 良作だけど、だれもに勧めたい名作にはなりきれないのは、 『現実』を割とそのまんま描いちゃったところ。 名作漫画は、必ず夢と理想があるものだから。
なんかマンガで描かれる女子高生って、そんなのいねーよ!!!って感じの子が多いけど このこはなんかピュアというか、あ~こんな時代もあったなみたいなそんな気持ちになってとてもいい。 要するにかわいい。
舞台やキャラ設定、テーマ性はよかった。 でも話作りが「魅せる気あるの?」て感じ。 序盤からスロースタートで 「わかってくれる人だけついてくれば良いです」 みたいな高慢な態度が鼻につく。 コミティアの同人誌っぽいな〜と思ったら 実際にコミティア出身で納得。
会いたい人に会うこともままならないこんなご時世だからか、はぐちさんに癒されたい気持ちがいつも以上に高まります。 白くておもちみたいで、家事を完璧にしてくれて、一緒にお酒飲んだりラジオ体操したりラーメン屋に行ったり友達みたいに遊んでくれて、何よりそばにいてくれるはぐちさん。 別に家事をして欲しい訳じゃないんです(煮ぃとオニオングラタンスープは食べたいけど)、ただそばにいて欲しいんですよね。 なんで我が家には来てくれないんでしょう。とてもさみしいです。なんて本気で思ったりもします。 この漫画を読むと、寂しいとか悲しいとか甘えたいとかそういう感情をすべて受け止めてくれているような気がするので好きです。 はぐちさんにはなかなか会えなくても、はぐちさんのおじいちゃんは毎晩お空で見守ってくれてますので強く生きますね。
予想よりも下ネタが強かったが何故か下品すぎない良い読み切りでした。エロすぎないエロコメ。けっこう好きです。
財閥の当主である高校生の豪徳寺一声はある日突然「パンツが見たい」という感情が芽生える。さっそくメイドのちとせに「余はパンツが見たいぞ」と至って真剣に告げるが…。 という初っ端から頭のおかしいお坊ちゃん登場でこれもう面白いやつ認定。 パンツ見たさに相手の身長と同じ高さに札束を積んだかと思えば、ごく普通の公立高校に通ってたりと、ツッコミが追いつきません。 一体この先何人の女子が犠牲になるのか…!!
表紙のかわいいふたりは、たぬきときつねが人間に化けた姿。主人公・泰葉がうっかり餌付けをしてしまったばかりに懐かれてしまいます。泰葉とこのふたりが織りなすほのぼの田舎暮らし漫画、かと思いきや、伏線ぽいものが張られていたり、ビックリなことが急に判明したりします。 元々ブラック企業に勤めていた泰葉でしたが、きっぱりと仕事を辞めて心機一転、秩父に住む祖母の家に引っ越してのんびり田舎暮らしを始めた初日にふたり(2匹)に出会います。 いかにも天然アホの子なたぬき・ももと、しっかり者と見せかけてこちらも天然アホの子なきつね・いち。このふたりの可愛いこと。もうそれだけで読む価値があると言い切れます。なのである意味ただのほのぼの漫画としても読めます。 泰葉が元社畜というのもあり、ちょっと顔が疲れてるところとかがやけにリアルで、泰葉が心穏やかに過ごしてるのを見るだけでなんだかこっちもストレスが減るような気持ちに。 3人以外にも、おおらかな泰葉のおばあちゃんや、幼なじみ(らしい)祐介くんの活躍も楽しみですし、まだビックリが隠されているような雰囲気があるので先が気になります。
※ネタバレを含むクチコミです。
みそ汁の漫画はちょこちょこと見るけど、これも面白い。女性の二人暮らし。片方が薬学科?なのかな。相方の体調を考慮して、みそ汁を作る話。コンセプトもいいけど、ちゃんと美味しそうなのもポイント。 春の菜の花のみそ汁とか飲みたくなったなぁ
ゴルゴ13のスピンオフをやるとしたらまあデイブ・マッカートニーしかいないだろうな。全米で5指に入るガンスミス デイブ・マッカートニーはゴルゴ13が依頼を遂行するため、特殊な銃や弾丸を必要とした場合に登場する名キャラクターが主人公のスピンオフ。 デイブ一族の話/デイブのプロ意識などが詳細に説明されて面白かった。 ただ「オフィシャル・ブックTHEゴルゴ学」で「武器屋の長い午後」って話で デイブが主人公の話を見たことあるがあればなかったことになっているのかな
きれい好きを徹底しているためにちょっとでも部屋を汚すような借り主を毎回追い出し続けている地縛霊が主人公。確かに同居人が清潔感なかったら嫌だもんな…幽霊になったとしても…。 次に来た住人はかなり清潔感がありそうで、ようやく成仏できる…はずがちょっとしたことが気になるように…というお話。 オチまでのテンポもよくて連載になったときにはラブにもコメディにも振れそうでいいなと思いました。
『ソウナンですか?』完結後に、ワンチャン復活あるかなーと思ってたけどしばらく経っても全く再開する気配のなさそうな『山賊ダイアリーSS』。いつか連載再開される予定はあるのだろうか…。海の事故の危険と隣合わせでもあるし、軽々しく続きを描いてくれとは言えないところはあるが、原作者ではない「漫画家・岡本健太郎」の描いた作品がやはり読みたい気持ちがある。
ある日突然気立ても良く器量も良い女が男の元に現れて嫁になる。周囲の人から羨ましがられるほどのいい女なんだが、実は一生を添い遂げられる男性を探す雪女。 悪さは全くせずむしろ本当にこんな嫁が欲しいって思うほど家のこともしてくれるし、仕事の手伝いもしてくれる最高の女なんだが、男が浮気とかをして一生を添い遂げられないとわかると男の元を去ってしまう。 なぜそんな行動を繰り返すのか、はまた物語の中で語られるが、男に裏切られ続ける雪女の切なさが胸に来る作品でありながら、雪女のいう「添い遂げる」ということのハードルが高くて「愛を誓うっていうのはこんなに重たいのか」と少し考えた。 1巻で完結なので読みやすく、結構心に残る作品だった。
原作のゲーム、ほぼ知らん状態で読んでるけど一人一人のキャラクターを覚えながらわりと楽しく読んでる。少年チャンピオンの連載なら「しこたま」みたいなぶっ飛んだ漫画を期待してまうが、コレはコレで廃部寸前の野球部の仲間集めてくストーリーは、王道の少年マンガ的と言える。(全員少女だけど笑) 作画は「水曜どうでしょう~大泉洋のホラ話~」の漫画家さんだが、かわいい絵柄と線の太さがちょうどよく”熱“を感じる。上手く波に乗れば、単行本10巻20巻と続いてもおかしくないと思うのは時期尚でしょうか。とりあえず早く試合が観たい。
どんな作品かはタイトルの通りです! …で、8割方紹介終わってしまいそうな当作 ヒロインは才色兼備な優等生ながら 考えてる事はシンプルにエロス! 仮面を被って積極的に優等生を演じてるタイプでなく周囲が良いように捉えてしまう勘違い系 ド下ネタ満載でありながら適度にコミカルな描き方も相まってドエロい感じにはならずにライトに楽しめるタイプの下ネタ漫画となっております この説明文と画像見て好きそうだなって思った方は多分好きなタイプだと思いますので一読あれ
タイトルをひと目みて「まっかな太陽 沈む砂漠に」と頭のなかで即流れました。 https://www.uta-net.com/song/117626/ そのせいでか、頭の中が明るいアップテンポな歌でいっぱいになりタイトルと作品の雰囲気に肩透かしをくらいました。 タイトルに付けるほど意識しているにもかかわらず、原曲の魅力である曲の爽快さと歌詞の切なさのエモいギャップがまったく感じられなくて・・・。 ただ名前だけパロったということなんでしょうね。 周囲と上手くやれない男が唯一うまくやれてた彼女に振られる話としてはよく出来てると思います。このタイトルでさえければもっと普通に面白く読んでたでしょう。
有名じゃないけど名作だと思う。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E3%83%BB%E7%95%B0%E7%A8%AE%E6%A0%BC%E9%97%98%E5%A4%A7%E6%88%A6
手塚先生の功績ってこういうことなんですね。
頭の回転がはやくて口が達者で転んでもタダでは起きないバイタリティ溢れる女の子、こんなヒロインが見たかった!! 財閥のご令嬢なのに父の教育のおかげでめちゃくちゃケチな女の子・アニーがお金を稼ぐために奔走するドタバタラブコメです。 独立志向のアニーとは正反対、金持ちの女の子と結婚したいイケメン・ラフティと敵対しつつ惹かれ合うのも微笑ましくて楽しいです。 テンポがいいし、レトロな絵柄も可愛いし、ストーリー自体に古くささはまったく感じないです。 トーベンボクとかあんちくしょうとかワードセンスに時代は感じるけど、これがまたテンポのよさを生んでいる気がする。とにかく楽しかった!
最初に女性が出て直後に死ぬ広告で「なにこれ」という感じで気になって読んだが予想以上に良かった。 タイトル通り毎回女性が亡くなるのだが、その死に至った経過/背景などが丁寧に描かれていて広告ではこのマンガの良さを表現しきれていない気もしている。 今気づいたがこれ「女性の死に方 ~解剖台から見えてくる「あなたの未来」~」というのコミカライズで、だからその女性の死に対して法医学者が説明する形式になっているのか。広告からは全くわからない情報だった
今日は百合の日ですね。読み切り版のときから楽しみにしていた作品が昨日ついに連載化し嬉しいです。愛の回想のなかの恵那に笑いました。
誰もが気になるあの触感。絵で話で絶妙に表現されています。 日比谷さんの刈り上げメンテナンスの話など、続編を期待しています。
魔法生物のモルモルは魔法"少女"と契約しないといけないのに間違えて"少年"のマモルと契約してしまったものだから、マモルは魔法使いになれないし、モルモルはマモルにしか見えないからマモルの独り言が増えたと親に心配されるしで、しょうもない状況。モルモルが絶妙に性格悪くてムカつくのが最高です。 全6回あるみたいですけど、本当に最後まで始まらずに終わるのか気になります。単行本になるかな〜、なってほしい。
元漫画家が戦闘ロボットのパイロットに…というおもしろい設定。全4回とのことですが久しぶりのオリジナル作品を読めるというだけでファンとしては嬉しいです。今のところイチゴと呼ばれる女の子がどんな活躍をしてくれるかが楽しみで仕方ない。
普通にクオリティ高くて草 千代ちゃんの人可愛い https://twitter.com/tubakiidumi/status/1481949820307013639?s=20&t=VTNpMXEphjhYLbMydHRkkA
なんだこのおじさんだらけのギャグ漫画?は…と思ったら今を生きるおじさんの心に刺さりまくる切実な漫画だった。これはすごい来る予感がする。自分は出てくるおじさんたちとはちょっと立場が違うのになんかわからんが刺さりまくった。 はたから見れば即通報案件なおじさんたちの遊びも、頼むからそっとしといてあげてくれ…と願ってしまう。
難民の殺し屋女性が、一般女性との愛を貫けるかを試される物語。さまざまな思惑が錯綜するスリリングな物語ですが、その思惑の中には、殺し屋の恋人の「父親」のものがあります。 そしてこの父親の「善良さ」が、物語を複雑にしてゆきます。 父親は神父さん。彼はどんな内容の告解も……たとえ殺人の告白でも、誰にも漏らさない。そんな善良さを見込まれ、彼は告解の常連から殺害予告をリークされたり、教会上層部に利用されてしまう。 一方父親としては寡黙だが心配性。ついデートを尾行しちゃったり。それでも真摯に思いを告げるため、娘にも信頼されている様子。 彼はついに恋人と対面する事になる。二人は娘の人柄の良さで意気投合する。しかしこの邂逅は、一寸先の読めない大きな争いをもたらす。その火種が、ちっぽけな父(父親・神父)の「善意」である、という皮肉と複雑さ。それは間違いなく「面白い」!
一話完結でタイトル通り、男女のワンナイトとそのあとの朝ごはんの話。 読切の第一話が読めていないのだけど、連載開始の2話から読み始めた。 面白い。 奥山ケニチさんのこちらの読切『磯辺くんとパンツ』も読んですごくよかったので今後追っていきたい。 http://www.moae.jp/comic/thegate_isobekuntopants 本当にワンナイトこっきりもあれば、二人の続きを想像させてくれるものもありニヤニヤする。 それにしても、なんだろう、ワンナイト明けの朝ごはんがもう美味しそうで美味しそうで。 前日から漬けておいたフレンチトーストみたいなもので、ワンナイト→朝ごはんの時間経過で、二人の間の親密性という甘い隠し味が読者によく沁みていて食事単体よりも美味しそうに見えるのかもしれない。 不思議だ。 これは発明なんじゃないだろうか。 その朝ごはんにはなにか儀式や通過儀礼にも似た神聖ささえあるような気がしてくる。 暗黙の了解、無言の約束事みたいな気持ちの良いものがそこにはある。 そういえば、映画『モテキ』で森山未來と長澤まさみがベッドで目覚めて、水を飲むか聞いた長澤まさみが、口に含んだ水を森山未來に口移しで飲ませるシーンなんかはもう最高だった。 これは僕の人生ベスト朝ごはん賞に入れたいシーンだ。水だけど。 一晩明けたあとの男女の少し曖昧で甘くて気持ちのいい関係に浸れるいい漫画。 これからはどんなパターンで見せてくれるんだろうと楽しみになってくる。 普段ヤングキングはあまり手に取らないのでこれがきっかけで他の作品も読むことがあるかもしれない。
内容については普通の異世界召喚モノですが、(原作については未読なのでわかりませんが)コミック版はノリや絵柄が昔懐かしい感じがします。今このノリに触れると結構キツいものがあるのは事実ですが、一昔前のコミックブレイドやREXなどを愛読していた30代オタクの私にとってはどこか実家のような安心感があります。 あと裏表紙のあらすじ文、 「〜〜に送り込まれて……。」 「〜〜を訪れるが……。」 などで終わる構文、完全に昔ながらの少女漫画って感じですよね。絵柄もキラキラしてて顔はやや古いですが可愛いです。 内容は絵柄に反して血みどろの戦いなのでギャップに驚かれるかもしれませんが、これも言ってしまえば「実家」なんですよね。
この人の漫画は本当に読みやすい。特別絵が上手いわけでもなく目立った特徴もない(失礼)のにいくら読んでも飽きのこない面白さがある。親しみのあるギャグと、なんだかんだケンカシーンは上手い。あと、たまに人情で泣かせにくるのも好きだ。久しぶりの雑誌連載でも読むと、やはり安定感がハンパじゃないのを感じる。
モーツーで1・2話読みました。なんか要領つかめないな…そういえばなんで1話なのに人物紹介があるんだろう…と思ったら、もともと2021年10月号にプレ新連載として読切が掲載されていたようで、そっちが実質第1話でした。 その実質第1話の読み切りを読んだのですが、これがメチャクチャおもしろい! 性格こそ合わないものの、互いに補完しあう能力を持った初老の男2人のクリミナルサスペンス 資産家のムーアは 「私には人を嫌う自由がある」 と言ってのけ、かつて自らが飼っている犬と遊びたくてシャボン玉を吹きかけてしまった同じ高級アパートに住む幼い少女(その後何度も謝罪に訪れている)を十数年にもわたり邪険にし続けるような筋金入りの偏屈男。 その少女エリカは、ムーアから長年にわたり「ネズミ以下」の態度を取られたことが、心に刺さった最初の大きな棘となり、知らぬ間にカルトに引き込まれてしまう。 そんな彼女の様子に気づいたマンションのドアマン・ハワードは、ムーアがひと財産を築いた真相を握っていることをちらつかせ、そして自らが持つ不思議な能力を用いて2人でエリカを助けることを約束させる。 カルトの拠点に入ってからの戦いぶりやセリフに痺れましたね。 相手の嘘が見抜けるムーア。 相手の意志と逆の行動を強制できるハワード。 おじさん2人が鮮やかに若者たちをお縄にする様は思った以上にかっこよかったです。 1・2話ではアパートで殺人事件が起こるのですが、これもどんなふうに解決してくれるのか楽しみです。
萌え萌えした絵柄とファンタジックなダンジョン系で楽しいんだようなぁって表紙とかから思ってたけど、アビス突入後鬱が加速する 特に四層以降は鬱が光の速さを超える
なんて言ったって、肝練りが出てくるからな!
好きな女の子が交通事故で死にかけたから助けてくれっていわれて治療したら、女の子を芋虫にしちゃうふらんちゃん怖い
読んだ人いますか??
主人公のどうにもならなさを、真面目に描き切った良作・・・ だと思った。 Twitterで感想を検索してみたら 「令和のさくらももこ」的なことを言ってる人がいたけど、 さくらももことの大きな違いは 「夢」があるか否か。 さくらももこは、エッセイで 「現実のおじいちゃんは嫌な奴だったので 漫画では理想の優しいおじいちゃんを描いた」 「小3の時の担任は冷たい人だったので、 理想の優しい先生にした」 と確か描いていて、 『エッセイ風だけど、夢と理想を描いている』 と言う利点があった。 漫画はできれば夢を見せてくれた方が、読者としては嬉しいもの。 そう言う意味で、「まじめな会社員」は、そのタイトル通り 真面目に真面目な主人公を最後まで描き切っていて、 作品としては好印象だけど、 読者を楽しませるプロの作品としては、ちょっと及ばずって感じ。 良作だけど、だれもに勧めたい名作にはなりきれないのは、 『現実』を割とそのまんま描いちゃったところ。 名作漫画は、必ず夢と理想があるものだから。