テレパシーっぽいことしていたりして、狼がファンタジー感を一挙に担っている。
中世ヨーロッパに実在した制度「決闘裁判」がテーマのマンガ。まずそれが珍しい。
裁判で揉めた時に「神の名のもとに決闘を行う→神さまは正しい方に味方するはず→決闘で勝ったほうが正義」っていうめちゃくちゃな理屈だけど当時はガチで運用されていたもの。
このシステムを悪用するやつとか、代闘士っていう決闘を代行するクソ強い人間(今だったら麻雀の代打ちが近いのか?)も居るのが描かれて面白い。
決闘のシーンは迫力のある斬り合いで魔法みたいなファンタジーの要素はないんだけど、巡回裁判員のルーインズが連れてる狼のヴォルフが長ぐつをはいたネコみたいになって立ち上がって敵と戦ったりもして、マンガ的な脚色も丁度よくて楽しめる。
主人公のニコ・マイルズがルーインズと出会って各地で色んな決闘裁判に向き合ったり命狙われたりそれで戦ったり…「決闘裁判ってなんなんだよ!」みたいなのを問うのがメインの流れ。
あと、ニコの飼っている猫がブサイクでかわいい(この作者の猫はいつもこんな感じ)
テレパシーっぽいことしていたりして、狼がファンタジー感を一挙に担っている。
ヴォルフがカッコ良い。
2話目もなかなか面白かった。
ヴォルフは狼ではなくたぶん人かな
ファンタジー感ある絵だったがファンタジーのテイストはなさそう。決闘中心のバトルと政治的な話かな
3話目はニコは決闘しなかった。立ち寄った村での決闘裁判に首を突っ込もうとしたが、それもできず、決闘を見守る話だったが、最後に代闘士の話題が出てきた。次くらいでは登場するのかね。
今のところの3話は決闘シーンが結構迫力があって面白いし、決闘に至るまでのドロドロした人間模様が回想として入って面白いのでいい感じ
欲を言えば、アリアたちの目的がもっとストーリーに絡んでくれば面白そうだが、まだ3話目だしな。
アリアのドライさが目立ってきたね。一方で、ニコが正義漢という感じで主人公らしい性格なので、冷たい印象も受ける。新しい男が4話目で出てきたけど、戦うのかな
救国の代闘士ライムンド・クロイツはセリフが短くていいな。あんまり物事を深く考えないキャラなんだろうな。
次の相手は騎士なのかね。クロイツが出てくるってことはなさそうだけどさ、まともな訓練を受けていない少年が正規兵を破るとは思えないんだよなぁ。どうすんだろ。
クロイツはたたき上げの軍曹気質。ああいうのが後々いいキャラになってきたりするから、今後の展開に期待
敵キャラがバラエティに富んでるのでこれからバトルが盛り上がりそう。
時代モノは昔の技術を戦闘ギミックにどう活用するか見るのが楽しい。
今決闘裁判の映画やってるよな〜と思って思い出して来ました。
仲間メンバーが揃い切る前に終わっちゃったのでまぁ打ち切りっぽい感じ…
最終巻はそのおかげといってはあれだが多分描き下ろしで分厚くなっている
ニコがあんまり強くなかったのが難しくしてた気がするな…。最初から超強い代闘士だったらスカッとポイントが上がったかもしれない。
ほんとだ。描き下ろし分30ページくらいか?
1巻 227 ページ
2巻 227 ページ
3巻 211 ページ
4巻 259 ページ
任侠転生の方はもっと長く続いてほしいと思っておるが、もしかしてもうまとめに入ってるのかな…(単行本派)
「東京カラス」「リュウマのガゴウ」の宮下裕樹が放つ中世ファンタジー巨編!17世紀初頭、神聖ローマ帝国。この地では、原告と被告の決闘で有罪無罪が決まる「決闘裁判」が広く行われていた。神は正しい方の人間を勝利に導く、という教えのもとに‥‥。少年ニコが姉と暮らす南西の町ブライザッハでも決闘裁判が日々行われていた。決闘裁判を嫌う姉をよそに、ニコは特に何も考えていなかった。姉が死んだその日までは‥‥。
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