名無し1年以上前中世ヨーロッパに実在した制度「決闘裁判」がテーマのマンガ。まずそれが珍しい。 裁判で揉めた時に「神の名のもとに決闘を行う→神さまは正しい方に味方するはず→決闘で勝ったほうが正義」っていうめちゃくちゃな理屈だけど当時はガチで運用されていたもの。 このシステムを悪用するやつとか、代闘士っていう決闘を代行するクソ強い人間(今だったら麻雀の代打ちが近いのか?)も居るのが描かれて面白い。 決闘のシーンは迫力のある斬り合いで魔法みたいなファンタジーの要素はないんだけど、巡回裁判員のルーインズが連れてる狼のヴォルフが長ぐつをはいたネコみたいになって立ち上がって敵と戦ったりもして、マンガ的な脚色も丁度よくて楽しめる。 主人公のニコ・マイルズがルーインズと出会って各地で色んな決闘裁判に向き合ったり命狙われたりそれで戦ったり…「決闘裁判ってなんなんだよ!」みたいなのを問うのがメインの流れ。 あと、ニコの飼っている猫がブサイクでかわいい(この作者の猫はいつもこんな感じ)決闘裁判『決闘裁判』がテーマのマンガ1わかる
あらすじ「東京カラス」「リュウマのガゴウ」の宮下裕樹が放つ中世ファンタジー巨編!17世紀初頭、神聖ローマ帝国。この地では、原告と被告の決闘で有罪無罪が決まる「決闘裁判」が広く行われていた。神は正しい方の人間を勝利に導く、という教えのもとに‥‥。少年ニコが姉と暮らす南西の町ブライザッハでも決闘裁判が日々行われていた。決闘裁判を嫌う姉をよそに、ニコは特に何も考えていなかった。姉が死んだその日までは‥‥。続きを読む
テレパシーっぽいことしていたりして、狼がファンタジー感を一挙に担っている。