JINGI 仁義
狙うは頂上!生きるも死ぬも仁義一体、酷薄非情な修羅の道をゆく、燃えたぎる極道の生き様を目撃せよ!!ヤクザの鉄砲玉・仁と学生テロリスト・義郎。2匹の狼が出会い、頂点を目ざす熾烈な戦いが始まった――。食うか食われるかの息づまる頭脳戦に、殺るか殺られるかの流血抗争……。仁義のために死ねるか!?極道の世界で火花を散らす、仁と義郎の熱い野望!!
遥かなる甲子園
良心の作家・山本おさむが描いた障害児たちの高校野球。障害を乗り越えて野球に青春をぶつける姿を、深い理解と愛情で綴った感動巨編。手話の普及に貢献した作品。
四重奏ゲーム
ヴァイオリン科の友成笑は、同級生の的場類・樫本孝純・安東妙子と弦楽四重奏をやることに!個性的な四人はぶつかり合って練習は大荒れ。しかし、シューベルトの直筆楽譜を見つけたことをきっかけに、四人は楽譜を巡る失踪事件の真相を追い始める…!【収録作品】四重奏ゲーム/ハート・ビート/AnotherDay
ぽっかぽか
いつも元気な田所家。のんびりマイペースの麻美に夫・慶彦、娘・あすかの愉快な3人の家族が、今日も近所のユニークな人たちを巻き込んで…!?どこにでもある家庭のほのぼのとした幸せを描いた、“天下無敵のファミリー・ロマンス”記念すべき第1巻!
激烈バカ
時代はこれを待っていた!!人はバカであるためにバカになり、何故にバカはバカなのか?この深淵なるテーマのもとに、今“激烈バカ”が発動する。バカのバカによるバカのための激烈バカ!しまいにゃ大バカ大震災がさく裂するど。笑いの震度は、M9.9だ~~!!
翔丸
頭がよくて、手のかからない良い子だった翔丸。いじめを受けていた彼が、己の頬をカッターで切り付けた瞬間に生まれ変わった。「悪の天才」に――。ずば抜けた頭脳を持ちながら不良の巣窟・曙高校に入学した翔丸は、たった2日で学校を掌握する。翔丸の野望はとどまる事を知らず、暴力団・佐伯組をも取り込もうとするが……!?
錦小路ちゃんは経営コンサルタント会社に勤めてます。仕事してはじめて知ったことだけど、会社って結構キビシイんだ。でも、同輩・先輩・上役などにモマれながら、毎日頑張っているんです。仕事にも、恋にも…。大好評のOLシリーズ、最上質な中身を保証!!
板前鬼政
かつて名を馳せた料亭“春秋”も板前が二代目に変わってから、その名を落とすばかり。そこで一計を案じた女将は、腕の確かな流れの板前を人に紹介してもらう。その板前の名は梶川政一。彼は、関西より西では“鬼政”と呼ばれる名うての板前だった。名店から誘いがかかるほどの確かな腕前をもちながら、それを断り日本を放浪する鬼政には、ある目的があった……。日本全国、各地の料理人との料理勝負を繰り返す、股旅料理コミックス。
拳児2
伝説の拳法コミック 待望の続編! 剛拳児が帰ってきた! より大きく、より逞しく、より侠気溢れる快男児として―――! 拳法・八極拳を学び、成長していく少年の姿を描いた 伝説的な拳法コミック「拳児」の正統派続編がついに登場。変わることのない、迫力の拳法描写と、熱き正義の生き様が、再び読者の心に熱き灯をともす!
自分は、漫画や映画のようなフィクションに触れてウルウルすること、実際に「涙を流す」ことの多いセンチメタルな人間なのだが、その多くは、あくまで個人的な心情にフィットして、だ。つまり、自分自身の経験や環境と類似するシチュエーションにいるキャラクターに、感情移入をして泣くのである。 だが『遙かなる甲子園』は、あくまで物語内のキャラクター、自分とはまったく異なった存在に作品を読むと同一化させられ、オンオンと号泣させられる。 自分でもおかしいんじゃないかと思うくらい、涙でページが見えなくなってしまう。 感動作という表現がこれほど相応しい漫画はない。 山本おさむはキャリアの長い人で、初期の青春物から近年の『そばもん』『赤狩り』まで、篤実な作風とはこのことか、という誠に得がたい才能だが、なんと言っても本作『遙かなる甲子園』『わが指のオーケストラ』『どんぐりの家』という、聴覚障害や重複障害の人々を描いた「人権三部作」とも呼び得る圧倒的作品群が素晴らしい。 漫画読んで泣きたい人は、ぜひ。 不思議と読後に心がすっきりします。 余談だが、山本には、漫画作品ではないが『マンガの創り方』という隠れた名著があり、これを読むと、その真率に創作に向かう姿勢の一端を知ることができる。簡単に言えば、彼の作品には常に読者への強い心配りがあるのだ。だからこそ、自分と関係のない存在にも、あれほど感情移入させることができるのだろう。(この本、古書でも高額で、あまり薦めにくいのだが)