たか2019/07/02ネタバレ丸の内OLになりたかった女は必読📷ひぇ〜!!最高の新連載が始まっていた…!佐々木倫子や絹田村子っぽい笑いとヤマシタトモコっぽい線がたまらない。 「実力はあるのに初対面の人からはそう見られない鶸田(ひわだ)は、ITコンサルの面接会場で鷹野ツメ子に出会う。公共放送のアナウンサーのようなスマートな身のこなしで一見『デキる人』の彼女だが、その正体はとんでもない無能だった」というあらすじ。 https://kisscomic.com/c/munounotaka.html 鷹野の常識はずれの無能ぶり(動画を観ながらホチキス止めしてるのには笑うしかない)も面白いが、なにより素晴らしいのはその「鷹野の見た目」を有効活用するところ! 一見『デキる人』なのに実際は無能な鷹野を、実力があるのに見た目で『無能』判定されてしまう鶸田と組ませることで、「外面と中身の両面」からクライアントの印象を良くして仕事をもぎ取るのには唸る…!! たしかに常日頃、私たちは実力の有無ばかりに注目しがちですが、実力を披露するにためには、その前に『有能そう』と思ってもらうことが不可欠。 ビックリするほどな〜〜んにも出来ない無能な鷹野。 だけどその彼女が唯一持っているのが、「初対面の人間に『有能そう』と思ってもらえる能力」という設定が本当に見事…! 1話の最後、契約を獲ってビルの外で2人が握手を交わすシーンは、まるで鷹野が本物のデキるOLのようで格好いいやら笑えるやらで最高でした。 令和のお仕事ギャグマンガの金字塔になってほしい! Kiss 2019年8月号から隔月掲載中です! 本物の丸の内OLの女性が読んで面白いかは自信がないですが、私や鷹野と同じ「綺麗な高層ビルでピッてやってみた〜い」というタイプの貴女はぜひ1話読んでみてください…! https://comic-days.com/episode/10834108156680395853 (画像は1話より。志望動機が自分と全く一緒で感動しました)無能の鷹はんざき朝未4わかる
たか2019/07/01世界史で習ったあれの話「アイルランド移民がアメリカに渡りゴールドラッシュで一攫千金を目指す物語」。 表紙がめちゃくちゃ格好よくて、あらすじだけでもうワクワクする…!「あ〜これ絶対おもしろいやつじゃん!」と思いつつ積読していたところ、人に勧められて読みました。予想通り面白かったです…! 「ジャガイモ飢饉」という、世界史の授業でならったけれど、現代の日本人にはいまいちその恐ろしさがピンとこない災害の凄惨さと、その後主人公たちを待ち受ける恐ろしい船旅がとてもわかりやすく描かれています。 ネタバレを避けると「何も書けねぇ〜〜ッ!!」って感じですが、漫画らしい軽快さと史実を再現しようとするリアルさの両方のバランスが素晴らしいので、とにかく読んでほしいです。 また野田サトル先生が帯で推薦文を書いています。 同じ黄金を巡る物語ということで、ゴールデンカムイの歴史パートが好きな人はぜひ手にとってみてください!片喰と黄金北野詠一2わかる
たか2019/06/26実在の昆虫と戦いながら犯人を探すサバイバルホラー!気弱な主人公もパニックホラーもたくさんあるけど、留学中の学生が主人公という設定はすごく珍しくて面白い! 留学中のアメリカで馴染めずにいた大学生の主人公は、勇気を出して年越しホームパーティーに参加するが、カウントダウンが終わった瞬間に意識を失ってしまい、目が覚めると身体が3インチ(7cm)になっていた。家アリや猫すら命を脅かす状況で、何者かがパーティーの参加者のペットである世界の昆虫をカゴから逃していて…というあらすじ。 1巻の表紙にあるように、人んちの猫に命を狙われるシーンがとても現実味があってメチャクチャ怖い!あとアリに襲われるシーンは漫画だとわかっていてもギョエーッとなる…。 また体が縮んだことでただ不利になるのではなく、「高いところから落ちても平気」、「筋力20倍」などのメリットをあるのが単純じゃなくていい。 カリフォルニアの虫や動物が次々敵として登場するので、アニマルドキュメンタリーを見ている感じで楽しめる。 実在する虫(主人公たちにとっては巨大生物)とバトルをしながら、味方の中に潜んでいる犯人探しをするスリル最高です…! https://www.urasunday.com/3inch/comic/58764.php3インチ多口はじめ
たか2019/06/26タイトル通りの最高なコメディオタクならタイトルだけで内容が全部理解できるはず。タイトルに偽りなしのハイテンションコメディで、読めば元気になること間違いなしです…!! ちあき(本来の主人公)と友情を育んだり、モブと仲良くなってしまったり、肝心の赤羽先輩と全然いい雰囲気にならなかったり。 「推しとは絶対付き合える(※付き合えるとは言ってない)」状態なのが最高に面白い…! 作者のTwitterで5話まで読めてしまう(1巻には7話+描き下ろし収録)ので、気になる方はぜひ…! https://twitter.com/sorenaramy/status/1143105050761293824トリップした先がクリア済み乙女ゲームだったから推しとは絶対付き合えるあああ
たか2019/06/25圧倒的才能...! マンガが上手すぎる📷2017年に読んで衝撃を受けた作品。1話だけ読んでもとにかくすごい。というか1話4ページ目の見開きのシーンが上手すぎる。ただの釣りと見せかけておいて、いきなり奇妙で壮大な世界を見せつける構成に痺れる!! (読めばわかります…とにかく第1話読んで) https://comic.mag-garden.co.jp/yotsuya13/ 凄まじい画力と懐かしいノリのギャグが織りなすハーモニーが最高。 ネットでは「高い画力で描かれるSF。主人公がゲスに振り回されるストーリー」という部分がレベルEと共通するというだけで「パクリ」と呼ぶ輩がいるようで本当に悲しいです…。 それは「NARUTOはハリー・ポッターのパクリでハリー・ポッターは落第忍者乱太郎のパクリ」だと非難するくらい、的はずれなこじつけにすぎません。 そもそも冨樫先生の高い画力と卓越したストーリーは、表面的に簡単にパクれるようなものではありません。魅力的な絵と読者の度肝を抜くエグい展開。この2つが揃って初めて冨樫先生らしさにようやく一歩近づけるかどうかというくらいでしょう。 もし仮に冨樫先生の漫画を真似できるとしたら、それ自体がその人の人並み外れた能力の高さを示しており、むしろ評価されるべきだと思います。 そして有馬慎太郎先生は、誰と比べる必要もなく最高の漫画家です! マグコミでずっと読んでいたので、休載のアナウンスがあったのかどうかすら把握していないのですが、ずっと続きを待ってます。 (画像は2話より。キャラデザ・設定、何もかも好き…)四ツ谷十三式新世界遭難実験有馬慎太郎
たか2019/06/24凄まじい完成度…!17歳の驚異の読切画力・ストーリー、何もかも完璧でおよそ欠点が見つからない読切!1ページめのカラー絵からとにかく素敵で、絵柄の印象は出水ぽすかと堀越耕平を足して割らない感じ。最強かよ…!! https://manba.co.jp/boards/106655 【あらすじ】 湖で渦潮に巻き込まれた主人公・ワタリは銛を持った泳ぎの得意な少女・ミクリに助けられ、擬態生物たちの王国・カクレミ島に足を踏み入れるが、実はカクレミ島は巨大な生きたクジラの島で主人公が溺れかけた湖はクジラの口だった。 島の住人はみな個性的で、岩のようなやつ、木のようなやつ、カメレオンのようなやつ、四角くて平たいやつ…それぞれ外敵から身を隠す術をもっている。ワタリは嵐に巻き込まれてカクレミ島にやってきたと告げるが、実は…。 https://i.imgur.com/5ttzKdu.png https://i.imgur.com/6AEH9AW.png (画像は『カクレミ』百田稜助より) 少年マンガらしい明るい冒険譚かと思いきや、ワタリの真の目的が明かされるシーンがとてもゲスくて**気持ちよく予想を裏切られました。** 何より素晴らしいと思うのが、この作品のテーマでタイトルでもある「隠れ身=擬態」が、物語の中で一貫して重要なキーワードとなっているところ…!画力、魅力的なキャラ、ストーリーの捻り…天は二物どころかいったい何物を与えたのだと、ただただ驚きます。 もうとにかく「すごい、面白い」しか言えない…!大絶賛のわけは読めばわかるので、まだの人はジャンプ買って読んでください!! ↓ 『少年ジャンプ2019年30号』 http://jumpbookstore.com/item/SHSA_JP01WJ2019027D01_57.html https://www.shonenjump.com/j/weeklyshonenjump/img/_mainImg_color4.jpgカクレミ百田稜助2わかる
たか2019/06/24華やかなだけではないCAの世界とにかく面白いお仕事エッセイ漫画が読みたいなら、この「クルござ」をおすすめします! https://mangacross.jp/comics/crew/1 登場人物たちこそ架空の存在ですが、元CAの作者の体験をもとに普段CAさんがどのような毎日を送っているのか具体的に描かれています。 入社面接、ヘアスタイルの秘密、機内での栄養補給、合コン、入国審査、そして飛行機事故への対応訓練。 機内で素晴らしいおもてなしをしてくださるお姉さん・お兄さんたちが、その裏でどれだけハードな業務をこなし、乗客の命に責任を負っているのか。読めば読むほど尊敬の念に堪えません。 特に「過去に発生した飛行機事故にもし自分がCAとして搭乗していたら」というロールプレイ訓練の話を読んで、航空保安員としてCAさんが負う責任の重さに圧倒されました。 クスッと笑えるエピソードからシリアスまで。客室乗務員とは何かがよくわかる1冊です。CREWでございます!御前モカ
たか2019/06/20玄関ドアが無い家に住んでいた著者の衝撃エッセイ漫画独特の画風に惹かれて読んだら衝撃的な内容にショックを受けました。作者がTV番組「激レア」さんにも出演したあと一気に知名度が上がったので、この作品を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 https://togetter.com/li/1198899 ・女子中学生のときに住んでいた家の玄関ドアがない ・夜中に不審者が侵入して著者に放尿 ・不審者に羽交い締めにされるetc… 作者の想像を絶する体験がいくつも描かれています。 身の安全も衛生も保証されない家。 そんなものはもはや家ではなく、タイトルの「ほとんど路上生活」はまさに的を射た言い方だなとつくづく思います。 ネットで公開されているエピソードもあるので、まだ川路智代とその家族の人生を知らない人はぜひ。 https://cakes.mu/series/4126ほとんど路上生活川路智代1わかる
たか2019/06/19水墨画家のメフィスト賞受賞作コミカライズ!📷ネットニュースで「水墨画の漫画がマガジンで始まる」と知り、面白そうだと読んでみた作品。ゆったりとしたお話のテンポも、作画の美しさも期待以上でした! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156662388948 前情報無しに読んだのですが、この漫画の原作は第59回メフィスト賞を受賞した「線は、僕を描く」。また著者の砥上裕將先生はプロの水墨画家であるとのこと。 http://kodansha-novels.jp/1906/togamihiromasa/ 読んでいて、作中の水墨画がまるで本物のようだと関心したのですが、**実際に砥上先生が1つ1つ描き下ろしているのだそう。** (↓マガポケベースで先生の水墨画が見れます!) http://kodansha-novels.jp/1906/togamihiromasa/ これから毎週漫画を読みながら水墨画を楽しむことができるなんてすごすぎる…!ネットで1話が読めるので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいです!線は、僕を描く堀内厚徳 砥上裕將
たか2019/06/19ネタバレ怖いのに読んじゃうエグいやつ📷キャッチーなタイトルと、80年代風の懐かしい絵柄と色使いに惹かれて読んだ作品。 主人公のみことちゃんは、ちょっと残念な可哀想な女の子。イケてる女子たちにはみんな彼氏がいて相手にされず、「彼氏さえできれば」と根拠のない自信を持っている。 そこへ、全く好みではない名前すら覚えていない男子・まことから告白され、「これで友達の話題の中心になれる」と打算的に付き合うことを決める。そしてみことの家で一緒にDVDを見ることになるのだが…というあらすじ。 https://j-nbooks.jp/comic/original.php?oKey=60 まことのみことへの歪んだ愛情がとにかく凄まじい。 「確かにみことちゃんは、しょーもない虚栄心に満ちた女の子だけど、だからといってこんな目に遭っていいわけじゃないだろ;;」と可哀想になってくる。 まことの仕打ちは気持ち悪いし恐ろしい。 なのに読み進めるうちに、いつの間にか「みことちゃんがもっとひどい目に遭っているところが見たい…!」と期待している自分がいる。 1巻の最後では、まことの家庭環境が少しだけ明かされるんだけど、その凄惨さは予想を遥かに超えていて言葉を失う。もうこんなの見せられたら、続きを読まずにいられない…! 読めば性的倒錯(パラフィリア)の魅力にどっぷりはまれる作品です。 (画像は5話より。暴力、精神的圧力、人間関係への干渉。まことの異常性の一端が見えるシーン。ちなみにここは他人の家のトイレ)嫌がってるキミが好き鬼山瑞樹5わかる
たか2019/06/18神経を逆なでする最高の作品📷オゲハの不気味なキャラデザもさることながら、主人公の少年・キジの子供っぽい残酷な振る舞いがとても不愉快。 この読んだ人間に傷を残すところが、エンターテイメントとして最高だと思う。 また3巻のあとがきでなぜキジをこういう人間にしたのか、理由が書かれていてとてもおもしろかった。 2人の関係は他人から見たら不健全かもしれないが、2人なりにきちんと仲を深めていくので最後まで見届けてほしい。オゲハoimo
たか2019/06/18ネタバレ時代小説のような物語と版画のような絵📷物語は漢方医の松庵が、雪の日に見つけた死にかけのゴロツキを「雪さん」と呼び面倒を見るところから始まる。 1巻だけ読んだときはピンとこなかったものが、3巻通して読むと本当に素晴らしかった…! 2人の生い立ち、雪と兄貴の関係、すれ違い、捨て子との出会いと別れ。そして老後。 2人の心の繋がりが強くなっていく様がじっくり描かれているのはもちろんのこと、物語が進むにつれ弟弟子、父親、陰間時代の友など、過去に2人に関わった人物たちが登場し、2人がどんな人生を歩んできたかが立体的になるのが見事。 色気のある線と、版画のような白黒の対比がとにかく美しい。 江戸末期から明治にかけての時代描写も素晴らしいので、BLとしてでなく1つの歴史人情ドラマとして読んでみても楽しめると思います。 (画像は1巻1話より)雪と松高橋秀武
たか2019/06/13「オタクと姫」の新しい関係性にキュンとする!📷読み始める前はエロを意識したカラー絵を見て「作風が合わないかも…」と危惧していたけれど、全然そんなことなかった! かなり前のめり気味で「オタサーの姫になってチヤホヤされたい」女の子・大山さんが主人公。 「チヤホヤされるため、いかにも姫っぽいフリルの付いたブラウスにハイウェストのスカートを着て、サークルの中でも人数が少ない(=他に姫がいない)サークルに加入するが、人数が少なすぎて自分の他にはオタク男が1人しかいない」というあらすじ。 この唯一のサークルメンバーであるオタクの「タク」の性格がすごくいい…! 主人公の色仕掛けに微塵も動じず、ただ淡々と褒め続けるところは少女漫画のヒーローなみにクール。(むしろなんでそこまで女の子に慣れていてオタクなんだよというレベル) **本当は大きなサークルで姫として君臨したいのに、オタクくんの大変素晴らしいチヤホヤにほだされてしまう姫がすごく可愛い。** 超次元ラクロスアニメにハマった大山さんが、話について来れないイケメン(オタクの友達)よりオタクと盛り上がるシーンではニヤけてしまった。 この2人の毎日のサークル活動や、タクとイケメンの過去など、これは連載でもっと見たい…!ふたりぼっちのオタサーの姫(読切)クール教信者
たか2019/06/12早くお金を払わせてくれ!!SPY×FAMILYの良さ【まとめ】📷面白いと評判を聞くので読んでみたら、んも〜〜!!本当に最高じゃいないですか…!! https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156648240735 **【あらすじ】** >百の顔を使い分ける西国(ウェスタリス)の諜報員〈黄昏〉は、東西の平和を脅かす東国の危険人物に近づき動向探るという新たな任務を負った。 >用心深いその人物が唯一姿を現す、息子が通う名門校の懇親会に出席するため、〈黄昏〉もまた任務で「結婚して子どもを名門校に通わせる」ことに――― **【大好きポイント】** **その1「舞台設定」** 東ドイツっぽい。昔のヨーロッパの中〜上流階級の暮らしって感じがたまらない! **その2「絵」** 格好いいスパイアクション、おしゃれな演出、ヨーロッパのへ憧れをかきたてる背景、カッコよくて可愛いキャラデザ。 はああ〜〜、完璧かよ!!! **その3「キャラ」** 〈黄昏〉はバリバリ仕事してるときはちゃんとスパイらしい鉄面皮なのに、アーニャやヨルの前では怒ったり笑ったり、頬を染めちゃうギャップが最高。 ヨルさんは私生活では気弱でおっとりしているのに、仕事になると容赦がない。ギャップが最高。 アーニャはお勉強は苦手だけどが機転の効く幼女。舌っ足らずなのが最高にキュート。どうか「ちち」と「はは」とずっと幸せに暮らしてくれ…!!! **その3「スパイ」** マジで大声で言っちゃいますけど、漫画化・アニメ化された**柳広司の「ジョーカー・ゲーム」が好きな人は読んだほうがいいです!!!!!** 「強靭な肉体と優れた頭脳で任務をこなし、本当の自分を誰にも見せずに生きるスパイがもし家族を持ってしまったら」 ジョーカー・ゲームのエピソードの中で、最も続きが気になって身悶えた「暗号名ケルベロス」のIFを見ているかのようなストーリーに震えました。 この2作品は、たとえるならNINKU―忍空―に対するNARUTOのように、全く別の作品だけれど何か通じるものを感じます。 **【まとめ】** ジョーカー・ゲームからドシリアスを抜いて、格好いい諜報員の技術は受け継ぎ、舌っ足らずな超能力者の幼女と美人でおっとりした殺し屋の妻という素敵な女性陣を足して、主人公をちょっぴり感情豊かにし、遠藤達哉先生の素敵な絵で仕上げた漫画。それがSPY×FAMILY。 単行本の発売は7月4日とのこと。 **早くお金を払わせてくれ〜!!** (画像は1話より。本編を読んでからこのカラー絵を見ると、意味がわかって最初と全く違って見えるのがいい…!)SPY×FAMILY遠藤達哉
たか2019/06/11世界よ、これがお色気サスペンス(男同士)だ!📷とにかく表紙が全部良すぎる…!画力と色使いの暴力(褒め言葉) 何事にもゆるくて美貌の主人公と、真面目熱血警察官のスリルたっぷりアクションサスペンスで、なんと主人公(男)がお色気を担当します! 耽美な絵、幻想的な怪奇事件、暗器を用いた迫力あるアクション…。この3つが一体となった他にはない唯一の読み味。 読めば高い画力で緻密に描かれるアジア風の世界観に魅了されること間違いなし…!本当にうっとりしてしまいます🤤 (画像は2巻8話より。主人公・詩郎が自ら作って売る花傘)艶漢尚月地1わかる
たか2019/06/10表紙が安全でしかも面白いBL漫画表紙がエロくて面白い作品はもうたくさん知ってるので、「表紙がエロくなくて、中身も面白いBL作品」を教えて下さい! **〜安全の基準〜** **・全体的にピンク色じゃない** **・肌色じゃない** **・絡んでない** **・顔を赤らめていない** これなら学校・職場・電車など公共場所で人に見られても大丈夫(たぶん) (※中身がエロいのはOKです!) 例えばGuilt|Pleasureの『In These Words<特別版>』 https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51JBAUsdt1L._SY177_.jpg自由広場7わかる
たか2019/06/10痛々しいのに目が離せない📷読んでいてメチャクチャ辛いのにページを捲りつづけてしまった作品。面白い…! 辛い、と感じたのは、主人公・たくまの性格と振る舞い。 妹に対して身内の特有の無礼さでモノを言い、Twitterで毒を吐き、会社の人間がいかにくだらないかを愚痴る(暗に自分は違うと言いたい気持ちが透けて見えるところがまたムカつく)。 始まって3ページで「うわ、こういうやつ無理だわ…」と思わせる主人公はなかなかいない。 自意識過剰で自尊心が強い小物。 現代文で習った懐かしの「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」という言葉が頭に浮かんでくる男。それがたくま。 そんな小物・たくまの振る舞いは見ていて痛々しいのだけど、読者である私もまた小物の自覚があるので、いつの間にか主人公にガッツリ共感していた。 ここまでかなり悪しざまにたくまを語ったけれど、たくまはちょっぴり嫌なヤツなだけで、悪いやつではない。読み進めるに連れて、その人間臭さがとても愛しく感じられる。 「たくまがTwitterでずっと繋がってて時々やり取りするだけのフォロワーの『エス』が、じつは今をときめく人気俳優の『なるさや』だった」という設定だけ読むと、BLでありがちな突飛で薄っぺらい展開のように思うかも知れない。 しかし実際は、2人の感情の動きを非常に丁寧に、かつ最初にたくま視点で描かれた場面をエス視点でなぞり直すため、かなり生々しい物語となっている。 ひたすら2人の内面のゆらぎに焦点をあてた読み応え抜群の作品。エロもないので、ぜひ普段BLを読まない人にも手にとってほしいです。 (画像は3話より。たくまはこ〜〜いう、しょうもねぇところがあるんですよ。で、このあと自己嫌悪する。そこがいい…!)向こうの人【電子限定描き下ろし付き】上野ポテト
たか2019/06/06これはいいロボット漫画📷「ルールに縛られる」、「ボディにガタがくる」など、アンドロイド好きの萌えを抑えたいい読み切りだった。 姉のような母のように見守るドロシーと、そんなドロシーを大切に想うマリアン。 家族として築いてきた愛があってこそ、最後の結末は切ないけれど温かく救いがある。 欧州のような街並みと可愛らしい服がとても魅力的だし、この世界のロボットについてもっと知りたいのでぜひ連載で読んでみたい…! イヴの時間、AIの遺電子のような、ロボットと人間が家族として暮らす物語が好きな人におすすめです。あと個人的に百合としてもすごく素晴らしい作品だと想うのでぜひ…! http://www.moae.jp/comic/thegate_yumemirugarakuta (画像は本編より。時には誰より素敵な王子様となるドロシー)ゆめみるがらくた乙川灯
たか2019/06/06『凝縮された少女漫画』で最高のエンタメ!!ブロッコリーのことを「凝縮された森」と呼んだ天才にならい、『この音とまれ!』のことは「凝縮された少女漫画」と呼びたい。この作品はジャンプSQ.で連載されていますが、コマ割りが少女漫画であるため勝手に少女漫画と呼ばせていただきます。 4月にアニメ化されるということで放送前に読んでみたのですが、まあ〜すごい作品でした。何がすごいって、**とにかく見所が多すぎる…!** **・主人公の過去が凄惨(不良に琴職人の祖父の家を焼かれる) ・琴の名家に生まれたヒロインのお家騒動がヤバイ ・顧問が実はめちゃくちゃすごい人 ・ライバル校のキャラがやたら濃い** 辛い過去、ハードな練習、美しい演奏描写、琴の知識、熱い友情、恋の予感と、とにかく注目すべき要素が多いんです。 **私が思う少女漫画の名作の条件の1つは、「ドラマチックな悲劇が起こりそれを愛・友情で乗り越えていく」こと。**『この音とまれ!』はその条件に当てはまる部分がすぎていて、**凝縮された少女漫画としかいいようがない。** まずそもそも**作者(とそのご家族)がお琴の経験者で、琴の演奏描写が非常に優れていて読み応えがある。**そこへさらに、先に挙げたようなヘビーな設定を次々持ってくるもんだから、ドラマが洪水のように襲ってきて読者は感情を付さぶられまくる。そして、思い出したようにヒロインといい感じの雰囲気になるシーンが挟まる。 んもう、最高にエンターテイメント…!! またテーマである**「琴」の演奏シーンの作画は常に大迫力**で、読み終わってソッコーで本物の演奏を比べてしまったほど。作中に登場した、アミュー先生の家族がこの作品のため書き下ろした楽曲はYouTubeで聴くことができます…! https://www.youtube.com/watch?v=Y_Db88Ef6FQ ちはやふるやナナマル サンバツなど、熱い文化部漫画が好きな人は間違いなくハマるので、ぜひ手にとってください!(※なおアニメはおすすめしません!)この音とまれ!アミュー
たか2019/06/052018年ジャンプで一番おもしろかった読切!!📷今週からトーキョー忍スクワッドが始まったので去年のはちゃめちゃに面白かった読切を再読。 絵の巧さ・キャラクターの個性・演出・コマ割り・カメラワーク・ストーリー。 どれもずば抜けていて何度読んでも面白い完璧な読切…! なんでこっちで連載しなかったのか謎なくらいひたすら最高。 この読切を読むために250円払って2018年39号を購入しても後悔はないのでぜひポチってください。 https://jumpbookstore.com/item/SHSA_JP01WJ2018035D01_57.html 物語の舞台が、学校から恐ろしい黒猫が現れるトンネルへ移ると、作者の素晴らしい演出で緊張感がグッと高まる。その緊張感が、主人公の能力が明らかになって一気に解放されるのが爽快…! あの猫は一体なぜ七瀬を守ってたのか。 お姉さんは一体何者なのか。 景はなんで電話をするときわざわざ右手で左耳に当てるのか。 景になぜクソやべーやつが憑いているのか。 読切で明かされていない、余白の部分にワクワクして止まらない。 「怪奇ホラー路線が呪術廻戦と被っていなければ、連載に採用されていたんだろうなぁ」と思わずにいられないほどの完成度。 今回読み直してみて、改めて新作への期待が高まりました。 (画像はトンネルに入るシーン。ここで飛び出し坊やをアップにするのすごい好き。このあと急激に緊張が高まってバーン! と景の能力が明かされるのが最高…!) 【追記: 2020/09/02】 連載版の感想はこちら↓ https://manba.co.jp/topics/25125仄見える少年(読切)松浦健人1わかる
たか2019/06/05ホラー風ねこ漫画の新作!📷新シリーズとなり、ますます表紙が図書室にあった小学生向けの怖い話みたいになった「化け猫おはし」。 1話の「おどるの巻」ではテレビをつけることを学んだおはしが、三味線にあわせて踊っているのを観て真似して踊りだします…めちゃんこかわいい。 手ぬぐいの代わりにタオルを被ってノリノリで踊っていたところを子供たちに見つかり、なんとかごまかそうとするのですが、そのごまかし方も最高にかわいい…!! 4話の「ひっかくの巻」は、家族を傷つけてしまったことで苦悩するおはしと、お母さんの愛情に思わず涙がこぼれそうになりました。優しい世界…! スマホでサッと読めるので、いつでもどこでもおはしに癒やされてください! https://www.sukima.me/bv/t/ohashikobanashi/v/1/s/1/p/0 (画像は「苦悩!化け猫おはし 小話集」第1話より)苦悩!化け猫おはし 小話集【単行本版】日日ねるこ
たか2019/06/05ネタバレホラー風ねこ漫画📷小学校に置いてあった怖い話みたいな表紙に惹かれて読んだら、めちゃくちゃかわいい猫漫画でホッコリしました、好き…! ねこの「おはし」は、最近なんだか変。人間の話す言葉が前よりわかるようになったり、出来なかった動きが出来るようになったり。 一番の変化は、しっぽの先が2つに分かれてきていること! おはしは自分の変化とそれがバレることを苦悩してるんだけど、子供たちもお母さんも気付かないふりをして大事にしてあげていて、とても優しい気持ちになりました。 https://www.sukima.me/book/title/bakenekoohashi/ (画像は本編より。スキマで読めるのでぜひ…!)苦悩!化け猫おはし日日ねるこ
たか2019/05/30ウンチの吹き飛ばし方📷最高の極み。 絵柄はアヴァンギャルドなのに、読みにくさが全く無い。 生き辛さを描いているのに、読んでいて辛い気持ちにならない。 この天才的なバランス感覚が素晴らしい。 なんと言ってもメチャクチャ笑える。 自分も日々「ウンチ(=やらかし)」を集めて生きてるので、これからは作者をみならって「シャプ(=日常で手頃にキマれる快楽)」を追い求めつつ、なんとか人生をやってこうと思います。いつの日か、集めたウンチで空を飛ぼう。ナクヤムパンリエッタ
たか2019/05/30おじいちゃんは〇〇〇!奥嶋ひろまさ先生の読切📷ヨボヨボのおじいちゃんを乗せた車椅子を押す眼鏡をかけた孫は、いつもコンビニのATMで大金を送金するのだが、捨てた明細から預金が4000万あることが武闘派ヤクザにバレて目をつけられてしまう。人気のない場所に連れ込まれ、おじいちゃんを人質に金を渡すように脅されるが、実はおじいちゃんには秘密があって―――というあらすじ。 車椅子からマシンガン、時速100kmでトンネルの壁を走行は流石に笑ったww おじいちゃんが止めを刺すために車の屋根に立ったとき、着物がめくれて紋紋が見えたのが格好良い…!あと「おじいちゃん立てたのかよ!!」とジワジワきた。ローンウルフ奥嶋ひろまさ1わかる