この扉絵を一目見て惚れましたね。眩いばかりの才能です。
動きのある絵が素晴らしいです。
画力・ストーリー、何もかも完璧でおよそ欠点が見つからない読切!1ページめのカラー絵からとにかく素敵で、絵柄の印象は出水ぽすかと堀越耕平を足して割らない感じ。最強かよ…!!
【あらすじ】
湖で渦潮に巻き込まれた主人公・ワタリは銛を持った泳ぎの得意な少女・ミクリに助けられ、擬態生物たちの王国・カクレミ島に足を踏み入れるが、実はカクレミ島は巨大な生きたクジラの島で主人公が溺れかけた湖はクジラの口だった。
島の住人はみな個性的で、岩のようなやつ、木のようなやつ、カメレオンのようなやつ、四角くて平たいやつ…それぞれ外敵から身を隠す術をもっている。ワタリは嵐に巻き込まれてカクレミ島にやってきたと告げるが、実は…。
少年マンガらしい明るい冒険譚かと思いきや、ワタリの真の目的が明かされるシーンがとてもゲスくて気持ちよく予想を裏切られました。
何より素晴らしいと思うのが、この作品のテーマでタイトルでもある「隠れ身=擬態」が、物語の中で一貫して重要なキーワードとなっているところ…!画力、魅力的なキャラ、ストーリーの捻り…天は二物どころかいったい何物を与えたのだと、ただただ驚きます。
もうとにかく「すごい、面白い」しか言えない…!大絶賛のわけは読めばわかるので、まだの人はジャンプ買って読んでください!!
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『少年ジャンプ2019年30号』
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擬態生物たちが暮らす不思議な島、カクレミ島。そこに流れ着いた少年ワタリには、とある秘密があって...!?(週刊少年ジャンプ2019年30号)