テツぼん
クラスに必ず1人はいた、電車大好き、通称テッちゃん。電車が好きというだけで、なぜかくクルマ好きより人気なく、地味な趣味と思われてきたけれど、この男、仙露鉄男は、ひと味違う、テッちゃんだった。子供の頃より電車が好きな青年・仙露鉄男は、父親の地盤を受け継ぎ、やる気もないのに衆議院議員に当選。政治は全くの素人だが、鉄道関係となると眼の色を変え、がぜんヤル気を発揮。高齢者対策、過疎化問題、地域主権など、あらゆる政治問題を鉄道にこじつけ、持ち前の鉄道知識をフル回転し、超特急で快速解決する!!【この巻で取り上げている鉄道は…】・奈良県阪本線(五新線)・気仙沼BRT・小田急ロマンスカー・箱根登山鉄道・箱根ケーブルカー・下御隠殿橋
釣りバカ日誌
弱った日本経済を回復するための構造改革=アベノミクスが叫ばれる頃、鈴建社内も硬直した組織構造への改革に着手した。その担い手として任命されたのは、ハマちゃんの義理の父・小林修三氏(悠々自適の隠居生活中)だった!?なぜそんな素人に改革を任せたのか、というと……実は社長のスーさんと同郷の旧制中学ボート部OBの先輩後輩のつながりだった。しかし、スーさんは本当は同じボート部OBの別のコバヤシ先輩(アメリカで活躍中の経済アナリスト)を招聘するつもりだったのを、コバヤシ違いで、ハマちゃんの義父に依頼してしまったのだった。普通ならすぐに気付くはずの勘違いも、なぜか小林修三流の頑固親父的指摘がなかなかの効果をあげたものだから、コバノミクス改革はエスカレートの一途を辿る。遂には、スーさんの聖域・社長室にも構造改革のメスが入り……
釣りバカ日誌番外編 新入社員 浜崎伝助
昭和40年代、ニッポンが高度経済成長でどんどん豊かになっていった時代。それは、ケイタイもパソコンもATMもない時代、営業サラリーマンはこんなにがむしゃらだった!ただ一名、新入社員ハマちゃんを除いて……『釣りバカ日誌』のハマちゃんといえば、仕事も出世も二の次で、釣りと愛妻みち子さんに首ったけのイメージが強いと思います。しかしハマちゃんの新入社員時代は、まだ釣りに興味を示さず、将来の伴侶・みち子さんとは出会っているもののまだ恋に発展する気配すらない時代だったのです。上司の佐々木係長に怒鳴られ、よく顔を合わせるが誰だか分からない老人(実は社長のスーさん)とのニアミス交流をしつつ、どのように釣りに、恋に目覚めるのでしょうか?そしてどんな永遠の平サラリーマンに成長するのでしょうか!?
湯神くんには友達がいない
友達なんかいらない。そう豪語する湯神くんの前に、親友を名乗る人物が現れました。さらに、他人に関心のない湯神くんを野球部の新キャプテンに推す動きもあり…ちひろちゃんに門田くん、藤沢さんにマネージャーの久住さん…渦巻く誤解の嵐で、騒ぎは大きくなるばかり…それでも湯神くんが目指すのは、充実した孤高の日々なのです!!
BLUE GIANT
たった独り川原で吹き続けてきた大。その前に、一人の男が現れる。「オレが、君にサックスを教える」―――「お前の音は、人を圧倒する」――――音楽を理論的に、急激に吸収し始めた大は、ジャズフェスティバルで賑わう街中で、楽器を取り出し、突如演奏を始める…
総務部総務課 山口六平太
社員が気持ちよく働くために決しておろそかにはできないトイレで、ある日謎の事件が発生した…大日社員の安楽のために、六平太捜査官が動く…!?(第2話『社内珍伝説』)寒い…暑い…快適は人それぞれ違うわけで、社員一人一人の要望に応えるのは難しい…こういうときこそ総務の出番!!六平太が出した解決方法とは…!?(第5話『快適と不快の間に』)