中国・唐の大中十二年――。日本に向かう一艘の船が難破した。乗りあわせていた日本僧・慧萼は携えていた一体の観音像の導きにより小さな島・普陀山に上陸する。そこで慧萼たちが見たものは…。文殊の霊場五台山。普賢の霊場峨眉山。地蔵の霊場九華山。観音の霊場普陀山。民衆の仏教信仰のエネルギーが息づく中国の四大霊場を舞台に、それぞれの山の信仰の起源や発展の歴史をオムニバスでつづる。
戦国末期から江戸初期という激動の時代を生きた沢庵宗彭。将軍家光に慕われ、たくあん漬けの創製者として知られている沢庵であるが名誉や名声を嫌い、幕府の権力に真っ向から立ち向かった禅僧であった。禅のあり方、幕府の宗教政策、そして時代に抵抗した沢庵。富や権力を嫌い純禅を求め、隠棲の生活を熱望しながらも名刹の住持として終生を送らなければならなかった沢庵の生涯がここに描かれる。
やさしい家族に囲まれ幸福な日々を送っていたすみ子はある日、ひとり息子の突然の死で悲しみのどん底につき落される。そんなすみ子に宏之の友人留美は「仏教講演会に行ってみませんか」と一枚の切符を渡す。講演会で聞いた観音さまの話に救いを見い出したすみ子は、しだいに明るさを取り戻してゆく。ある日、再びすみ子は留美のもとを訪れたがそこにはボランティアに励む留美のもう一つの悲しみがあった。
現代のどこかに、おとぎ話の登場人物の末裔たちが集まるという学園があったとしたら…。日本人なら誰もが知っている、おとぎキャラの末裔たちが所狭しと大騒ぎなギャグ4コマ!
コブシに宿った自由の意味をお前に教えてやるッ!!天領高校の教師、立花敬一は、暴力で学園を支配する工業科の頭、尾張勝信に病院送りにされた。「恩師倒れる!」の報を聞いた金田政宗は、同じ師を持つケイジ、ヒデアキらと共に、勝信打倒を目指す!硬骨漢・木村シュウジが描く、学ラン無頼!!堂々登場!!
鎖国状態にあったチベットに、敢えて潜入した日本人・河口慧海。彼の大冒険は日本仏教に貴重な遺産をもたらした。
サイクリング旅行中、巡礼の老人と接触事故を起こした博。孫娘の手術祈願の旅という老人のかわりを買って出る。
珍念は大のいたずら好きの小坊主。お供え物のボタもちを食べ、仏像の口にアンコを塗ってほとけさまのせいにするくらいは平気である。そんな珍念とともに、和尚はズッコケながらも寺の暮らしを続けている。村娘お松の自殺未遂、非道な借金取り事件などの出来事を経る中で、和尚は極楽浄土をつくられた阿弥陀仏の前世の話、「大無量寿経」にある法蔵菩薩の物語をせつせつと説き、阿弥陀仏とはなにかを明らかにする。
さまざまなポーズをした猫と背景や小道具を組み合わせて絵で表現した「猫漢字」に、その漢字についてのバックストーリー的なメッセージを添えた、猫好きにはたまらない独創的な漢字絵本。「春」には満開の桜の下におすまし顔の猫、「夏」には風鈴にすだれでクールな黒猫、「秋」は案山子と雀に戯れるイタズラ顔な猫、「冬」はミカンが置かれた座布団に丸くなってる日向ぼっこ猫など、とても可愛い猫漢字に癒される一冊です。
激動の鎌倉期、日蓮は長年の遊学の末、至高の教典『法華経』と出会う。民衆のため立ち上がる日蓮を数々の法難が襲う。
人生の“運命の選択”を前にした人間を、正しく導くのが天使のお仕事!ものぐさ天使クロマは些細なことで思い悩む人間たちを面倒臭いと感じていた。だが、与えられた使命を果たすうちに、彼はある事に気づき始める――。感動のヒューマン・ストーリー。
三度目の大学受験に失敗した翔平。敗北感に打ちのめされ、財布まで失う運の悪さ。おまけに見知らぬ女の子には殴られて――。そんな彼の前に突如として現れた弥勒菩薩。まともに信じない翔平ではあったが、菩薩の導きで、ほとけの世界を知る。衆生の悩み苦しみを共有して修行に励む菩薩の姿に、翔平は…。受験生と菩薩の不思議な一夜を描いて、五十六億七千万年後に衆生を救うために現れる弥勒菩薩の意味を考える。
『特例措置団体ステラ女学院高等科C3部(しーきゅーぶ)』の番外編4コマを1冊にまとめました~。本編とは違い、二頭身ヒロインたちの、ゆるすぎるサバゲー&日常満載です。『しーきゅーぶ』の別世界を、ちょっとのぞいてみませんか?
この夫婦、微笑ましすぎてなんかずるい!「歌ってみた」とは現在、ニコニコ動画で大人気のカテゴリの一つ。投稿者が自らの歌声を収めた動画を投稿する事をそう呼びます。本書は“歌い手”として動画サイトに「歌ってみた」動画を投稿することが趣味の旦那くんと、絵師である嫁ちゃん夫婦による実録コミックです。・再生数が全然伸びない・視聴者のコメントに一喜一憂・頑張って投稿したのに動画が荒らされた…・“歌い手”同士のカラオケは戦場!?等々「歌ってみた」動画を一度でも見たことがある人ならば、思わずニヤリとしてしまうようなネタが満載。動画投稿に情熱を燃やす旦那と、絵描きがお仕事の嫁による微笑ましすぎる日常の数々がコミック化!
慶應4年(1868年)、時代が江戸から明治にかわる時。新政府軍のやり方に反発した東北諸藩は「奥羽越列藩同盟」を結成、東北全土を巻き込む戊辰戦争へと発展した。二本松藩(現在の福島県二本松市)の人々は自分の信じた道のために戦い、13~17歳少年たちもまた、郷土のために命をかけて戦った――。大河ドラマ「八重の桜」にも登場した、二本松少年隊の知られざる姿を描く。
“自らを灯として生きよ。法を灯として生きよ”とことばを残し入滅されたおシャカさま。生前説かれたおシャカさまの教えを一つにまとめようと長老マカカショウは弟子たちを集め経典編纂会議を開く。一つ一つの教えを確認し、声たかだかに唱和する弟子たち。だが、この編纂会議はおシャカさまの真意に背くものであった。最古の経典といわれる阿含経の成立の背景をスリリングに解きあかす。
そういえばお寺ってなんだろう?いわれてみると、よくわからない。考え込んだ漫画家を隣の部屋に案内した原作者。奇妙なヒモを引っ張ると――なんとそこはおシャカさまの時代だった!? 時空を超える旅人となったふたりはインド、中国、日本と仏教の歴史をたどりながら、お寺の成り立ちや意味、その移り変わりを見ていく。日本の代表的なお寺三十五か寺も紹介。楽しんで読めるお寺のガイドブック!
縞澤暎子は大学のアニメーションクラブに所属する1年生。友人の小ヶ田胡町や先輩の佐川治博、瑠府頼、大和秀といった超個性的なメンバーに振り回され、学業そっちのけでオタク漬けの生活に引きずり込まれていく──。cloverが描く“健全”な(?)オタク女子の日常をご覧あれ。〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉
従来の仏教に懐疑の念を抱いた親鸞は、比叡山を下り、法然の門に身を投じた。が、やがて念仏弾圧の嵐が吹き荒れ、親鸞は越後へと流罪になった。以後、僧でもなければ俗でもないと「非僧非俗」を掲げ、親鸞は念仏者として独自の道を歩みはじめる。当時、破戒とされた妻帯を犯し、子をもうけ、生涯、大寺を建立することもなく、ただひたすら万人が救われる道を求めて激動の時代を念仏に生きた親鸞の生涯と信仰の軌跡を感動的に描く。
『アジアの大国』を頂点とした“国際連合”に支配された近未来で、日本は独立戦争の只中にあった。日本独立軍で戦う蓮見透矢は、ある日戦場で不思議な“声”を聞く。それが、透矢とマリアの出会いだった。復讐に囚われた少年と、兵器に繋がれた少女は己の運命にどう立ち向かうのか――。〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉
競輪選手を目指す藍河岳は下宿先の大家のこよみにゾッコン!でも下宿人は美女だらけでもう大変!?甘~い誘惑がいっぱい☆果たして夢は叶えられるのか!?
九十九一家は、父(草食系)母(間食系)息子(雑食系)の三人暮らし!元気いっぱいの毎日を、あなたももっとのぞいてみませんか?四季折々の笑顔をお届け☆胡桃ちのの初の新聞連載ついに単行本化♪
おシャカさま入滅後数百年の後、仏教は出家者中心のものとなってしまった。その一方で、ストゥーパに集う民衆たちによって仏像がつくられ、姿、形のあるおシャカさまを拝むようになった。また、凡夫も菩薩であるという菩薩思想が生まれ、民衆の仏教である大乗仏教が成立する。しかし、その教えもやがて学問化され民衆には遠い存在となっていく。救われる道を求めて民衆はみずからの力で新しい仏教を模索していく。
数十年前、地上に小天体が衝突。「クランチ」と呼ばれたそれは圧倒的な力と生命力で人類を蹂躙した。人類はあらゆる力を用いて「クランチ」を撃破したが、実に4分の3に及ぶ人間を失い、地表の半分を砂漠にした……復興の目処は立たず、国家は破綻。人類は衰退を続けた。それから数十年後、地球は新たな「星」の侵入を許すことになる……YKに連載した進化系本格SFバトルアクション巨編が堂々コミックスになって、天空から今、降りて来るッッ!!
荒廃した未来の世界に救世主として呼び込まれた学生・哀河激(あいかわ・ゲキ)の活躍を描いたSFアクション。テレビ番組を見るために帰り道を急いでいた学生・哀河激は、突然光に包まれて西暦2031年の東京に降り立つ。そして謎の少女・マリアによって世界を救う救世主として呼び込まれた激は、敵の装甲兵に襲撃されたため、新型のB・A(ボール・アーマー)を装着して戦うことになり……!?
ここは人間と動物が共に学ぶ、私立森女子高――。決してサファリパークじゃございません!!毎日がサバイバル…!?ジャングルチックな夢の学園!!驚愕…いや共学!!待望の動物ギャグ4コマ第2弾!!
お笑いタレントとアイドルグループを合わせた新人芸人トリオ「ごるもあ」。ねこ・やぎ・ひつじのハッピーでカオスなハイブリッドギャグが今回も炸裂!?さらに波真本社長やライバル芸人も登場し、3人のゆるふわ&ハードな芸人ライフが芸能界にぷにっと咲く☆
田中さん、今日も私を美味しく食べてけろ。田中さんちの食卓は、毎日大騒ぎ…!?噂のごはん擬人化4コマ第2弾!!
サウジアラビアに赴任した生真面目な商社マン遠井は、あるとき、憤りを感じてしまう。イスラム教徒の仕事仲間ハッサンが、約束の時間に遅れても平気な顔をしているのだ。「イン・シャー・アッラー(神の御心ならば)」と言えば、なにごともゆるされるのか?ぼくらの常識とはちがう!遠井は納得がいかない。一時帰国した遠井。友人の職場で比較宗教の勉強会が開かれることを知り、参加するのであった…。
“クスッ”が気持ちいい♪会社員4コマのNEWスタンダード!!
奈良、長岡、平安と都が変転する時代にひとりの傑物が躍り出た。その名は空海。官吏への道を捨てた学生時代、謎の山岳修行時代、渡唐、そして密教の恩師・恵果との劇的な出会い、帰国、最澄との交流と訣別、高野山の開創…。以後一千二百年の日本仏教の歴史を展開させた原動力=密教とは何か。密教の大成者にして、土木技術者、書の天才――。日本のレオナルド・ダ・ビンチといわれるマルチ人間・空海が走り抜けた怒涛の生涯を追う。
一癖も二癖もある受刑者に対し、今日も新人刑務官・桜平八郎が真っ向から立ち向かう!!
オトウフによるゆるふわ系アマガミ4コマ「アマガミサマ」。『アマガミ-VariousArtists-』、『マジキュー4コマアマガミ』シリーズで「アマガミサマ」に未収録だった作品をはじめ、80Pを超える描き下ろし新作を収録!!!アマガミスト必読の“超完全版アマガミサマ”完成です!〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉
人気ブログ「花福日記」は、実在のお花屋さんが描く、可愛くて面白い4コマ漫画。ブログのマンガが人気になる先駆けのような存在です。でも、実はこの「花福日記」が人気だったのは、漫画の内容が面白いこともひとつですが、花福ご夫妻が飼っていた猫、「直角」の存在が大きいのです。その直角が2010年暮れに他界しました。ブログには200を越えるコメントや、くるねこさんの描き下ろし漫画などで追悼され、直角がとてもたくさんの方に愛されていたことがわかりました。今回は、4コマではなく、純粋にマンガで、直角と花福夫妻の出会いから別れまでの日々を綴って行きます。大切なペットが「老いる」。それは誰もが避けられない事実。別れは誰にでもやってきます。時には介護が必要な時もある。この漫画は、直角との物語であるとともに、ペットを飼うたくさんの人にとっての物語なのです。
大人気恋愛シミュレーション「アマガミ」の日常系コメディ『アマガミわっ!』の主役はなんと桜井梨穂子・夕月琉璃子・飛羽愛歌の茶道部三人娘!?絢辻詞や森島はるかといったヒロインたちや本編主人公の橘純一、そして美也などおなじみのキャラクターも随所に登場し作品を盛り上げながら、「アマガミ」の世界を新たな視点で描きます。〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉
世界でただ一人、11クッションを撞ける世界チャンピオン・ニッキー・シーゲルからの勝負を受けた影山洋介(かげやま・ようすけ)。その後、三年前に影山と勝負した事を語りながら球を撞くシーゲルは、凄いパワーショットにバンクショット、極めつけに11ショットを見せつける。そしてシーゲルは、影山を表の舞台に立たせると宣言して……!?影山の生き様に熱くなる完結巻。
依頼人の意中の人を調査、引き合わせる如月一目惚探偵社。所員は如月剣と大道鉄の二人だけ。軽薄でスケコマシ、頭脳派の剣と、実直な元特殊部隊、体育会系の鉄、タイプの違う二人が、様々な事件を解決する。小さな男の子からの依頼、相手は世界的女子テニスプレーヤーの美部美樹子!!二人はラブ&パワーのダブルスも最終回!!他に他人のために何かしたいグズでノロマなタツオ「笑えタツオ」、全国を旅して回る三人きりの宿なし一座「旅一座闇ねずみ」、事実をもとにして脚色を加えたドキュメンタリー、パンクラスの「ハイブリッド懸X極闘の箱舟」も同時収録。
ほのぼのとしたタッチで、昭和30年代の東京下町を描写した『三丁目の夕日』の実写映画版公開記念!映画の原案になった12編を収録した本巻では、「三丁目」の中心人物・鈴木オートの一家や、しがない小説家・茶川竜之介を中心に、心温まる物語が次々と展開。観る前でも、観た後に読んでも楽しい一冊をぜひ!!
水止舞で雨よ止め!/天狗の下駄で夜歩く/火渡りetc.やっちゃいました。今度は野性を求めている。カラスヤサトシ、日々精進!
はるかむかし、常不軽菩薩という名の菩薩がいた。彼は2百万億年の数倍もの寿命の中で法華経を説き続け、無数の人々を皆さとりの道へと導いた。長い寿命が尽きた後も、常不軽菩薩は何度も違うほとけに生まれ変わって法華経を説き続け、このうえないさとりを得、ほとけになったのである。常不軽菩薩は世尊の前世の姿だったのだ。法華経は菩薩たちをさとりに導く尊い経である。菩薩たちは常に法華経を学び伝えよと世尊は唱える。