あらすじ蓮華寺事件がまだ解決の糸口も見えていない頃、北海道小樽である事件が突発した。些細な事件は思いがけず大きくなり、日蓮正宗と日蓮宗身延系との間で、法論が執り行われることになった。小樽では法論における誓約書が交わされたというが、東京の本部では、一向にその状況を把握することができない。そこで、ふたりの青年部員が斥候として現地へと飛んだ。