あらすじ戸田はさまざまな人たちの難問という難問に相対し、親身に体当たりして解決に導いていった。そして、全国に散らばった地方派遣隊もまた、多くのドラマを生み出していた。函館には、船を沈め乗組員全員を死なせてしまった大杉という船長がいた。それ以来、彼はあらゆる宗教を徹底して行ったが、その結果不幸のどん底にあった。宗教不信の彼が、「化けの皮をひんむいてやろう」と講演会にやって来たが……。