あらすじ「ミサキ」よりも容赦ない狂気をはらんだように見える「みさき」の存在。そんな彼女の記憶の時系列が破滅的に崩壊していることに気づくべへりん。一方、セブンス・ヴィクティムアートに付随する凶悪事件が起こり始める……。そして更なる狂気の渦が、ミサキを襲う――。サイコ&マッドネスコミック、第6巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。