あらすじとある黒いノートの中に記された文字『しんりテスト』。クラスメートの淀川と一緒に試すうちに最も頼りにしている人が、悪魔のべへりんだと気づかされる。しかし、自身の姉を殺したかもしれない容疑者を信頼しきってしまうわけにはいかず……。プライベートを侵食されている状況に耐えられず、ついに禁断の問いを口にする――。セブンスとニードル、二人の父を巡る対決も決着へ!サイコ&マッドネスコミック、最新第10巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。