あらすじ姉の死の理由が、613、未道未先と一本の糸でつながっているところまで辿り着いた、ミサキ。そんなとき、彼女の前に未道未先への「導き手」と語る男が現れる。その教団へ入信するための問い、「人の死」の存在しなくなった世界は何が起こるのか。という「テスト」に対し、ミサキが出した答えとは――!? サイコ&マッドネスコミック、第8巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。