あらすじ七尾ミサキは、最愛の姉がなぜ自ら死を選んだのかそして二年前の六月十三日に、何があったのか狂気に満ちた街で真実を探ろうとする――。それを解明するために、悪魔・べへりんの魔力に頼るのだがつまりそれは、自ら悪夢へ更に足を踏み入れることを意味するのであった……。サイコ&マッドネスコミック、やまない狂気の領域へ陥る第4巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。